極北ラプソディ の商品レビュー

海堂尊【著】

2012/06/04

一回、登場人物を整理しないと分からない！という感じ。これは、世良先生の見習いの何年後？
ストリーは、ドクターヘリの現状が分かり、勉強になりました。ナイトフライトの危険性とか。

2012/05/25

今中先生（『極北クレイマー』）と、世良先生（『ブレイズメス1990』）と、速水先生（『ジェネラル・ルージュの凱旋』）のその後のお話。
拡大道州制や、医療制度改革など、現代社会の抱える病巣をエンタメの姿を借りながらもしっかりと描いているので、考えさせられる。
そしてなにより花房師長にびっくりした。まさかの！

2012/05/25

海堂尊シリーズ。
久々に納得して楽しめました。

しかし登場人物の多いこと。
相関図と年表が欲しいわ…

2012/05/16

極北市の第2弾。
なんかミステリーとか医療というより、政治がらみが多すぎて、イマイチ今回は楽しめなかった。
世良先生と花房さんがくっついてしまったのも、意外。
ジェネラルルージュの凱旋では、速水先生といい感じでおわったのになぁ。

2012/05/14

極北クレイマーで破綻した極北市民病院にやって来た世良雅志。東城大学オレンジ病棟から左遷され、極北救命救急センターにやって来た速水晃一。片や病院再建のために救命患者を拒み続け、片や患者の命を救うために一戦を踏み越え続ける。医師として患者に向き合うスタイルは180度異なれど、向き合っていた二つの肖像が合わせ鏡の中でぴたっと重なり合うかのような風景はまさしく「東城大の血脈」だろう。その中で、平凡な医師である今中から垣間見える視点は、どことなく常に高階、白鳥、速水、彦根といった天才肌のキャラに巻き込まれて行く田口との視点に似ている。そこがまた面白かった。

2012/05/07

バチスタから連なる物語、なんだかもぉ満腹に近い。
ほら、おばちゃんトシだから、あんまり登場人物が増えてくると覚えきれないのよ。
登場人物相関図やら他のあの本にでてたわよ、とか巻頭につけてくれんものか。
この本じたいはね、救いがあったり、なんとなく未来も明るそうだったりで読後感は悪くないの。
でももし私が初めて手に取った海堂作品がこれだったら、ファンにはならなかったかも。
他の作品とリンクするのも、『メゾン・ド・マドンナ』系列作品程度だったら楽しめるけど、この本は『クレイマー』はともかく、桜宮市のお話も読んでないと、な部分が多すぎる気がする。
面倒くさい。

とは言え、公立病院の問題点については、お話云々以前のものとして考えさせられたんで
啓蒙小説として、星をひとつ追加。

2012/05/06

元公立病院での勤務歴がありますので一言。
物語は後半息切れですか？前半の勢いはありませんでしたね。
なお本当に文中にもあるように、公立病院は問題だらけです。
看護師の給与なんか働かなくても給与は一緒、じゃあ楽したらいい。頑張る子はいじめる、ホント嫌な世界です。
だって勤務時間は更衣室に入ってからで、残業は５分でもしたら残業ですって？？お馬鹿じゃありませんか。←一ヶ月のトータルが３０分を超えるからです。
それに住民は、たいしたこと無い患者に限ってよく来て、滞納。それでも診療しなければならないのですか？医は仁術ですが、算術がなければやっていけません。権利を行使するというのなら義務を果たすべきです。
ブン屋もちゃんと報道しろ。←事実に基づいています。
最後に医師会、あんたらが諸悪の根源。自分達の既得権益ばかりきにしやがって、公立と民間の立場をもって鮮明にしろ。本当に自分たちがしっかりするのなら、公立は土日・夜間だけでも良いって言ってみなさい。
ちなみに馬鹿な住民は夜間救急と診療を分かっていません。かすり傷でも夜間救急にかかろうとします。
なおドクターヘリもお金があってできることです。人の命はお金ではないと言いますが、本当にどこまで医療行為をすればいいのですか、命が大切なのなら、どこまでも税金を高くし、医療費につぎ込まなければならない、そんなことをもっとちゃんと話し合わなければ成りません。

2012/05/05

財政破綻した北海道の市民病院と救急医療の問題を取り上げている。赤字再建をはかる世良院長の思惑。救急患者は隣街のドクターヘリを持つ救命センターに。財政と医療のあり方の狭間に立つ。孤島の診療所の恩師、久世医師にヒントを見いだす。
花房師長とは最後あいいう感じで結ばれるとは？てっきり速水だと。
地名が津軽県だとか浪速市、五稜郭市だとか余りにも置き換えすぎで抵抗を感じる。

2012/04/29

海堂作品らしく、テンポの良い作品。
でも、あんまり面白くはなかった。要するに何が言いたいのか、主人公が変わっていくため、最後には曖昧になってしまったように思う。
その割に、現代の医療に対する主張が強すぎて、ややもたれ気味になる…。(シリーズ一貫してそれは同じ。)医療が日本で一番ヤバい、医療の対策が最優先！って、今後がヤバい、行政の無能さが問題なんて、どこの業界も同じだと思う。
あと、独立の厨2っぽい台詞回しが、だんだん鼻についてきた。うーん、そろそろ卒業かなあ…。
でも、花房にはびっくりさせられたよ！あれ！？凱旋の美しかったラストは一体！？
女性や恋愛の描き方は、やっぱり下手だと思う。花房は魅力的なヒロインだと思っていたんだけどなあ。

2012/04/25

ここまで読んでくると登場人物が整理されてきて、とても読みやすくなってくるのかな。チームバチスタから、いろいろな方向に話が広がってまた、どこでつながり、からんでくるのかとっても気になりますね。