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天地明察(下) 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2012/05/18 |
| JAN | 9784041002926 |

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天地明察(下)
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天地明察(下)
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商品レビュー
4.2
644件のお客様レビュー
何度壁にぶち当たっても、それでも立ち向かう姿勢。算術に天文学だけでなく、時宜を見計らい物事を進めるなど、春海の成長と円熟みが感じられる。 なし得たいことを前にして、人生はあまりにも短過ぎる。
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控えめな性格の主人公が、知識と才能にみいだされて、暦の事業に抜擢されて、周りの人々を巻き込んでいく展開。 普段、当たり前のように使っているカレンダー。歴史を辿ると、人々の苦労や、影響力、決定されるまでの道のりなど、改めて考えれば、その通りだよなぁとこの小説に気付かされます。 歴史...
控えめな性格の主人公が、知識と才能にみいだされて、暦の事業に抜擢されて、周りの人々を巻き込んでいく展開。 普段、当たり前のように使っているカレンダー。歴史を辿ると、人々の苦労や、影響力、決定されるまでの道のりなど、改めて考えれば、その通りだよなぁとこの小説に気付かされます。 歴史内容的にいい本ですが、感動や驚き等が少ないと感じたので⭐︎4つ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
春海一行が北極出地から帰京した頃、算学の竜関孝和は新しい稿本を著していた。読んで春海は背筋を興奮が這い上がるのを覚える。未知の数字に何かしらの文字を当てはめて計算する代数を用いた算術が記されていたのだ。代数x(エックス)の出現だ! 北極出地から数年のち、伊藤も病没。数年後春海の暦の計算を陰ながら支える関の下に、二人の弟子が入る。二人はあの建部昌明の甥だった。春海は「精進せよ、精進せよ」と笑う建部と伊藤の声を再び聞く思いがした。 『天地明察』が「暦を作った人の話」と思っていたので、何で算額絵馬のくだり、関孝和との出会いが冒頭に来るんだろうと思っていたが、読了すると本当にお上から「改暦の儀」の勅令をいただき春海の暦が世間に行きわたるのは本当に作品の終盤、ほんのちょっとだけ。その到達点に至るまでに数々の布石があり、出会いがあり、学びがあった。最も彼をゆり動かした出会いが関孝和との出会いだったのだ。彼が偉業を成し遂げるには碁打ちであったことも必然だったのだなあ。 本作は合戦もなければアクションもない、時代劇に欠かせない「武」が全く出てこない作品だ。それなのに面白いのは、改暦は、現代ではあまり知られていない、だけど確かに居た傑物たちのおかげなんだという人間ドラマになっているからだろう。改暦の中心人物、会津藩の保科正之は「島原の乱」を契機に「社倉(しゃそう)」という現代の年金制度に通じる概念にたどり着く。一揆が起こる原因は凶作、凶作が避けられないなら公的な蓄えを持ち、飢饉時にはそこから弱者に分け与える。あの雪国でありながら「会津に飢人(きにん)なし」と言われる藩政をもたらした。
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