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追想五断章 の商品レビュー

3.7

320件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    132

  3. 3つ

    102

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    2

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2023/03/24

内容が難しいなぁと思いながら読み始めたが、どんどん引き込まれていきましたが、最後は私の頭では分からなかった。想像できなかった。結局どうゆうことだったのか、、、でも米澤穂信の世界観大好きです。

Posted byブクログ

2022/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リドルストーリーが軸にあるので話の展開がわかりやすく私の中では読みやすかったです。 世知辛い話もありますが割とさらっと読めます。 米澤先生の作品ならではの言い回しや雰囲気とあってさすがだと思いました。

Posted byブクログ

2022/10/06

美人に依頼された若者が、物語の中で5つの物語を探していく物語。しかもこれら5つの作中作のそれぞれの結末は、最初は明かされず、途中で一度提示されるも最後は...というマニアックというかテクニカルというか、手が込んだ構成になってます。 作中作が意図的に読みづらい文章に仕立てられていて...

美人に依頼された若者が、物語の中で5つの物語を探していく物語。しかもこれら5つの作中作のそれぞれの結末は、最初は明かされず、途中で一度提示されるも最後は...というマニアックというかテクニカルというか、手が込んだ構成になってます。 作中作が意図的に読みづらい文章に仕立てられていていますが、「あれ?もしかしてこの話の結末って?...」と読者に気づかせてくれるヒントだったのかもしれません。

Posted byブクログ

2022/07/15

技法が巧みな作品。 読みやすいとは言えないけれど、 読み返したくなる、そうさせる仕掛けがある。 犯人や真実が明確にありながら、この作品の軸でもあるリドルストーリーも漂わせているので、 満足度が大きい。 いいモヤモヤ。

Posted byブクログ

2022/07/07

結末のないリドルストーリーというのを初めて知った。結末は用意されているが、そこには仕掛けがあり…時代背景の暗さを感じつつも、読み進めるうちに隠された謎が明かされていくのが面白い。結局、夫婦の間に愛はあったのか、スッキリしない。

Posted byブクログ

2022/05/22

読み終わってから頭に戻ると首筋にヒヤリと何かを当てられたような驚きと恐ろしさがあった。 終始ほの暗い印象をうけるのは、舞台になっている時代のせいもあるのかなと思った。 私の生まれた年頃で、日本が暗くなっていく時代だと少しだけ知識があったからそう思うのかもしれない。 天才名探偵が真...

読み終わってから頭に戻ると首筋にヒヤリと何かを当てられたような驚きと恐ろしさがあった。 終始ほの暗い印象をうけるのは、舞台になっている時代のせいもあるのかなと思った。 私の生まれた年頃で、日本が暗くなっていく時代だと少しだけ知識があったからそう思うのかもしれない。 天才名探偵が真実に近づく!なんていう派手さはないが、主人公がじわりじわりと真実に近づく様はページをめくる手を早めた。 人が真実に気付く時って、こうしてピースを拾い上げるように集めていく時なんだと思う。 私はこのバブル崩壊後の時代を調べてみようと思う。 私もピースを拾い上げられるかもしれない。

Posted byブクログ

2022/04/11

結末が書かれていない話をリドルストーリーというのかと勉強になりました。 追想というだけあって、過去に起こった謎を探る話だったので特別ひやっとすることはありませんでしたが、中弛みすることなく最後まで読み進められました。

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2022/04/05

この人の作品、犯人適当じゃね? ってのが少し残念。 対して何もしてないのになんか旅行した気分。ナゼ?

Posted byブクログ

2022/04/01

全体的にほの暗いけれど、続きが気になってサクサク読める。私は結末がはっきりしている作品が好きなのでラストにモヤッとしたなぁ。読み終わってもう一度序章に戻るとゾワゾワした…。

Posted byブクログ

2022/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わぁ、虚しい。 というのが読後の率直な感想でした。 結末が書かれない物語があることは知っていましたが、それが「リドルストーリー」と呼ばれていることは初めて知りました。 このリドルストーリーと、ミステリーとをうまく融合させたお話だと思います。 ミステリーの部分はしっかり決着をつけつつ、リドルストーリーとしての余白も残されています。 うーん。 物語としての完成度は高いと思いますし、途中から続きが気になって一気に読んだのでそれなりに楽しめたのは楽しめたのですが。 じゃあ人に「これ面白いよ!」って勧められるかというと、そういう類の本ではない気がします。 登場人物も結構リアルに描かれていて、それゆえ誰も好きになれなかった…。それぞれになんとなく共感できるところもありつつ、人間らしい嫌な部分も描かれていて、かつ、どの登場人物にも具体的なフォーカスはないので、「悪い人ではないと思うけどよく知らない人」という距離感です。だからこそ読者が色々と想像できる余地があるということだと思いますが。個人的には、気持ちもう少し、魅力的な部分が欲しかったかな、と思います。

Posted byブクログ