1,800円以上の注文で送料無料

リリエンタールの末裔 の商品レビュー

4

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2016/03/09

図書館で。SFというよりはファンタジーっていうイメージですね~ 脳波と思考を読んで咲く花ってのは面白かったなあ。後は最初の空を飛ぶ話が好きでした。

Posted byブクログ

2014/12/25

the novel linking another his. his fantasy word stay difficult a little bit. he has a gloomy personality? i have been deep reading, cos'...

the novel linking another his. his fantasy word stay difficult a little bit. he has a gloomy personality? i have been deep reading, cos' feel fun?

Posted byブクログ

2014/11/29

 記憶と感覚を強く印象着けるSF短編。  最後の「幻のクロノメータ」のイメージの豊かなことはすばらしい。この長さであるからこそ輝く設定なんだろうけれども、読み終えるのがもったいないと思ってしまった。

Posted byブクログ

2014/10/02

SF短編集。同じ短編集でも<魚舟・獣舟>よりかなり爽やかで明るい気配。4つともすごく好きだけど、選ぶなら<リリエンタールの末裔>と<ナイト・ブルーの記憶>がお気に入り。さらっと読めるし休憩本適性高い気がする。<リリエンタールの末裔>は、<魚舟・獣舟>それから<華竜の宮>と同じ世界...

SF短編集。同じ短編集でも<魚舟・獣舟>よりかなり爽やかで明るい気配。4つともすごく好きだけど、選ぶなら<リリエンタールの末裔>と<ナイト・ブルーの記憶>がお気に入り。さらっと読めるし休憩本適性高い気がする。<リリエンタールの末裔>は、<魚舟・獣舟>それから<華竜の宮>と同じ世界ということなので華竜の宮早く読まなくちゃ。

Posted byブクログ

2015/01/17

リリエンタールの末裔 / 初出 S-Fマガジン 2011年4月号 マグネフィオ / 初出 S-Fマガジン 2010年2月号 ナイト・ブルーの記録 / 『NOVA 5 書き下ろし日本SFコレクション』 河出文庫 (2011.8) 幻のクロノメーター / 書き下ろし 解説 (香月祥宏...

リリエンタールの末裔 / 初出 S-Fマガジン 2011年4月号 マグネフィオ / 初出 S-Fマガジン 2010年2月号 ナイト・ブルーの記録 / 『NOVA 5 書き下ろし日本SFコレクション』 河出文庫 (2011.8) 幻のクロノメーター / 書き下ろし 解説 (香月祥宏) カバーイラストレーション 中村豪志 カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。 印刷 亨有堂印刷所 製本 明光社

Posted byブクログ

2014/02/22

異形物と独特の世界観が融合してる、作者の持っている一つの世界がここにある感じ。真似のできない独創性という言葉がとても似合う

Posted byブクログ

2014/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文句なしに、読書の快楽を味わわせてくれた中編集でした!感想長いぞ! 表題作「リリエンタールの末裔」は、至福の長編「華竜の宮」の前日譚。半生をかけて、翼を手に入れることを望んだ青年は、いつか宇宙へゆく技術の一端を担うことになるのか。彼の人生の先には大きな災厄が待っているのだけれど、まだその予兆は遠く、希望の予感を残す好編。 「マグネフィオ」。なんだか梶尾真治のクロノスを思い出した。SFと恋愛って、なかなか相性が難しいと思うんだけど、クロノスも本作も成功例のひとつだと思う(最高傑作は当然「夏への扉」) 。 恋した女性は自分の親友を選び、決して自分を選びなおすことはなかった…。まあそれだけの話なんだけど、ここに副脳と感覚データのデバイス化を突っ込んでくるのが、上田早夕里の凄いところ。で、この世界の延長には「華竜の宮」が…? 「ナイト•ブルーの記憶」。ダイバーの自分には、うらやましい限りの共感覚現象。ギンガメアジとバラクーダのトルネードが、その無数の鰭が水を掻く音を、肌で聴く快感…うおー、味わってみたい‼︎ …で、海の粘着物被害が広がりつつあるこの世界も、やがては「華竜の宮」へと…? 「幻のクロノメーター」。ひとりの英国人女性が、自分の半生を航海用時計の開発秘話にからめて語る、魅力的な中編。ところどころに挟みこまれる未来的な描写が、私たちの生きる時代より先の物語だと思わせるのに、読み終えてみればなんと19世紀!というパラレルワールドストーリー。 「自分たちが作りあげたものが、まるで命を持った生き物のように動き出すーあの瞬間の感動を知る生物である限り、私たちはいろんなものを作り続けることをやめないでしょう。安全なものも危険なものも、見境なしに作り続ける。それは人間の罪であり、同時に素晴らしさでもあると思うわ」 「いつの時代だって技術自体に罪はない。悪い使い方しかできないのだとすれば、それは人間が愚かだというだけのことよ。圧倒的な技術力を誇りながら、それを社会の幸せのために使えず、自分たちが滅びる方向にしか使えないのならー大勢の人間を苦しめ、不幸にし、ただのひとつも解決法を見出せないならばーそれは、ただただ、人間がそれまでの存在だというだけのことでしょう」 いちエンジニアとして、エリーの述懐も、理学と工学の相入れなさもよくわかるわー。ものを作り出すことって、ヒトにとって快楽なんだよね。知識欲って底なしで、個人としても種としても、求めずにはいられない。いつかそれが人類を滅ぼしちゃう日が来るんだろうか…もう来てたりして。

Posted byブクログ

2014/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短篇集。 * リリエンタールの末裔 空を飛ぶことを夢見て、たくさん働いてお金を貯めてグライダーを買うお話。裏のテーマは差別とかそういう感じのもの。リリエンタールとはハンググライダーの考案者。 * マグネフィオ 事故でなくなった人の心の動きを可視化したいという話。恋愛もの。ちょっと純粋すぎるかも。別に磁性化流体を使わなくてもディスプレイでも良いじゃんと思わないこともない。 * ナイト・ブルーの記録 海洋無人探査機を脳インタフェースで操縦しますよ。探査機を使っていたら、自分の手足のように感じてきましたよ。という話。 * 幻のクロノメーター 天文学と時計職人の話。途中から宇宙生物?らしきものが現れる。

Posted byブクログ

2013/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

頭の中にサッと青いイメージが広がるSF短編集。 1本目は、差別が黙認される窮屈な社会の中まっすぐに空を目指し、力強く未来の希望を見つめる表題作。最初はファンタジー色が強いのかな?と思い、取っつきづらく感じたけれど、世界観に明確なビジョンがあってすんなりと話に入り込めた。 2本目は、人工感覚データの取引も目前となった時代、主観的感覚の価値が揺らぎ始めることが予感されるからこそ、苦しみも悲しみも全て手放すまいとする話。登場人物はみんな、自分の思うとおりに生きて、十分に欲張って…それなのに全然満たされていないように見えるのが、辛かった。 そんな感覚でさえも、かけがえのない大切なものとして抱きしめる姿は切ない。 3本目は、拡張した感覚で受け取る「海の手触り」の美しさと、感覚に付随する意識の変容、そして“人間性に縛られる人間”の姿がもどかしくも愛おしく描かれる話。これがすごく好き。 感覚の増幅って、こわいけど、すごく魅力的だ。人間はどこまで行けるんだろうと、ワクワクする。 4本目は、航海用の精密な時計づくりに人生をかけた男…を、見守り続けてきた観測者のお話。 実際の話に、ちょっと突飛にさえ感じるファンタジー要素を組み入れた不思議な話だった。 技術を磨き続ける人間の格好良さが、じわじわと胸に迫ってくる。 全編通して、「技術と共に生きる人間」が、確かなディテールで感じられて、読み応えがあった。こういうSF読みたいなあ、と思っていたんだ。

Posted byブクログ

2013/11/27

SF短篇集。一人称の問わず語りも三人称の記述もあり。独自の世界観の中でのストーリーを読者に押し付けることなく説明する文章力が秀逸。脳内ビジュアルを生成してくれる。

Posted byブクログ