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限界集落株式会社 の商品レビュー

3.7

135件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    3

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2012/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 小説の題材にはなかなか取り上げられにくい『限界集落』(人口の50%以上が65歳以上の高齢 者の集落。冠婚葬祭等の生活が困難になる)をテーマに、農村や農業の実態を描いた娯楽小説。  過疎化というと、重苦しいイメージや閉塞感がまず頭に浮かぶ。  老人ばかりで未来のない地域、もうどうしようもできない場所、とそんなイメージがまず浮かぶ。  故に、過疎地域の実態を知ることすら躊躇う人が大半だろうし、あえて小説を、という気にもならないように思う。  だが、この小説では主人公たちの前向きさと実行力に励まされて、ページを捲るのが苦にならず、その中でさりげなく農村部の実態に触れる事ができる。  農業では喰えない、という常識を打ち破ろうと行動する主人公の作戦はどこの地域にも通じるものではないし、即現実に転化できるものでは、無論ない。  だが、是非、多くの人に読んでほしい。  そして、地域に目を向けるとっかかりになればよいと思える。    

Posted byブクログ

2012/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[読んだ理由]================== 昔読んだ雑誌(DIME)に載ってた広告を見たのがきっかけ。高齢化問題と起業の面白さの両方わかるかな、と。そしてあんまり小説読まないし、たまには小説もいいかな、と。 [読んだ後の感想]============== 最初期待してた高齢化?過疎化問題的な話題よりは、ビジネスとしての農業の話題がメイン。ビジネス的なネタばかりではなく、物語の山場もいくつもあって、割と退屈せず読みきれた(でも最後の方はちょっと普通な展開だったかな?)。あんまり高度ではなく、普通な読み物としてよかったと思う。 [読書録]====================== 小説なこともあり、特にメモなし。

Posted byブクログ

2012/05/09

面白かったです。 出だしは、主人公のキャラクターに無理があるなぁと思っていたけど、それは話が進むにつれて修正されていく感じです。 話自体は三浦しをんさんの神去り〜日常とかとパターンは似ていますし、ベタですが、読みやすくある程度農業のノウハウも調べていますので、楽しく読めました...

面白かったです。 出だしは、主人公のキャラクターに無理があるなぁと思っていたけど、それは話が進むにつれて修正されていく感じです。 話自体は三浦しをんさんの神去り〜日常とかとパターンは似ていますし、ベタですが、読みやすくある程度農業のノウハウも調べていますので、楽しく読めました。 10点満点なら7点てとこでしょうか。 文章レベルがイマイチなのが惜しいところです。

Posted byブクログ

2012/05/07

限界集落という社会問題となっているタイトルに惹かれて 購入した。 都合よくでき過ぎなストーリー展開ではあるが、 面白く読むことができた。 作品の舞台がどこなのかは分からないが、 どこかモデルとなった地域があるのかもしれない。 ただ、限界集落の現状をもう少し詳しく、織り込んでも 良...

限界集落という社会問題となっているタイトルに惹かれて 購入した。 都合よくでき過ぎなストーリー展開ではあるが、 面白く読むことができた。 作品の舞台がどこなのかは分からないが、 どこかモデルとなった地域があるのかもしれない。 ただ、限界集落の現状をもう少し詳しく、織り込んでも 良いと思う。あまりにも薄っぺらな感じがした。

Posted byブクログ

2012/05/07

内容はありきたりな展開だが、主人公のぐいぐい事業を進めていく姿勢や持っている信念が起業家精神あふれており、会社で新規事業を始める時の参考になると思った。

Posted byブクログ

2012/05/03

内容(「BOOK」データベースより) 集落の消滅を憂う老人たち、零細農家の父親と娘、田舎に逃げてきた若者、かつての負け組たちが立ち上がる!地域活性エンタテインメント。

Posted byブクログ

2012/04/23

タイトルに惹かれて。 限界集落の問題点にせまり、その解決策を模索する、みたいな小難しい話ではなくて、そこを舞台にしたラブストーリー。いやちょっとちがうか。敗者復活戦? 限界集落と東京、そして麓の村の三者をベースに話が進みますが、やはり都会があって田舎が成立する、という話になってし...

タイトルに惹かれて。 限界集落の問題点にせまり、その解決策を模索する、みたいな小難しい話ではなくて、そこを舞台にしたラブストーリー。いやちょっとちがうか。敗者復活戦? 限界集落と東京、そして麓の村の三者をベースに話が進みますが、やはり都会があって田舎が成立する、という話になってしまう。 地方と中央、というテーマではなく、農業そのものでもない。ジェネレーションギャップ? 性と暴力? ムムム…。

Posted byブクログ

2012/04/21

限界集落を舞台であることは興味深いと思ったが、登場人物とストーリーの取捨選択が曖昧かも。 一気に読み切れる勢いはあるが、いくつかの話を最後に完結させるために無理やり詰め込んだ感が否めない。

Posted byブクログ

2012/04/19

現実は小説より、遥かに厳しいけれども、上手くいかないことのほうが多いだろうけど、でも日本の多くの過疎に苦しんでいる地域がこうやって息を吹き替えして欲しいって、切に思う。 希望がまだまだあるって思わせてくれる一冊。

Posted byブクログ

2012/04/17

めっちゃ面白かったー! 自分は現場主義で優みたいな視点はないから、どんどん改革していく姿は尊敬したし、適材適所や長期的な視点など、私も持てるようになりたい、とか思いました。 最初は口だけの人かと思っていたけど…すごいぜ、優。 みんなが力を合わせて、面白いように変わっていく止村...

めっちゃ面白かったー! 自分は現場主義で優みたいな視点はないから、どんどん改革していく姿は尊敬したし、適材適所や長期的な視点など、私も持てるようになりたい、とか思いました。 最初は口だけの人かと思っていたけど…すごいぜ、優。 みんなが力を合わせて、面白いように変わっていく止村に引き込まれて、どんどん読んでしまい、仕事って面白い!とか思いました。

Posted byブクログ