極北ラプソディ の商品レビュー
オチはそこかぁー!というのが、読了直後の感想。私たちのような職業人種とって、世良先生の言葉は厳しい。極北のセンターは理想。最近の作品は、主張ばかりのような気がしてしまうのは、私だけ?? 2012/3/1読了
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なかなか面白かった。 ただ最大の山場である、悪天候でのフライトが意外にあっさり実行されてしまった印象。 もうちょっと熱い議論があってほしかったです。 まあそんな長々と議論している場合じゃないってのはわかりますけど。
Posted by
様々な海導作品のつなぎのような話。 三部作の二つ目がどうしても微妙になるように、おとなしめの展開。 極北クレーマーは、ハラハラして好きだったんだけどなぁ。 他の作品を読んでない人にはよくわからない部分も多いのではないだろうか。出版社がバラバラなので、読み逃す人もいるだろうな。 ...
様々な海導作品のつなぎのような話。 三部作の二つ目がどうしても微妙になるように、おとなしめの展開。 極北クレーマーは、ハラハラして好きだったんだけどなぁ。 他の作品を読んでない人にはよくわからない部分も多いのではないだろうか。出版社がバラバラなので、読み逃す人もいるだろうな。 ドクターヘリが飛ぶシーンは、どうしてもコードブルーを思い出す(笑) 世良の過去に何があったのか。 速水のこれからは。 色々気になります。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
世良さんの話。と、それに振り回される、今中先生の話。 破綻した地域医療とその再生?を目指す世良医院長。 一方でジェネラル、もとい、将軍ちゃんの極北での活躍も書いているから、形がぼやけてしまって残念。 ちょくちょく彦根の名前が出てきたりするところから見ると、ほかの作品間のツナギなのだろう。速水が少々覇気に欠ける、というか、凱旋の時と比べてとがっていなくて、それゆえカリスマ性やカッコよさが薄れてしまっていた印象。世良先生は、切れ者だけれど情を捨てきれずにいるところがまた曲者。 あと、最後にちらっと後藤先生が出てきたのがGood。 シリーズものだと何が楽しいって、世界がつながっていて、発見があるところがね。
Posted by
シリーズが枝分かれし過ぎて飽きてきそうなのに、いつも引き込まれてしまう。 地域医療、過疎地医療については神様のカルテが優しさをもって書かれてるけどこちらはぐいぐいと鋭く攻めて行ってるなぁ。 どちらも好きな作品だけど、医療従事者としてはこっちのほうが言いたいことを言ってすっきりする...
シリーズが枝分かれし過ぎて飽きてきそうなのに、いつも引き込まれてしまう。 地域医療、過疎地医療については神様のカルテが優しさをもって書かれてるけどこちらはぐいぐいと鋭く攻めて行ってるなぁ。 どちらも好きな作品だけど、医療従事者としてはこっちのほうが言いたいことを言ってすっきりする(笑) 世良先生だって患者を見殺しにしてつらかったように書かれていてよかった。 世良先生と花房師長のくだりはいらないか、もうちょっと書き込んでほしかった。
Posted by
『極北クレイマー』の続編。財政破綻した北海道のある自治体の極北市民病院に非常勤で2年の約束で赴任した今中は本作品では、副院長に就いていた。そして、病院再建請負人として勇名を馳せていた世良を院長に迎えている。 何かと難癖をつける、診療費の不払いで追い返した患者の男が亡くなり、診療...
『極北クレイマー』の続編。財政破綻した北海道のある自治体の極北市民病院に非常勤で2年の約束で赴任した今中は本作品では、副院長に就いていた。そして、病院再建請負人として勇名を馳せていた世良を院長に迎えている。 何かと難癖をつける、診療費の不払いで追い返した患者の男が亡くなり、診療拒否とマスコミ、メディアから騒がれる。そうした中、今中を隣の市の救急救命センターへ派遣することになる。今中はドクターヘリの現状を垣間見ることに・・・・・。 本書を読んでいるとき、救急車で病院に運ばれて命を救われたことに感謝し、生前、一億円を消防や救急車両整備のために役立ててほしいと遺言書に記されていてそれが遺族によって寄付されたというニュースをたまたま聞いた。 中盤あたりまでは、事件も何も起きないしやや盛り上がりに欠けるが、ドクターヘリに命を懸けるそれぞれのスタッフの守るべきものや、『ジェネラル・ルージュの凱旋』で登場した速水の悲願のドクターヘリ導入にまつわるエピソードが描かれる。行政と医療の確執とか地域医療の格差問題が伝わってくる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
極北クレイマーの続編。今中さんだけじゃなくて、世良さん、さらにやっと北に行くと言っていた速水が帰ってくるとのことで待ちわびに待ちわびた作品でした。 …が。なんというか。なんというか。裏切られた感がすごくてわたしは最後ににやっと出来ませんでした。 先に物語そのものとしての評価をするなら、桜宮サーガを事細かに把握してないとなかなか楽しめない作品になってしまったな、という点がほんとうに残念でした。最初のバチスタの頃はキャラが立っていてそのキャラが活躍する展開と勢いに「これは面白い」と思えたのですが、最近はキャラのクロスオーバーに対する重点の比率が重すぎる気がして、どうにも物語単品としては楽しめなくなってしまった点が個人的にはほんとうに残念です。 あと最後の展開で政治にまで足を踏み入れてしまったのが…なんというか残念だなと思いました。そこまで医療重視で政治がなりたつものかと…あまりに医療偏重な意見かなと思って少ししらけてしまいました。ファンタジーとしては面白いのでありだと思いますが。 あとキャラ的な面でもほんとうに個人的に落胆した出来事が多くてつらかった…。 特にジェネラルルージュであれだけの展開の末にやっと将軍とハヤブサがくっついたと思ったのにこの手のひら返しはほんとうに…間をもうちょっと描いてくれないと納得しきれないぞと思いました。読者の脳内補完に任せるにしてももう少し情報がないと…将軍×ハヤブサ好きとしてはほんとうに最後のシーンがとんでもつらくて…。中盤の「あいつが待ってる」のシーンとかはいたく感動して、さすが速水!いいとこだけかっさらいなさる…!とひれ伏したくなるほどの勢いだったのですが…あのシーンのかっこよさがあっただけにあっさり世良さんに奪われる速見というのに納得がいかず、お前まじでこれでいいのかこのくそったれがと思わず叫びました…。あぁ速水…。 花房さんがそれほどまでに世良さんに心惹かれていたということに思い当たらず(これはわたしが全部桜宮サーガを読んでいないせいかもしれませんが)、花房さんの心情としても納得いかない展開。 全体的に速水があまりにも劣化していてつらかったです。速水のマイナス面がこれでもかというほど出ていて(速水のよさが表れたのはそのドクターヘリに乗った一瞬だけでした)、キャラ読み派の速水好きとしてはほんとうにしんどい展開です。 ただここが速水の人生の中でも最強にかっこ悪いあがきの時期だったんだろうなとは思ったので、この先の将来の速水に期待したいと思います。続編の速水主人公話があることを期待。とにかくかっこいい速水ください…!
Posted by
この作家の作品は途中まで、まどろっしく、後半になってからテンポがよくなり面白くなっていく作品が多いが、これは最初からテンポがよかった。あっという間に読了できた。
Posted by
海堂氏の小説は、ある小説の登場人物が別の小説に登場するなど、全体として一つのピースを構成しているようなところがあり、本書もその一つ。自分もその一人だが過去作品を読んでいる人はニヤリとしてしまうだろう。財政破たんした極北市民病院の今後について続編が読みたいです。そして、花房婦長の行...
海堂氏の小説は、ある小説の登場人物が別の小説に登場するなど、全体として一つのピースを構成しているようなところがあり、本書もその一つ。自分もその一人だが過去作品を読んでいる人はニヤリとしてしまうだろう。財政破たんした極北市民病院の今後について続編が読みたいです。そして、花房婦長の行動にびっくりした…
Posted by
極北クレイマーの続編で、ブラックペアンの世良が潰れた市民病院の立て直しに奮闘する海堂尊の最新刊。ジェネラルの速水と花房も登場し、最後は心地よいハッピーエンド。海堂尊は全作品読んでると面白さ倍増です。早くもスリジエが読みたくて待ちきれない。
Posted by