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天地明察(下) 角川文庫
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天地明察(下) 角川文庫

冲方丁(著者)

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天地明察(下) 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/05/18
JAN 9784041002926

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商品レビュー

4.2

662件のお客様レビュー

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2026/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「たとえ君主が人品愚劣であっても、武力でこれを誅し、自ら君主に成り代わろうとしてはいけない。」これは朱子学の考え方の一つである。 そもそも、授時暦が間違っているという発想をすること自体、とても難しいことだと思う。多くの天才たちが集まり、長い年月をかけて作り上げたものに対して、「本当にこれが正しいのか」と疑うことができるのも、一つの才能なのだと思う。そして、間違いに気づくだけではなく、それを超えるものを自ら作り上げることもまた凄いことだ。 歴史を動かし、後世に名を残す人たちは、当たり前とされているものを疑い、それを実現するために最後までやり遂げる力を持っているのだと思う。しかし、それは決して一人だけで成し遂げられるものではなく、周囲の人たちの協力があってこそ実現できる。そして、その協力を得るためには、人柄も非常に重要なのだと感じた。それは、渋川春海が誰に対しても低姿勢で接する姿からもよく分かる。 若い頃の春海は、決して精神的に安定しているとは言い難く、予想外のことが起こるたびに狼狽えていた。しかし、大和暦を上奏する頃には、大名の器を見極めたり、入念な根回しをしたりすることで、落ち着いて物事に対処できるようになっている。その姿からは、春海が暦を作ることだけでなく、人としても成長していったことが感じられた。 最後に、春海と関孝和が一緒に江戸城の城内を見る場面がある。もしこれが、宣明暦に挑み始めたもっと早い段階であったなら、二人はさらに多くの人に、革命的ともいえる新しい世の中を見せることができたのではないかと思ってしまう。 しかし、それも含めて人生なのだと思う。何かを成し遂げるには、それぞれの人にそれぞれの時期があり、すべてが思い通りに進むわけではない。それでも、周囲の人々との出会いや協力を得ながら、自分の信じるものを追い続けた春海の姿が、この作品を通して強く印象に残った。

Posted by ブクログ

2026/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実話だと思えない。本当に感動した。貞享歴自体はなんとなく聞いたことはあったが、内情がこうなっていたとは一つも知らなかった。歴史に詳しくないからこそ、すべての情報が新鮮で真新しかった。読んでいて本当に面白かったし、ページを捲る手が止まらなかった。これを気に日本史を学びなおそうと思うくらい、電撃が走るような小説だった。また記憶をなくして読みたい。

Posted by ブクログ

2026/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み進めていくうちに、タイトル「天地明察」の 意味が分かる。 その時代における武士の役割とか家柄問題とか、そういうしがらみに囚われながら、飽きない何かに出会える人って、本当に、この時代においては、とても幸せなことだったんだろうなと。 みんな、渋川春海に想いを遺していくのが、苦しかった。

Posted by ブクログ

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