天地明察(下) の商品レビュー
ここで冒頭のシーンが出てくるのか。 面白かった!建部さん&伊藤さんの念願のものが出来たときのシーンがぐっときた。また上巻から読み直したい。
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ついにまみえる関、長い長い時をかけてついに手が届いた天、そこから淡々と進む晩年のイベント、最後に同じ日に没する二人。なにもかもが計算されつくした物語に、ただ天晴れ、と。意味は違うが作品そのものに「明察!」と思った。 これまでのマイベスト「永遠のゼロ」を凌駕した、素晴らしい作品だっ...
ついにまみえる関、長い長い時をかけてついに手が届いた天、そこから淡々と進む晩年のイベント、最後に同じ日に没する二人。なにもかもが計算されつくした物語に、ただ天晴れ、と。意味は違うが作品そのものに「明察!」と思った。 これまでのマイベスト「永遠のゼロ」を凌駕した、素晴らしい作品だった。
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上巻と違って、物語が急ピッチで進む。 でも、やはりきちんとした歴史小説。いろんな人たちの努力や思惑が交錯して、一大事業が完結する。 感動するポイントも多く、本屋大賞も納得。
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するりと読めて、でも途方もないお話でした。 文字通り、頭の中に宇宙が入ってる。それを読み手のこちらが理解できるように書かれている、それもまた素晴らしい。 江戸の町民文化を支える屋台骨は幕府であり、日本は朝廷と幕府のダブルスによって文化を育んだのだなあと再認識。 やー面白かった。
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下巻も面白かった。 いつまでも若者のような気がしてた春海さんがいつの間にか40過ぎててびっくり。 年を取ったことを感じさせなかったのは、いつまでも若い頃の情熱があったからかな。 えんさんと一緒になれて、ちょっとほっとした。 道策さんは、少し不憫だったかも…。
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予想以上に凄かった。個人の才覚と成し遂げることのあまりの大きさに、江戸時代って凄いな、と。そのスケール感と対比して、登場人物たちの器の大きさと無私の人格も凄い。自己実現がそのまま世直し、世造りに直結していたスケール感は、想像を絶する。そんな中において主人公の繊細さ、細やかさがとて...
予想以上に凄かった。個人の才覚と成し遂げることのあまりの大きさに、江戸時代って凄いな、と。そのスケール感と対比して、登場人物たちの器の大きさと無私の人格も凄い。自己実現がそのまま世直し、世造りに直結していたスケール感は、想像を絶する。そんな中において主人公の繊細さ、細やかさがとても好きだ。最後のシーン、幸せすぎてちょっと泣きそうになった。
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文章の中の春海が年を重ねたとは思えなくて、でもそれが改暦に打ち込む春海の若々しさにつながっているようにも思える。 途中まで話がどこへ転がっていくのか全く見えなくて、成功するかと思いきや失敗を、挫折を繰り返す。 一筋縄では行かない人生を強く強く生きていく。 どんどんと算術に、天文に、暦術にと嵌っていく春海。 それにつれてこちらもどんどんのめり込む。 打ち込む人の清々しさがひたすら快かった。
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算術とか天文学とか全然わからないけどおもしろかった! それぞれのキャラクター掘り下げて知りたくなった。 スピンオフ的な話をこっそり書いてくれたりしないかなぁw こういうの読むと日本史を勉強したくなるねぇ! 感情移入しすぎていろんな人との出会いとか別れとかちょいちょい泣きそうになっ...
算術とか天文学とか全然わからないけどおもしろかった! それぞれのキャラクター掘り下げて知りたくなった。 スピンオフ的な話をこっそり書いてくれたりしないかなぁw こういうの読むと日本史を勉強したくなるねぇ! 感情移入しすぎていろんな人との出会いとか別れとかちょいちょい泣きそうになったw 読んでよかった。
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時代小説という感じではないけど、面白かった。生涯かけて取り組める、夢中になれる課題があるって大変だろうけど、羨ましいな。数学ってやっぱり楽しいし、宇宙って今でも謎だらけでワクワクさせてくれる。だけど、渋川晴海にとっての歴が、私にとっての数学や宇宙の謎かというと、いまいちピンとこな...
時代小説という感じではないけど、面白かった。生涯かけて取り組める、夢中になれる課題があるって大変だろうけど、羨ましいな。数学ってやっぱり楽しいし、宇宙って今でも謎だらけでワクワクさせてくれる。だけど、渋川晴海にとっての歴が、私にとっての数学や宇宙の謎かというと、いまいちピンとこない。
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