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光待つ場所へ の商品レビュー

3.8

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2012/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。 冷たい校舎の時は止まる・スロウハイツの神様・名前探しの放課後の登場人物たちの物語。 チハラトーコのことは好きじゃなかったけど、これを読んでちょっと見直しました。 辻村深月さんの著書の世界はは少しずつリンクしていて、にやりとさせてくれます。もちろん各物語単体でも楽しめますが。 辻村さんの成熟(?)とともに作品の主人公の年齢もだんだん上がっていってるのも自分の感じているものを書いているという感じを持ちます。 しかし、やはり辻村さんが書く伏線を敷きまくる長編の方が好きですね。

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2012/11/14

以前に単行本は図書館で借りて読んで、今回新書版になったので購入しました。 新書版になるにあたって、書き下ろしが入ったのも嬉しい。 この短編集は、図書館で借りた時からお気に入りで、早く新書か文庫にならないかと思っていました。 どの話も大好きです。 トーコもあやめも好きなキャラだし、...

以前に単行本は図書館で借りて読んで、今回新書版になったので購入しました。 新書版になるにあたって、書き下ろしが入ったのも嬉しい。 この短編集は、図書館で借りた時からお気に入りで、早く新書か文庫にならないかと思っていました。 どの話も大好きです。 トーコもあやめも好きなキャラだし、学生時代に歌ったことのあった樹氷の街が題材に出てくるのも嬉しかったです。 しかし昭彦のことが思い出せず、「冷たい校舎~」を読み返す羽目に…(苦笑)。 漫画版が書店にあったので、そちらを読んで思いだしました。

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2012/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノベルスのみ収録されている「アスファルト」を読みたくて。 いい話だったなぁ。 いろいろ海外一人旅してきた身としては、一人になりたい夜に似ているって感覚、思い出して思わずしみじみしてしまった。 あ~そんな感じだったかも。 でも、人が好きなんだよね。 「ベルリン 天使の詩」はもう見たのが昔過ぎてあんまり覚えてないけど 好きだった気がする。

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2012/11/09

他作品のスピンオフ短編集。チハラトーコの物語は電車の中でひさしぶりに本気で泣きそうになって困った。あと感情に伴う身体感覚の描写がすばらしい。こういう感覚を的確に言語化できる才能には嫉妬しちゃう

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2012/11/25

今までの話のスピンオフ。 最初の話は天才が本当の天才に遭う話。 なんというか、才能を持つ勘違い野郎って友達には欲しくないよねと。 そして譲歩の意味が通じないのは、進学校としてどうなんやろうと。 2番目の藤本くんは誰?と。 誰かわかることを前提にした作品だと思うので、不完全燃焼...

今までの話のスピンオフ。 最初の話は天才が本当の天才に遭う話。 なんというか、才能を持つ勘違い野郎って友達には欲しくないよねと。 そして譲歩の意味が通じないのは、進学校としてどうなんやろうと。 2番目の藤本くんは誰?と。 誰かわかることを前提にした作品だと思うので、不完全燃焼。 チヨダトーコの話は結構好きだ。 嘘をつく彼女。 彼女には必要だから。彼女の周りに必要だから。 いつか澄まし顔の自身を見せなければいけない。

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2012/10/29

過去の辻村作品を読んでいれば、この作品は倍楽しめます。そうじゃなかったら感情移入できない作品が多いかも。そう考えると初期の作品の方が自分は好みなのかもとも思いました。

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2012/10/18

辻村スピンオフ四部作。 『しあわせのこみち』と『樹氷の街』がよかった。 松永郁也君に鳥肌、涙。 ボクは君のことがますます好きになった。 是非また会いたいなぁ。

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2012/10/17

待ちに待った辻村作品。 普通の作品化と思いきや、過去の作品の 登場人物は出るわ出るわ繋がるわ。 辻村作品好きとしてはとても楽しめました。 辻村作品らしい、何か伝わる作品ではあったものの 過去の作品のファンが読んで楽しいと言う印象の強い作品。

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2012/10/11

辻村さんの書く人物達をみていると、いつもどうしようもなく苦しくなる。 苦しくて逃げたくなるような暗い世界に閉じ込められる。 でも、その世界はすごく静かで自分だけしかいない心地好い世界。 ずっとその世界にいたくてたまらないのに、その世界から見える光がどうしようもなく輝いていて、いつ...

辻村さんの書く人物達をみていると、いつもどうしようもなく苦しくなる。 苦しくて逃げたくなるような暗い世界に閉じ込められる。 でも、その世界はすごく静かで自分だけしかいない心地好い世界。 ずっとその世界にいたくてたまらないのに、その世界から見える光がどうしようもなく輝いていて、いつの間にかそこから一歩ずつ歩き出している自分がいる。 本を閉じた後のすがすがしさがどうしようもなく好き。

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2012/10/08

「光待つ場所へ」というタイトルの中編集、3編を収めたものだが、表題の作品はその中にはない。「スロウハイツの神様」のような微妙に心揺れつつ、そのこころの向け先が見つかるといったモチーフのお話。最終的には救いのある物語で、癒し系になるのかな。

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