共喰い の商品レビュー
ちょっとフロイト? 共喰い 芥川賞受賞作のわりにはキタナイ作品で、ワタシにとってはエログロに近いものに思えました。選考委員の先生方はこの作品のなかになにかキラリとしたものを見たのでしょうがワタシにはまだ理解できません。川を見て女性の性器を思うなんて、ちょっとフロイトみたいな様子で...
ちょっとフロイト? 共喰い 芥川賞受賞作のわりにはキタナイ作品で、ワタシにとってはエログロに近いものに思えました。選考委員の先生方はこの作品のなかになにかキラリとしたものを見たのでしょうがワタシにはまだ理解できません。川を見て女性の性器を思うなんて、ちょっとフロイトみたいな様子ですね。 第三紀層の魚 田中さんのキーワードはどうやらサカナ?曾祖父と石炭と地下鉄と…こちらの作品は表題作より分かりやすかったです。あくまでも自分が中心で自分の中でのグルグルグルグル世界がまわる、村上春樹が自分の中で回りながら広がっていく感じに対し田中さんは回りながら固まっていく感じを受けました。
Posted by
田中氏のキャラクターから生み出される作品が気になり、手にした。 正直、こういう作品が文学的に評価されるんだぁ、へぇ〜。 という感じで、よくわからなかった、というのが正直なところ。自分自身が落ちている時だったので、かなり暗くなった。 状況描写の文章が非常に多い。
Posted by
読み入ってしまうけど、ちとエログロすぎて疲れるくらいの入り込み具合でした それだけ、物語はよく出来てるってことかな。 芥川賞作品は、生々しいものが少なくないけど、これも生々しいっす。
Posted by
『共喰い』は共感を持ちにくい内容・・・ 一緒に入っていた『第三紀層の魚』の方が、す~っと入ってきて良かった。
Posted by
芥川賞受賞作+短編。図書館待ちで、やっと読めた。 昭和の片田舎での性と暴力なんだけれど、思ったより軽め。前に読んだヤツ(たぶん「切れた鎖」)はもっとドス黒かった様な印象が・・・ 二作通して、あっけらかんとした女性の強さを感じた。
Posted by
人の性、業の深さを突き詰めた物語と、不快にも捉えられる、肉感的な表現・文体が何とも言えない。 何と言う読み後味の悪さ。 これが逆に作品にハマったと言う事なのかな。
Posted by
表題作のみ読破。 関西圏の言葉がもともと苦手で、それがちょっと荒っぽい感じだったりするともう駄目で。 文章でもやっぱり駄目だなー。読みづらくて仕方なかった。 内容も楽しい話では決してないし、結構苦痛。 唯一の救いは仁子さんの存在かな。。。
Posted by
うーん。 苦手です。 表題の共喰いは嫌な気持ちになる話でした。 第三紀層の魚は、同じように薄暗い雰囲気の話ではあるのですが、こちらのほうが好み。 暗い話やグロテスクな話は苦手なので面白いとは感じられませんでしたが、著者の表現方法というのか文才というのか、それはすごいと思いました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まず薄さにびっくり(笑)芥川賞って何が基準なの?この物語の何がすごいのかがわからず。まぁ私好みではないって事なだけなんだけど。もう一つの【第三紀層の魚】の方がまだよかったかな。【共喰い】は男の方が共感できるとか?私、暴力振るう男は生理的に無理なので。普段どんなにやさしかろうが、ありえない。読んでてとにかく不愉快だった。★2に近い★3で。
Posted by