極北ラプソディ の商品レビュー

海堂尊【著】

2012/04/23

極北クレイマーからの続きとは、知らずに読み始めてしまった。
流れが分からない所があって、残念だったけどジェネラルがでてきて世良先生と師長さんのハッピーエンドもあり面白かった。

2012/04/19

なんちゅーか、散漫やったな。
面白くないわけでもないけれど、どっちでもいいっちゃどっちでもいい感じ。
誰にも感情移入できない物語だった。

2012/04/17

前作(極北クレイマー)の内容をすっかり忘れていた上に、「ブレイズメス１９９０」を積読にしたままだったことを、読了後に思い出した。
読む順番間違えました(汗)

2012/04/14

てっきり花房師長はジェネラルの側にずっと居るものと思っていたので、ラストにビックリ。あぁこの人他にも登場したねぇと思い出しながら読み進める。

2012/04/12

「極北クレイマー」のその後にあたる物語で、破綻した極北市民病院の今中が視点となって極北救命救急センターに派遣される様子を描いた前半と、極北救命救急センターでの速水の無茶振りが描かれる後半とで組み合わされた今作は、ドクターへリーのメリットデメリットなどが主に描かれていたのかなと思います。
それにしても毎回思うのですが、登場人物の文学的表現（あるいは詩的表現）な台詞の言い回しに胡散臭さを感じることがたびたびあります。今回は特に世良（たぶんあの人の影響なんだろうけど…）。
そんな芝居染みた台詞を吐く世良の様子は己に酔っているのかよ…思いましたが、そんな世良になるまでの経緯はまた過去篇（と名付けておきます）で明かされるのでしょうか。
そして、そんな世良と何かがあった花房の変化がやや唐突に感じてしまったのですが（過去篇で書かれていたのでしょうか？…まったく覚えていませんが）…。
最後は2人の対比ぶりが切ないです（笑）。

2012/04/08

ジェネラル速水の再登場と相変わらずな暴君ぶりが素晴らしい。
桜宮サーガも終息への伏線がヒタヒタとでききている。

・・・当然、単体で読んでもわけが分からない。
そろそろナンバリングとかしたほうがいいよ、
自分は全部読んでるからいいけど。

2012/04/06

「極北クレイマー」の続編です。

北海道が舞台とはいえ、他の海堂作品とのリンクが、今まで以上に細かく繋がっていましたね。
リンクに気づくたびに「ニヤリ」となります。
新キャラの「極北救命救急センター」のメンバーも良い味出てました。
賛否両論（？）のラストですが、私は世良が救われて、良かったなぁ・・・と思いました。
極北に来るまで、相当辛い思いしてきたみたいだったし（この頃の世良さんの話も読みたいですね）。
花房さんとお幸せになって頂きたいです。
ジェネラル速水はちょっと可哀想でしたが、今後の将軍の大活躍の話も期待したいです。

2012/04/04

世良先生を待ってたよ～。
件の先生の構想がダメになったのはその後の桜宮の様子でわかっていたけど、ここまで屈折させた話も読みたい。

ただ、それはストーリーとして楽しめるものであってほしい・・・ヽ(;´ω｀)ノ
最近はシリーズの中に「ご高説を承る」感じのモノも出てきているので、その辺、かな。

今回はアリアドネに続きおもしろかった♪

2012/03/29

久しぶりに読んだ本。
一気でした。

世良ちゃんと速水が登場ということで、期待一杯で読み始めました。
最初、今中先生を思い出せずに、って「極北クレイマー」の主人公じゃん！

鳴りもの入りで市民病院に乗り込んできた世良ちゃん（いまだ、ちゃんのイメージ）
なんか、性格変わったぞ。そんな事やって、大丈夫なの？と思わせます。
でも、それは正しい。うん、わかる。

運悪くというか、起こるかもしれないケースで、市民が亡くなります。
今中を救急センターに送り出し、対外的なものを一身に受ける世良。

一方、今中は、離れて気づき始める世良の真意。

救急センターでは、待ちに待ったジェネラルがお姿が。
何も変わることなく、彼は救える命を迷いなく救います。
これが、また、格好いいんだ。

スタッフも皆、素敵な面々。大月も渋く、越川は冷静だけど、どんな過去が？
戸田ちゃんも、粋だよ。伊達も実は熱い。
伊達先生は、五條さん好きなんでないの？

そして変わらず花房師長。寄り添うように、将軍のお側に控えてます。
ん？結婚してないの？と思いつつ
不穏な予感がする中、スキー場へ。
雪崩で桃倉センター長の命が、という場面で、
言ってくれるじゃないの！ジェネラル！
これで寄りが戻ったって、思いますよね！ねぇ！

事の始末をつけるべく、越川さんが下した決断とは。
前夜の「漂白」での、飲み比べ対決。
つぶれた速水を見つめる男二人のシーンがぐっときます。

助けたくなっちゃうんですよね。素直で、一途な将軍は。
もう、大好きなんだけどっ！！！

そして、春の気配の神威島にて。
「モルフェイスの領域」以降、泣くんですけど、海堂作品。

最後は、ちゃんと”世良ちゃん”に戻ってました。（笑）
そして、ジェネラルには、支えてくれる人が必要です！
誰かいませんか？海堂先生！！！

魅力の一つの、ちょこちょこ出てくる他作品とのリンク。
極北の監察医　病院が焼けたのは、この頃なのね。
そして、天城先生。気になるスリジエの顛末と
コールドスリープの中島がちょっと登場。ええっ？
世良ちゃんと知り合いなのね。スリジエ繋がりかしら？

2012/03/28

財政破たんした極北市にある極北市民病院に、建て直しのためにやって来た世良院長。
彼は再生のために、訪問介護の拡充、人員削減、投薬抑制をかかげた。
そして現在医療スタッフは世良、今中、看護師長・角田と看護師・佐竹の４名。
そのため救急は雪見市の極北救命救急センターに全面的にお願いしている状態。
しかしある日、医療費滞納の患者の診察を拒否するが、その患者が死亡するという事件が起きる。
そんな中、今中はその極北救命救急センターにレンタル移籍されることに。
そこで出会った速水をトップとした救急チームに感化される今中。
このまま残るか、嵐の中の市民病院へ戻るのか・・・。

『極北クレイマー』の続編ですね。
でも今回は病院再生物語というより、まさかの世良再生物語。
そしてラスト、こうくるとは！！これが書きたかったのか！？という、そこんとこに驚きでした。
いいのかぁ、それで？本当に？？

今回も医療をめぐる様々な問題点が描かれていました。
前作と同じような医療とメディアの問題。
医療費の未払い、ひいては我々市民も加担している医療崩壊。
救急医療の地域格差。
ドクターヘリに絡む規制。
ん～、やっぱ病院にいかなくても済むよう、健康第一を心掛けないとな、って思っちゃう。

そんでもって、前作で消化不良だった速水さん。
今回はもう、キレキレでした。やりすぎ。
カッコいいんだか、カッコ悪いんだか。これはカッコ悪いのか。

何気に彦根さんが出てきたりして、『ナニワ』と同時期ってことか？
『極北』もまだ続くのかな～。一段落したっぽいけど。
なんにせよ、次は本筋の田口・白鳥が読みたいな。