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極北ラプソディ の商品レビュー

3.7

219件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    86

  3. 3つ

    79

  4. 2つ

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2012/10/15

破綻した北海道の小都市。 病院経営、ドクターヘリ、変な医者を含む人間模様。 内容は盛り沢山だけど、一冊には書ききれない感じ。シリーズ化の序章かなあ。

Posted byブクログ

2012/10/08

破綻した極北市の市民病院、赤字立て直しを図る世良院長。極北救急救命センターの将軍様、速水。魅力的な二人のキャラクターの対比が嬉しい。

Posted byブクログ

2012/09/28

海堂尊の医療エンタテインメント。 「極北クレイマー」の続編。 大赤字を抱えて破綻した極北市。 極北大から非常勤外科医として極北病院に赴任した今中医師だったが… 今は、極北市民病院の副院長となっているが、無気力になりがちな日々を送っていた。 市民病院の良心だった産婦人科の医師が...

海堂尊の医療エンタテインメント。 「極北クレイマー」の続編。 大赤字を抱えて破綻した極北市。 極北大から非常勤外科医として極北病院に赴任した今中医師だったが… 今は、極北市民病院の副院長となっているが、無気力になりがちな日々を送っていた。 市民病院の良心だった産婦人科の医師が告訴されて、いなくなってしまったのだ… 新任院長の世良の方針で、もはや医師は二人だけ。 救急を引き受けず、すべて隣の雪見市にある極北救急センターに回すという方針を徹底したため、他の患者もほとんど寄りつかなくなっていた。 看護師も減ったが、車で訪問看護に回っているので、彼女らは結構忙しい。 さらに今中には、提出した博士論文が落ちたという通知が来て、がっくりする。 世良院長に引きずり回されながら、極北市の抱える問題を突きつけられる日々。 極北市は巨大な赤字を抱えていたが、実は病院はそうでもなかったという事実。医療費未払いが大きな問題だったのだ。 強引さについて行けないものを感じつつも、はらはらして見守る人の良い今中だった。 極北市民病院が断った患者が、路上で倒れ、雪見市に搬送されたものの間に合わず死亡するという事件が起きた。 非難に晒される世良。 頭が切れて口先が上手いので、会見では煙に巻くが、批判が完全に消えはしない。 今中は、救急センターの支援のためという理由で、雪見市に派遣される。 そこは、あのジェネラルルージュこと速水医師がいる病院。 ドクターヘリが活用されている現場に飛び込んでいく今中。 最初の時には、患者の家族を乗せるために、今中は現地に置いてきぼりになってしまう。これは新人が必ず経験することなのだそう。 ヘリは短時間で患者の元へ駆けつけられるのですごくカッコイイのだが~天候不順だとフライト出来ないこともある。 その判断をするのがCS(コミュニケーション・スペシャリスト)の越川。地上でヘリと救急隊、管制塔との連絡をする係で、これも重要な職務なのだ。 熟練パイロットの大月と、越川の間には、信頼関係があり、この二人は良いですよ~。 速水はヘリには乗らず、「自分の所へ患者を連れてこい」という~傲慢だけど、その速水の態度もわかります。 ここの描写は活気があって、市民病院での状況と好対照~わくわくします。 「ジェネラルルージュの凱旋」は読んでおくか、あるいは、さかのぼって読んでも良いかも。 花房看護師長もちゃんといるのだが、二人の仲は意外な…?! 世良の語る構想に、衝撃を受ける今中。 癖のある世良が、神威島で見せた素顔とは… なかなか面白かったです。シリーズ中、良い方に入りますね。何番目かなあ…

Posted byブクログ

2012/09/19

極北クレイマーの続編。 個人的に速水先生ファンなので、最後は可哀想で… 世良先生が何処で出てたか、記憶が… 本当に人物相関図をつければ、面白さUP間違いないんだけど… 今回はヘリ組の二人がよかった! CSの越川、パイロットの大月。

Posted byブクログ

2012/09/17

自身2012年夏休み読書シリーズ。 病理医の作者による本編とパラレルのサイドストーリーシリーズ。「極北クレーマー」の後編的位置づけ。地方広域医療への作者の問題意識と提言が、ドクターヘリを拠点拠点に配置すること構想をとって具体化している。 移動中の飛行機の中で一気に読破してしまうく...

自身2012年夏休み読書シリーズ。 病理医の作者による本編とパラレルのサイドストーリーシリーズ。「極北クレーマー」の後編的位置づけ。地方広域医療への作者の問題意識と提言が、ドクターヘリを拠点拠点に配置すること構想をとって具体化している。 移動中の飛行機の中で一気に読破してしまうくらい、面白かった。

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2012/09/12

〈内容〉赤字建て直しをはかる世良院長、目前の命を必死に救う救急医の速水、孤島の診療所の久世医師の姿をとおして、再建の道をさぐる。『極北クレイマー』に続くメディカル・エンターテインメント第2弾。

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2012/09/03

極北クレイマーの続編。 ジェネラルとハヤブサが極北に行ってからの話。そんな関係だったんやと最後らへんは驚いた。

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2012/09/02

極北クレイマーの続きらしい~副院長となった今中の勤める極北市民病院は院長の世良と医師は二人きり,師長と看護婦は訪問看護をしており,財政破綻を受けて大幅なリストラを行った。救急救命も隣市の極北救命救急センターにすべて任せている。市長からは救急応対を求められているが,医師二人ではどう...

極北クレイマーの続きらしい~副院長となった今中の勤める極北市民病院は院長の世良と医師は二人きり,師長と看護婦は訪問看護をしており,財政破綻を受けて大幅なリストラを行った。救急救命も隣市の極北救命救急センターにすべて任せている。市長からは救急応対を求められているが,医師二人ではどうにもならない。隣町のセンターはドクターヘリも持っていて,副センター長の速水は将軍とも呼ばれる我が儘振りだが,世良とは出身校が一緒である。隣町でありながら消防署長はヘリ嫌いで要請はしない。警察署は実態のない観察医務院を潰そうとする世良の動きに不審火発生で証拠の隠滅を謀っているくらいだ。46万も未払いの治療費がある田処という患者が診察を拒否され,帰宅途中で死亡し,地域医療の救世主もマスメディアによって悪徳の医師にすり替えられている。そんな中,今中は救急センターにレンタルされ,最初のフライトで患者の親族を乗せるため置き去りにされるが,市民病院にいては味わえない充実感を憶える一方,窮地に陥っている市民病院に尽くしたい気持ちも沸き起こっている。今中が病院に戻って一月,息子のスキーのIHを観に行ったセンター長が雪崩に巻き込まれ,競技者のストックが胸部に突き刺さって重体だ。副センター長の速水は悪天候の中,CSの反対を押し切ってヘリを飛ばし,収容したものの,メスを振るってストックを抜き取り,心臓マッサージを施すため,高度5000mに揚げ,自然落下する30秒を稼ぎ出す。航空会社の規則違反はCSの引責辞任で収拾した。隣町のドクター・ジェットの構想に乗り,オホーツクの小島に出向いた世良と今中は,パイロットの急病で緊急オペを行い,センターの師長である花房と世良は,極北の地に骨を埋める決意を見せる~まあ,医療トリビアや地域医療再生のための大枠の改革やらで劇的な展開もあるにはあるが,次に繋げる気持ちがよく出てる

Posted byブクログ

2012/08/29

最近は少し暗めだったバチスタシリーズ。今回は爽やか目に… バチスタシリーズ読んでる奴は読まなきゃいけないし、読んでない奴は最初から読むか全く読まないかの作品。だから、オススメもしないし読むなとも言わない。なお、今作はなかなか楽しめた。

Posted byブクログ

2012/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『極北クレイマー』につぐ、週刊朝日連載の迫力満点の第2弾。崩壊した地域医療に未来はあるのか?「夕張希望の杜」の医師である村上智彦氏は朝日文庫判『極北クレイマー』の解説で、「ここで起こった事は将来の日本全体の縮図である」と書いた。 『極北ラプソディ』は閉鎖の危機にある極北市民病院に、赤字建て直しのために世良院長がやって来たところから始まる。彼は再生のために、訪問介護の拡充、人員削減、投薬抑制をかかげた。 また世良院長は雪見市の極北救命救急センターに外科医・今中をレンタル移籍した。瀕死の地域医療でもっとも厳しい局面にたつ救急医療。速水センター長の指示をあおぐことになった。移籍から3日目には、速水が指揮をとる「将軍の日」で、入れ替わり立ち替わり救急患者が訪れる一日になった。文字通りの救急医療の修羅場に遭遇する今中。 一方、極北救命救急センター長の桃倉は息子が出場したスキー大会を見学していたが、雪崩に巻き込まれ、命が危険な状態に。速水はドクターヘリの出動を宣言した。医療と行政の根深い対立をえがき、地域医療の未来を探る渾身のメディカル・エンターテイメント。 ――――――アマゾンより

Posted byブクログ