リーン・スタートアップ の商品レビュー
リーンスタートアップのリーンというのは、米国(MIT)にて、ヨタ生産方式を研究して編み出された方式。 製造工程におけるムダを排除することを目的として、製品および製造工程の全体にわたって、トータルコストを系統的に削減させる方法。これをスタートアップ(起業)に適用し、成功を収めた著者...
リーンスタートアップのリーンというのは、米国(MIT)にて、ヨタ生産方式を研究して編み出された方式。 製造工程におけるムダを排除することを目的として、製品および製造工程の全体にわたって、トータルコストを系統的に削減させる方法。これをスタートアップ(起業)に適用し、成功を収めた著者のハウツをまとめたのが本書。 著者は、3社目の起業としてIMVU(3Dアバタによる仮想空間におけるSNSを実現)の共同経営にかかわった。 なんとなくTry&Errorを繰り返してきたが、それらは理論によって証明されました・・・とのニュアンスがぬぐえない。 ただ、大切なのは「消費者が何を望むか」が第一にあること。 ちなみに3DアバタによるSNSは、私が所属する会社でも10数年前?にチャレンジし、次期尚早でボツ。その後、セカンドライフも一時期おてはやされたが、その後、低迷を続けている。 そうはいいつつも、スタートアップを考えている諸氏には一読して損はないと思う。
Posted by
リーンスタートアップもたどってみればトヨタ生産方式だった。 トヨタってそんなに革新的なイメージがなかったけど、世界に出てトップを取るような企業は何らかのイノベーションを起こしてるんだね。 理論だけでなく具体的な取り組みも紹介されていてわかりやすい。 良著でした。 「...
リーンスタートアップもたどってみればトヨタ生産方式だった。 トヨタってそんなに革新的なイメージがなかったけど、世界に出てトップを取るような企業は何らかのイノベーションを起こしてるんだね。 理論だけでなく具体的な取り組みも紹介されていてわかりやすい。 良著でした。 「アントレプレナーの教科書」と併読がオススメ。
Posted by
レビューはブログにて http://ameblo.jp/w92-3/entry-11260722303.html
Posted by
数年前からやってたこと。1時間で読了。 「リーン」という言葉が適切なんだろうか。疑問。 トヨタ:合目的的な合理性から名指される「ムダ」の排除。 スタートアップ:事前に予測不可能でつねに事後的に見いだされる「ムダ」の排除。 それ「ムダ」じゃねーだろっていう。後知恵。 「科学的」でも...
数年前からやってたこと。1時間で読了。 「リーン」という言葉が適切なんだろうか。疑問。 トヨタ:合目的的な合理性から名指される「ムダ」の排除。 スタートアップ:事前に予測不可能でつねに事後的に見いだされる「ムダ」の排除。 それ「ムダ」じゃねーだろっていう。後知恵。 「科学的」でもないわな。「手続き的」ではあるけど。
Posted by
今一番問題だと考えているのは硬直というキーワード。 自分の裁量で動ける時には意思決定も早く、効果的な行動が行えている。 組織が大きくなるにつれ、コモンセンスを醸造するためにルールが作られる。 如何に有機的に組織で思考を回転させられるか。 そこには意思決定者の能力も大きな要素となる...
今一番問題だと考えているのは硬直というキーワード。 自分の裁量で動ける時には意思決定も早く、効果的な行動が行えている。 組織が大きくなるにつれ、コモンセンスを醸造するためにルールが作られる。 如何に有機的に組織で思考を回転させられるか。 そこには意思決定者の能力も大きな要素となる。 ヒントになったのは親方日の丸と評される日本の大企業の現場の工夫から。 営業の前線にいる人間も思考を硬直せず、考えを巡らせることが重要。
Posted by
思い込みを捨てて、シンプルに実験し検証する。そして、そこで得たデータを起業に役立たせる。 肝は「シンプル」という部分で、とことん無駄を省き、時間をかけずにデータを収集し、すぐさま事業の改善に活かす手法の話。
Posted by
起業の際の手法・プロセスである「リーンスタートアップ」方式が、 大企業や既存の企業の新規事業開発において、どのように活用できるのか? その点が、知りたくて、本書を手に取りました。 結論から言うと、これはかなり、大企業などの新規事業開発にも、使える手法である。 と言うことを感じ...
起業の際の手法・プロセスである「リーンスタートアップ」方式が、 大企業や既存の企業の新規事業開発において、どのように活用できるのか? その点が、知りたくて、本書を手に取りました。 結論から言うと、これはかなり、大企業などの新規事業開発にも、使える手法である。 と言うことを感じました。 ほとんどの手法が、そのまま使えると思いますが、 特に、その視点から、本書で使えると思えるのは、それまでの章で、 リーンスタートアップ手法を解説した上で、「12章:イノベーション」で、 企業内起業家向けに「イノベーションサンドボックス」を作り、既存の事業部と、 新規の事業部の関係性などを書いている部分に発見が多くありました。 この本は、スタートアップ向けの本なのかと思いますが、それ以上に、 大企業や、既存の企業の新規事業開発などを目指す方向けに作られており、 新規事業開発の手法や特に、マネジメントに関しての記述が、秀逸かと思います。 読者層が広いということもわかり、かなりの売れ行きにも納得のという感じでした。
Posted by
最近ホットな「リーン・スタートアップ」の本です。 「作れるのか?」でなく「作るべきなのか?」を重視し、徹底的に無駄を排除して行くプロセスに好感が持てました。 解説で伊藤穣一氏も書かれていますが、アジャイル開発とリーン生産方式(トヨタ生産方式)を新規事業の立ち上げから成長するま...
最近ホットな「リーン・スタートアップ」の本です。 「作れるのか?」でなく「作るべきなのか?」を重視し、徹底的に無駄を排除して行くプロセスに好感が持てました。 解説で伊藤穣一氏も書かれていますが、アジャイル開発とリーン生産方式(トヨタ生産方式)を新規事業の立ち上げから成長するまでのプロセスに応用した感じです。 企業内での新規事業の立ち上げも対象に書かれており、読みやすかったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
リーン・スタートアップとは、無駄を排除して、効率のいい起業または新規事業を立ち上げる方法と述べた本です。顧客が望まない付加価値を付けることに時間と手間を注ぐより、実用最小限の製品を、アーリーアダプター(製品をもっとも強く欲している顧客)に提供し、そのフィードバックからよりよい製品(サービス)に仕上げていくこととしています。嗜好が多様化した現代で、顧客をセグメントしてターゲットを設定することは必要不可欠な取組みと誰もが認識していますが、そのターゲットに対しての取り組み方については本書により大きな気づきがあったと思います。他に、今までの逆の発想となるバッチサイズの縮小や「イノベーションアカウンティング(革新会計)」のような新しい会計の考え方も参考になりました。「やっていはいけないことをすばらしい効率で行うほど無駄なことはない」(ピーター・ドラッカー)。自分の周りにも、多くの無駄があるのではないか?それに多くの時間を費やしていないか?あらためて考えるいい機会になったと感じています。
Posted by
「リーン・スタートアップ」という言葉聞いて何のことなのかピンと来ない用語だし、さらに帯を見ても「リーン・スタートアップとは、サイクルタイムの短縮と顧客に対する洞察、大いなるビジョン、大望とさまざまなポイントに等しく気を配りながら検証による学びを通して、画期的な新製品を開発方法なの...
「リーン・スタートアップ」という言葉聞いて何のことなのかピンと来ない用語だし、さらに帯を見ても「リーン・スタートアップとは、サイクルタイムの短縮と顧客に対する洞察、大いなるビジョン、大望とさまざまなポイントに等しく気を配りながら検証による学びを通して、画期的な新製品を開発方法なのである」とある。長いしよくわからない。 でもこれは読むに値する。これはベンチャーの起業の仕方の話ではなく、マネージメント論そのもの。 トヨタの生産方式をヒントにソフトウェアのアジャイルやデザイン思考の流れにそって新たなプロセスを提示する。今までの大量生産時代のモノの作り方やスピードでは「時間の無駄」が多すぎ、これを最小にするために「構築ー計測ー学習」サイクルをなるべく短期間に時間も金も最小にまわし続ける、これにより顧客の本当に欲しいものに「一番効率よく」たどり着くことができる、という発想。 キーワードとしてはどれもわかっているものではあったが、仮説の立て方や検証(計測)の仕方をどれだけ意味のあるものにするかのあたりが面白い。活かせるかどうかもここポイントだという気がする。 本のつくりとしては流れはいまいちで前半はモヤッとした感じで、後半の理論と実例での検証の辺りだけでもいいかも。 この本というよりもこの手法そのものに可能性と発展を感じる。時代の潮流になりそう(既になっている?)。
Posted by