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ピダハン の商品レビュー

4.2

142件のお客様レビュー

  1. 5つ

    54

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2026/05/10

☆5 久し振りに目から鱗というか、新しい考え方・世界を教えてくれるような本に出会った。 ピダパンというブラジルのアマゾン奥地の少数民族に対して、キリスト教宣教師である著者が改宗を促そうと現地で生活するものの、現地でピダパン族と30年以上一緒に過ごし、彼らの言語、文化、考え方を...

☆5 久し振りに目から鱗というか、新しい考え方・世界を教えてくれるような本に出会った。 ピダパンというブラジルのアマゾン奥地の少数民族に対して、キリスト教宣教師である著者が改宗を促そうと現地で生活するものの、現地でピダパン族と30年以上一緒に過ごし、彼らの言語、文化、考え方を深く知り、寧ろ著者が無神論者に改宗したという話。 第1部が現地で過ごした中で著者が気付いた西洋的な考え方との違いが述べられ、第2部ではその観察が言語・文化学の視点から論理として昇華されている。 非常に衝撃的だったのは ピダパン族はその日その日の生活自体が全てであり直接的に体験されたものしか語らないという直接体験の原則が強い。故に… +数字という概念もない(数字も含めて何かを一般化すると体験の直接性が失われるため) + 色の概念もない + 右左の概念もない。相対的な位置ではなく自分の周りの世界における位置を大事にする(川の上流、下流) +創造的神話(我々は何から生まれたのか、日本でいう神道やキリスト教で言うイエス)を一切持たない + しかし精霊という概念はあり非常に大事にしている(精霊はピダパンの誰かに憑依する形で現出するので、憑依された人を見た人たちにとっては直接体験されるもののため) という、西洋的社会では考えられないような考え方がたくさんあった。 でもだからこそ、直接的に経験している今だけが彼らにとっての関心事で、信仰・将来・過去といった、直接的に経験していない事に対しては何も悩まない。著者はそういった姿勢を見て、いるか分からない神を信じ、あれやこれや憂いている西洋人よりもよほど幸せじゃないかと気づくに至ったという話。 なんかこんな考え方があるんだと目から鱗だったし、そこから言語、文化、文法、人間の真理に思いを馳せる著者の論理展開も非常に面白かった。

Posted byブクログ

2026/04/25

まず、著者の行動力が凄まじい。 ①ピダハンの生き方について、直接体験しか認めないところは合理的・科学的な考え方で個人的には気に入った!文明の利器を教えたとしても、それを学ぼうとしないからこそ、独自の文化が保たれているのだなとも思った。夢を見たとき、歌うように語るのは神秘的だし実...

まず、著者の行動力が凄まじい。 ①ピダハンの生き方について、直接体験しか認めないところは合理的・科学的な考え方で個人的には気に入った!文明の利器を教えたとしても、それを学ぼうとしないからこそ、独自の文化が保たれているのだなとも思った。夢を見たとき、歌うように語るのは神秘的だし実際に聞いてみたい笑 ②言語について、リカージョンが見られないシンプルな構造は、「今を生きる」ことを重視したピダハンの世界観を反映していると感じた。言語と文化(環境)は密接に関わっているのだなとよく分かった。この本を読んで、改めて日本語の柔軟さにも気づけた! ③ピダハンの「その日を楽しく生きる」という価値観と、それを叶えられる環境がすでにあるから、宗教を必要としないのだなと納得できた。何より、ピダハンは自分たちに誇りを持っているのがカッコイイ!!

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2026/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

価値観が揺さぶられる1冊だった。 * 「お前はイエスを見たのか?」というピダハンの問いは、彼らの徹底した経験主義を象徴している。彼らにとって、直接経験していない事象は信頼の根拠になりにくく、そのためエヴェレットの語るイエスの存在も、裏付けのない伝聞として退けられる。 この姿勢は、彼らの生活様式とも関係していると考えられる。農耕のように将来の収穫を前提として現在の資源を投じる営みは、直接経験を重視する文化と必ずしも親和的ではない。数ヶ月先の不確実な成果よりも、「今ここ」で確かに得られるものが優先されやすく、抽象的な未来に基づく長期的な計画や蓄積は相対的に重視されにくい。 アマゾン川流域のような環境変動の大きい地域では、このような「今ここ」に基づく判断が生存に直結する可能性がある。ピダハンの世界観は、計画と蓄積を重視する現代社会とは対照的であるが、それは単なる欠如ではなく、特定の環境に適応した一つの生活様式として位置付けることができる。

Posted byブクログ

2026/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人類学でありフィールドワークであり言語学でもある。フィールドワークの本では古典である。チョムスキーの生成文法についての批判として表紙の裏にはあるが、その生成文法にげんきゅうしているのは最後の1章のみである。それ以外はアマゾンのピダハン部族とクラス生活であり、家族全員がマラリアに感染して治療を受けた話である。アマゾンの部族といえばすぐに矢か槍で攻撃するという部族いか考えていなかったが、笑いの部族もいるという事実を示すにはいい。みすず書房の本は、白い表紙に赤い文字でかかれているものや、白表紙が多いが、この本は写真入りでみすず書房らしくない。言語学の参考図書としても使えるだろう。新書になっていれば、学生も購入できるであろう。

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2026/03/07

ピダハン語には交感的言語使用がない、比較級がない、色を表す単語がない、数を表す単語がない。創世神話や口承の民話もない。すべては直接体験の原則に基づくから。イビピーオはそれを表す単語である。 いまに着目して直接体験に集中することは幸せにつながるんだなと感じた。

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2026/01/15

ゆる言語学ラジオで紹介されてからずっと読みたかった本。かれこれ4年ぐらい積読になってたかな。 思ってたよりも言語学の詳しい話が出てきて意外だった。でもピダハンの暮らしぶりを読むだけでも面白いし、今後言語学のことに詳しくなってからまた再読すれば、新たな気づきもありそうで、様々な角度...

ゆる言語学ラジオで紹介されてからずっと読みたかった本。かれこれ4年ぐらい積読になってたかな。 思ってたよりも言語学の詳しい話が出てきて意外だった。でもピダハンの暮らしぶりを読むだけでも面白いし、今後言語学のことに詳しくなってからまた再読すれば、新たな気づきもありそうで、様々な角度から楽しめる本でした。

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2026/01/14

福音派の伝道師が聖書を翻訳するためにピダハンとともに生活しながら言語を学ぶうちに無神論者になってしまうまでの話が綴られている。 神を信じる西洋人の目線でピダハンを理解しようとしている著者の考えを、日本生まれ日本育ちの無神論者の自分が理解する難しさを感じた。 自分が生きてきた環境が...

福音派の伝道師が聖書を翻訳するためにピダハンとともに生活しながら言語を学ぶうちに無神論者になってしまうまでの話が綴られている。 神を信じる西洋人の目線でピダハンを理解しようとしている著者の考えを、日本生まれ日本育ちの無神論者の自分が理解する難しさを感じた。 自分が生きてきた環境がその人自身を作るのだと改めて感じた一冊。

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2025/12/13

ゆる言語学ラジオを聴いて。 自分で読むとさらっと読んでしまったりするから、ポッドキャスト↔︎本と行き来できるのは嬉しいな。 かなり衝撃的なエピソードも出てくる。家族でジャングル生活すごすぎるな、、 今はピダハンどんな生活をしてるのだろう。

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2025/11/16

伝道師・兼・言語学者の著者が、数や左右の概念もない少数民族の村に赴く。 直接証拠を重視する民族・言語を研究するうち、著者も無神論に導かれる。 マイナーと思ったけど、24刷まで行っててびっくり。

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2025/11/02

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1984587276328779780?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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