極北ラプソディ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『極北クレイマー』の続編。 相変わらず医療現場についての記述は丁寧で、作者はこれを伝えたいんだろうなーと思うけれど、登場人物の人間関係、特に恋愛関係の記述は、一昔前のトレンディドラマっぽいような安っぽさを感じてしまったり。 そういうのを書くのは苦手なのかなぁ。 今中先生は結局、強烈な個性の人たちの中で、大きな個性を持たない、読者と同じような立場で、主役級の個性を持つ世良院長や速水医師に反発したりしながら、でも作者が導く方向に流されていくような。 今中先生までもが個性強かったら、成り立たないのかも。 今中先生が一応主役、のはずなんだけど、この物語の中では語り役であったり、観客であったりする感じ。 かろうじて、神威島での緊急手術の際に、少し光って見えたけど、それも久世医師の大きさの前では小さく見える。 かつて極北市民病院にいた、やる気のない医師、後藤がまともな医師となって再登場するとは思わなかった。
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極北クレーマーの続編。地域医療の再建請負人として極北市民病院の院長に就任した世良院長はじめ、今回も今中はいろんな人に振り回される。 今回は東城医大から極北に左遷されたジェネラル速水が登場する。相変わらずのわがままぶりも健在で懐かしい。 また、続編を期待したい。
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発売されたとき簡単に本を買えないし借りれないところに住んでたので、 ネット注文して楽しみに待ってたのを思い出す・・・ 世良先生と速水先生。そして花房さん。 ジェネラルとブラックペアンが好きな私にはご褒美的な、 気になる人たちのその後がわかるお話。 ジェネラルを読んだ後に...
発売されたとき簡単に本を買えないし借りれないところに住んでたので、 ネット注文して楽しみに待ってたのを思い出す・・・ 世良先生と速水先生。そして花房さん。 ジェネラルとブラックペアンが好きな私にはご褒美的な、 気になる人たちのその後がわかるお話。 ジェネラルを読んだ後にブラックペアンを読んで、 なんで花房さんは速水先生を選んだろう?って思ってた。 その答えを知ることができました。 言い分は百八十度違う。なのになぜか、合わせ鏡のように、ふたりの医師の肖像は今中の中でぴたりと重なり合う。周囲の雑音を全く意に介さない姿勢がそっくりだ。 ———東城大の血脈。 今中先生の思いは、まさに私の思い。 でも我が道を行く二人も、弱さや迷いを見せる。 むしろそれを振り払うための姿なのかも。。。 色んなところで誰かが誰かを、届くかはわからなくても想ってる。その想いが誰かを守ってる。 そして守るために戦ってる。 一言で言うと【せつない】そんな話でした(^^)
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「極北クレーマー」の続編。チームバチスタ・シリーズの一冊。でも、白鳥、姫宮は出てこないので、その路線を期待するとちょっとガッカリ。
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極北クレーマーの続編。 世良先生がどんな感じで院長に就任したのかすっかり忘れてしまい、また極北クレーマーを読み返してしまった。 所々今の医療の現実とリンクするなーと思ったり、ドクターヘリの辺りはフィクションだなと思ったり。結構楽しめました! でもとりあえず最後はビックリ!
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うーんラストがあまりにもハッピーすぎてないか? このあとの展開があるのか? このシリーズはずっと追っかけるぞ。
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速水先生が極北に移ってからの話です。 極北クレイマーの時代から極北市の医療も少し変化があったのかな…と思う点がいくつかあります。
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もう、何冊も読んでいるシリーズの続編。それそれの本に登場人物がリンクされていて、伏線もあちこちに…一度、相関図を書いて見たい気がする。ただ、ずいぶん長期に渡って、しかも間が長く空いているので記憶があやふやになっているところも。もう一度最初から全部読み通すと楽しいだろうなと思うけど...
もう、何冊も読んでいるシリーズの続編。それそれの本に登場人物がリンクされていて、伏線もあちこちに…一度、相関図を書いて見たい気がする。ただ、ずいぶん長期に渡って、しかも間が長く空いているので記憶があやふやになっているところも。もう一度最初から全部読み通すと楽しいだろうなと思うけどあまりにものページ数を考えると手が出ない。 途中で、道州制などの政治的な内容に触れる部分は、そこまで?って感があった。
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地域医療が慢性的に抱えている問題を、個性的なキャラクターに演じきらせるあたり巧いと感じる。演劇のような台詞回しがたまに違和感を感じさせるけど、それもまた特徴。
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