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天地明察(下) の商品レビュー

4.2

611件のお客様レビュー

  1. 5つ

    245

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  3. 3つ

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2024/04/01

読了。 最近Youtubeで科学者、数学者、エンジニアなど、真理の追求や科学を駆使したおもしろ楽しいテクノロジの話をよく見ている。人類の好奇心という欲求は、ものすごく強力で止めようがないものなのだなと、改めて思う。  苦しく辛いこともあるだろう、人との出会い、わかれもあるだろう、...

読了。 最近Youtubeで科学者、数学者、エンジニアなど、真理の追求や科学を駆使したおもしろ楽しいテクノロジの話をよく見ている。人類の好奇心という欲求は、ものすごく強力で止めようがないものなのだなと、改めて思う。  苦しく辛いこともあるだろう、人との出会い、わかれもあるだろう、最愛の人を失うこともあるだろう。それでも、知りたい、真理に近づきたいという思いの力は、むしろ気張っていうことことでもなく、当たり前の欲求なのだ。  人生で一番大事なことはなんですか?と山本太郎風に自問してみる。それは好奇心です!!間違いない!!士気凛然、勇気百倍、すごく面白かった。久々の星4つ。

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2024/03/31

さすが本屋大賞の一言に尽きる。 囲碁打ちの渋川春海は徳川将軍の名を受け、新しい暦を作るべく奔走する! どこかナヨっとした晴海の人間臭さに惹かれ、謎の天才算術家、関孝和との算術問題を通したやり取りからも目が離せない。 江戸時代にここまで天文学や測量の技術が栄えていたのかということは...

さすが本屋大賞の一言に尽きる。 囲碁打ちの渋川春海は徳川将軍の名を受け、新しい暦を作るべく奔走する! どこかナヨっとした晴海の人間臭さに惹かれ、謎の天才算術家、関孝和との算術問題を通したやり取りからも目が離せない。 江戸時代にここまで天文学や測量の技術が栄えていたのかということは非常に勉強になる。また、技術者魂に何度も心揺さぶられた。

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2024/03/26

時代小説は殆ど読まないのですが、しばらく前に「12人の〜」を読んで冲方丁さんの文体が好きになり、読んでみました。 いやー、面白いですね。 歴史が大の苦手で詳しくないため、登場する歴史上の偉人たちがどのようなことを成し遂げて来たのかが気になって、いろいろネットで調べながら読み進めま...

時代小説は殆ど読まないのですが、しばらく前に「12人の〜」を読んで冲方丁さんの文体が好きになり、読んでみました。 いやー、面白いですね。 歴史が大の苦手で詳しくないため、登場する歴史上の偉人たちがどのようなことを成し遂げて来たのかが気になって、いろいろネットで調べながら読み進めました。久々に勉強した感じ…。

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2024/03/14

 買ってから数年間、本棚にありました。読み始めたら止まりませんでした。上下巻あわせて、数日で読み終わりました。  日本史で名前を聞いたことのある、政治家・文化人が多数出てきます。それらの人が、主人公に関係しています。へぇー、この人とこの人は、こういう場面で付き合っていたのかと驚き...

 買ってから数年間、本棚にありました。読み始めたら止まりませんでした。上下巻あわせて、数日で読み終わりました。  日本史で名前を聞いたことのある、政治家・文化人が多数出てきます。それらの人が、主人公に関係しています。へぇー、この人とこの人は、こういう場面で付き合っていたのかと驚きます。 文庫の下巻の養老孟司さんによる解説も、とてもよかったです。

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2024/02/25

碁打ちが色々あって改暦をする。キャラクターが分かりやすく読みやすい。 上巻の最後の問題って解けない気がしますが。。

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2024/02/07

最初、これは一体何の話だろうと読み進めたら、壮大なストーリーと登場人物の素敵な人柄に惹かれ、最後まで一気読みとなりました。

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2024/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもろしかった! 10年以上前に読んだ際は時代物特有の言い回し等が難しく途中でやめてしまったがリベンジで再読 たまに言葉を調べつつの前半だったが読み進めるにつれ話にのめり込みノンストップで読み切れた。 4章前半の保科正之の「安井算哲よ、天を相手に、真剣勝負を見せてもらう」のセリフが震えるほどかっこよかった。 終盤は少し展開が早く後ろを巻かれてしまった感が少しあったがそれでも最後の1行まで満足感がありとても良かった。晴海の人生をかけた勝負、かっこよかった。

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2024/01/11

図書館にて。 良い! 何度も失敗して挫折して、また立ち上がる主人公がめちゃくちゃ素敵だ。 (笑顔で辛抱強く支える献身的な妻、という描き方は好きでないけど)春海を支える周りのメンバーも素敵だ。 関孝和との初めての面会シーンも好き。 どこまで事実かは分からないけど、こういう人たちが確...

図書館にて。 良い! 何度も失敗して挫折して、また立ち上がる主人公がめちゃくちゃ素敵だ。 (笑顔で辛抱強く支える献身的な妻、という描き方は好きでないけど)春海を支える周りのメンバーも素敵だ。 関孝和との初めての面会シーンも好き。 どこまで事実かは分からないけど、こういう人たちが確かに存在したことに熱い気持ちを分けてもらった気がした。

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2023/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

徳川四代将軍家綱の時代に始まる渋川春海による改暦プロジェクト。それは、公家から武家へと統治を移行していくために必須となる国家事業であった。誤謬にへこたれても、その真摯さが人の胸を打つのか、次々に支える人が現れ、助けてくれる。えんとのやりとりには、一大プロジェクトを任される春海の、専門以外には抜けまくっている様が際立ってほほえましい。 算学、暦学、知への追求、その集中力が痛いほどに感じられた。賢くなる気とやる気の出る一冊。

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2023/10/14

久々に気持ちの良い小説だった。江戸初期日本で初めての天文学者渋川春海の本。 囲碁のプロの一家でありながら算術と日時計が趣味。23歳から取り組み46歳、23年かけて改暦に挑んだ男。 平安時代の貞観4年(862)から中国の宣明暦をもとに毎年の暦を作成したが、800年以上もの長い間同じ...

久々に気持ちの良い小説だった。江戸初期日本で初めての天文学者渋川春海の本。 囲碁のプロの一家でありながら算術と日時計が趣味。23歳から取り組み46歳、23年かけて改暦に挑んだ男。 平安時代の貞観4年(862)から中国の宣明暦をもとに毎年の暦を作成したが、800年以上もの長い間同じ暦法を使っていたので、実態と会っていなかった。日食のタイミングが違ったりの描写が度々出てくる。渋川春海によって初めて日本人による暦法が作られ、暦が改められた。新たな暦法を導き出すまでの算術を学びや北極星を測定して日本を歩いたり、幕府や朝廷に改暦を迫るために本の出版や道端で北極の位置を測定したり世論を動かし、朝廷を動かす試行錯誤。まあ大変。これぞ無理難題に挑むチャレンジ。改暦を達成した後の描写で23歳の自分を夢に思い出し、「この幸せものめ」と23歳の自分に語りかける。俺も死ぬ時こうなりたい。主人公を支える会津藩初代藩主 保科正之がかっこいい

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