伝える力(2) の商品レビュー
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池上彰氏の表現指南本第二弾。内容はスイスイと読めたけれど、残念ながら特筆した点は少なく感じた。前作と重複も多く(これは前書きにことわってあったけれど)、スキルアップが目的の人には、前作含む筆者の他の本を読んでいれば不必要かと。個人的には面白く感じだ点は、説明の因数分解の考え方と野田首相の演説の優れている点の分析のくだり。逆に、不十分に感じだのは東日本大震災を通じて池上氏が情報の伝え方についてをどうすべきだったという本人の考えの部分、批判は色々と書いてあるけれど、なんとなく伝わってこない。
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池上彰氏の著書「伝える力」の第2弾である。第1弾が原則論を述べていたのに対し、第2弾ではどちらかというと具体的事例を数多く紹介していた感じを受けた。以下、備忘録事項を記載しておく。 ・受けた質問を仕事や勉強に活かす ・因数分解して相手に地図を渡す ・報告は簡潔に、一文を短く ・...
池上彰氏の著書「伝える力」の第2弾である。第1弾が原則論を述べていたのに対し、第2弾ではどちらかというと具体的事例を数多く紹介していた感じを受けた。以下、備忘録事項を記載しておく。 ・受けた質問を仕事や勉強に活かす ・因数分解して相手に地図を渡す ・報告は簡潔に、一文を短く ・自分が謙虚になり、伝えようとしている相手は何を知らないのか、それを知れば、伝え方の工夫も生まれる。
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「興味を持つ→学ぶ→伝える」という知の循環。 というのが印象に残った。 また「因数分解して相手に地図をわたすとつたわりやすい」 といったことは意識していきたい。 あとは、言葉が乱れてきているという内容にはハッとさせられた。 「お味のほう、いかがですか?」 「私的にはおいしかった」 「1000円からおあずかりします」 「こちらはコーヒーになります」 「IT技術」 「後で後悔する」 「一番最初」 「まだ未提出」 など・・・。 ヘンテコな言葉が世間にはびこっている。 そして、これにはドキっとした・・・。 「男性たちには変なプライドがあるのでしょうか。他人から話しかけてくれれば応対するけど、自分からは声をかけないという態度の人ばかりなのです」 男性ならだれでも思い当たるはず。 コミュニケーションって難しいと感じることは多いが、まずここから打破していかないといかんな。 関西のおばちゃん気質を見習っていきたい。
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さすがの池上彰さん、言葉への気配りが随所に感じられ、最後まで読みやすかった。読み易過ぎて、記憶に残らないかもという心配が残るのも、池上さんならではでしょう。それにしても、伝えるための基本は相手の立場に立つのが第一と分かっていてもなかなか実践できないのが現実、意識付けをどのように習...
さすがの池上彰さん、言葉への気配りが随所に感じられ、最後まで読みやすかった。読み易過ぎて、記憶に残らないかもという心配が残るのも、池上さんならではでしょう。それにしても、伝えるための基本は相手の立場に立つのが第一と分かっていてもなかなか実践できないのが現実、意識付けをどのように習慣化するかという視点の著書はないものだろうか。
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「情けは人のためならず」という言葉の意味を私も間違えて理解していました。「人に親切にすると、それが巡り巡って、自分にも良いことが起こる」が本当の意味でした。 この本を読んで自分の間違いに気付きました。分からないと思ったら、すぐに調べる。これが大事ですね。辞書を常に持ち歩こうかなと...
「情けは人のためならず」という言葉の意味を私も間違えて理解していました。「人に親切にすると、それが巡り巡って、自分にも良いことが起こる」が本当の意味でした。 この本を読んで自分の間違いに気付きました。分からないと思ったら、すぐに調べる。これが大事ですね。辞書を常に持ち歩こうかなと思ったり。 会社で使ってる言葉遣いも気を付けて直していきます。
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池上さんが日々考え、実践している「伝えるための方法やコミュニケーションについての考え方」 第一章の「東日本大震災と「伝える力」」に引かれて、1を抜かして2から読んでみました。 以前、同じく池上さんの「わかりやすく〈伝える〉技術」を読んだ事があったので内容としては目新しいものはな...
池上さんが日々考え、実践している「伝えるための方法やコミュニケーションについての考え方」 第一章の「東日本大震災と「伝える力」」に引かれて、1を抜かして2から読んでみました。 以前、同じく池上さんの「わかりやすく〈伝える〉技術」を読んだ事があったので内容としては目新しいものはなかった印象。伝える技術の具体的なテクニック、としては~技術のほうが詳しく、こちらの本は最近の話題も含めて幅広くという感じです。 第7章の日本語は乱れているのか、は面白かったです。 言葉の変化は「間違い」→「ゆれ」→「定着」で変化していく。最初は誤用であったものが、誤用を使う人が多くなると(ゆれ)、それも正しい読み方とされていく(定着)ので、アナウンス読本も変わっていくという話。 12問ほど例題があったのですが、えっ、そうだったの?というものもありました。 「攪拌」はそもそもは「こうはん」だったけれど、「かくはん」と読む人が増えてこちらは定着段階にあるらしい。はい、私はかくはん、で読むなあ。 徒然草に、言葉が乱れて~うんぬん憂えている文があるというのも面白いですね。いつの世も「今の若いもんは!」みたいなものでしょうか。 ヤバイ、などの言葉の乱れなど気になる言葉などにも触れられていましたが、私が個人的に気になる表現が「ホクホク」 「○○をいただいてホクホクしちゃいました、ありがとう」みたいな使い方なんですが、どうもこの「ホクホク」っていい印象がないんですけれど、私だけ?焼き芋のホクホクは美味しそうだけど(笑) 池上さんに聞いてみたいなあ~
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さずか池上さん、わかりやすいです。初版の「伝える力」は読んでませんが、「伝える力 2」からでも問題無く読めます。好奇心を持ち、勉強することで習得した知識を他人に教えたくなる。そして、自身も成長すると説いてます。まさにそのとおりだと思います。
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池上さんがビジネスパーソンとしての心得を優しく教えてくれます。 あの池上さんも若い頃はいっぱい先輩から学んで、今の池上さんがいるのだなと実感しました。 書いてある内容はそれほど真新しいものはないが、真面目にコツコツ実践していけば、池上さんのような優秀なビジネスパーソンになれる...
池上さんがビジネスパーソンとしての心得を優しく教えてくれます。 あの池上さんも若い頃はいっぱい先輩から学んで、今の池上さんがいるのだなと実感しました。 書いてある内容はそれほど真新しいものはないが、真面目にコツコツ実践していけば、池上さんのような優秀なビジネスパーソンになれるかも、という気になります。実践して実績を残す人は説得力が違いますね。
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実はだいぶ前に読み終わったけど、レビュー書くの忘れて、内容もだいぶ忘れてしまった・・・ ただ、このシリーズの池上さんはすごくわかりやすい言葉を使うのに、別の本を読んだらそうでもなかったのが不思議だった。 やっぱり、ニーズに合わせて表現を選んでいるのだなあと改めて感じた。
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