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天地明察(下) の商品レビュー

4.2

619件のお客様レビュー

  1. 5つ

    249

  2. 4つ

    208

  3. 3つ

    92

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2023/05/01

今、本屋さんを覗くとこれが山積みされてるね。 9月から映画が始まるから、その宣伝かな。 あー、角川か。映画も角川なんだろな。 で、読了したけど映画は見なくていいなぁ。 日本の暦を作るための23年間を綴っているが、これを2時間程度の物語に押し込めるのは無理があると思うな。 特に下...

今、本屋さんを覗くとこれが山積みされてるね。 9月から映画が始まるから、その宣伝かな。 あー、角川か。映画も角川なんだろな。 で、読了したけど映画は見なくていいなぁ。 日本の暦を作るための23年間を綴っているが、これを2時間程度の物語に押し込めるのは無理があると思うな。 特に下巻は渋川春海の伝記のようでストーリーが淡々と進み、あまりドラマチックな展開はない。 そもそも宣明暦とか授時暦とかよくわからん。 日食って数年に何回もあるものなの? それを予想するのに数学が使われるのは(なんとなく)わかるけど、それが外れたからといって何なんだ? まあ、江戸中期、幕府、朝廷、暦の存在・・・そんな物語があったんだぁ・・・なんて知識として得ることはできたので良しとするか。 冲方丁(うぶかた とう)、他の作品はどうなんでしょ? あまり興味は持ちませんでした。

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2023/05/01

養老孟司か文庫版の解説やってるのね。ええ話やったなあ。数学ができる人ってほんとにセンスあるんよねえ、才能を活かした仕事ができる人ってええよねえ。

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2023/04/29

暦をどのようにして作るのか、月食や日食をどう算出するのかまったく知らない。ただ、若い頃に職務の上で六分儀による天測で相当絞られた経験がある。(^_^;) しかし、当時をしても星の位置から自身の位置を割り出すには、天測計算表を用いてもある程度の時間を要する。それらを江戸時代の測定儀...

暦をどのようにして作るのか、月食や日食をどう算出するのかまったく知らない。ただ、若い頃に職務の上で六分儀による天測で相当絞られた経験がある。(^_^;) しかし、当時をしても星の位置から自身の位置を割り出すには、天測計算表を用いてもある程度の時間を要する。それらを江戸時代の測定儀によりなし得たというのは、どれだけの時間と苦労を要したことか想像に難くない。 昔の人の一途な探究心に感服させられる物語だった。

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2023/04/18

いよいよ本題の改暦に挑む事になり、盛り上がってきたところ、不幸の連続でどん底まで落ちる しかし、まさかのえんさんとの再会が契機となり、 改暦に再挑戦して関さんもようやく登場し、話は結末へと向かう 色んな苦労をした春海の成長ぶりがすごいと思った

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2023/03/14

10年くらい前、時代小説に慣れない自分でも、見慣れない単語や漢字がたくさんあっても、そんなこと関係なく夢中で読みました。渋川春海と彼の人生に関わる登場人物たちが本当に魅力的。

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2023/02/05

2023-1 江戸時代の改暦事業を担う、渋川春海が主人公の小説。 歴史に疎くてもすらすら読めた。 爽やかな読後感。1つの専門を突き詰めることの素晴らしさ。

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2023/02/03

本屋大賞とってるし、ブクログの評価も高い!! けど、私には、ハマらなかったー( ノД`)… なぜ…? 数学苦手だからかなー笑 春海が暦を改めるために頑張る。 授時暦を新しい日本の暦にしようとするが、 最後の最後で読みが外れる。 授時暦も日本には通用しない!? そこで、今までの考...

本屋大賞とってるし、ブクログの評価も高い!! けど、私には、ハマらなかったー( ノД`)… なぜ…? 数学苦手だからかなー笑 春海が暦を改めるために頑張る。 授時暦を新しい日本の暦にしようとするが、 最後の最後で読みが外れる。 授時暦も日本には通用しない!? そこで、今までの考えを捨てて 新しく大和暦を作成する。 さぁ、大和暦は朝廷や幕府に認められるのか!? えんちゃんと結ばれたー!! 嬉しかったー!! 関さんにも出会えたー!! (めっちゃ怒られるけどー笑) 間違えても、それで終わるのではなく、 次に繋げていく春海はスゴいと思ったよー。 そして、この江戸時代って改めてスゴい時代ね。 戦乱から泰平にむかってどう生きていくか、 それを感じたよー。

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2023/01/15

めちゃくちゃ面白かった。何かを何し遂げることの素晴らしさと、それを支えてくれる人がいることのありがたさを感じた。良いものを読んだ。

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2023/01/03

今年の初日の出を皆さん拝んだでしょうか?太平洋地域はなんとか拝むことができたようです。ところで、どうして拝むのでしょうか? 別にイスラムのように、毎日数度神さんに向かってお祈りする人はいないのですが、時々日本人の頭ん中に具体的に太陽神が浮かぶようです。日本人でここまでみんなして...

今年の初日の出を皆さん拝んだでしょうか?太平洋地域はなんとか拝むことができたようです。ところで、どうして拝むのでしょうか? 別にイスラムのように、毎日数度神さんに向かってお祈りする人はいないのですが、時々日本人の頭ん中に具体的に太陽神が浮かぶようです。日本人でここまでみんなして具体的な神様を拝むのは、太陽神(天照大神)ぐらいなものかもしれません。暦が初日の出時刻を教えてくれるとすれば、やはり「権威」を持ちますよね。 ところで、北海道から沖縄まで、日の出時刻は30分近い誤差があります。尚且つ、(本書で初めて気がついたのであるが)「秋分から春分までおよそ179日弱なのに、春分から秋分までは、およそ186日余である」のだそう。これは単に緯度経度だけからはわからない。地球が太陽の周りを円で回っていると考えると、決してそうはならない。 渋川春海は「算術」を駆使して導き出す。「地球は楕円に回っている」。おお凄い!もはや理系オンチの私には未知の世界です(この辺り映画では省略されました)。 下巻は理系でつかんだ暦の「理(ことわり)」を、権謀術数に優れる京都公方の人たちに如何に認めさせたか「社会への術」が、クライマックスになります。そこで、一回は敗れた「囲碁侍」の春海の面目躍如たる活躍があります。 (上手いな) 春海はそれこそ率直に感心した。相手の布石を切ることは碁の基本である。(第六章「天地明察」より) 路上での公開討論、世論形成、土御門家への朱印状、関白の確約、販売網の掌握。一旦負けたと見せかけての怒涛の布石返し。まるで藤井五冠が渡辺棋王へ奇跡的な「王手返し」したようなものである(と、正月番組を見ながら思いました)。 この辺りは、映画では省略された。映像的に難しいから。小説家冲方丁の勝利である。そうやって、渋川春海の日本独特の暦つくりは完成する。 新分野を描くという試みは、やはり成功すれば強いですね。今迄誰も描かなかった算術と天文分野の出来事を、生き生きと明るく描いたということで、納得の本屋大賞でした。

Posted byブクログ

2022/11/29

大きな失敗をしてダメだと思っても、何度でもトライすれば良い。但し、トライする時には同じ思いを持つ仲間が必要。

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