限界集落株式会社 の商品レビュー
今暮らしているのが、過疎の集落で、この本の中に出てくる状況も、現実に即したことが描かれている。こんなにうまく過疎から脱却できるわけではないだろうが、でもなんだか我が村で頑張ってみようという気になる。
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人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって、共同生活が困難になった地区を限界集落と呼ぶらしい。 行政にも見放されてしまったある限界集落で、農業法人を設立してかつての賑わいを取り戻す、ネイチャー系お仕事小説。 こういうジャンルが大好きなので評価が甘くなりますが、やっぱり面白か...
人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって、共同生活が困難になった地区を限界集落と呼ぶらしい。 行政にも見放されてしまったある限界集落で、農業法人を設立してかつての賑わいを取り戻す、ネイチャー系お仕事小説。 こういうジャンルが大好きなので評価が甘くなりますが、やっぱり面白かった。田舎が元気なら、日本が元気、これは間違いない。
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IT企業に勤めていた主人公・多岐川優は、都会の生活を捨て起業を決断。自分自身をリセットするため、代々農家であった父親の生家を立ち寄る。そこは、マクドもスタバさえない全37戸、58名の小さな集落。郵便局もなくなり、バスも来なくなり、学校も廃校となった云わば限界集落そのものだった。...
IT企業に勤めていた主人公・多岐川優は、都会の生活を捨て起業を決断。自分自身をリセットするため、代々農家であった父親の生家を立ち寄る。そこは、マクドもスタバさえない全37戸、58名の小さな集落。郵便局もなくなり、バスも来なくなり、学校も廃校となった云わば限界集落そのものだった。 都会から就農研修でやって来た漫画家志望の男、色気ムンムンの元キャバクラ嬢など3人の若者。ある過去を引きずる零細農家の父親とその娘が、彼らの研修を引き受ける。 ここで百姓をやると亡きじいちゃんに約束したという、少年に出会った優。村を復興させるために営農組織を立ち上げ、役場や農協などのいやがらせと悪戦苦闘しながら村の再生に挑んでいくというもの。 終盤あたりで暴力沙汰というか騒動が巻き起こるものの、めでたし、めでたしというような結末にやや出来すぎかな?期待はずれの感があった!
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多くの方の読後感にもあるように、「現実はこんなにうまくはいかない」だろうね。なんで、そんな感想になるんだろう。ちょっと考えたのは、問題提起、解決までの道筋、恋愛問題、ドラマ構成、みんなちょっとずつ、類型的なんだよね。だから、予定調和的な、ありがちな筋になってしまうんじゃないかな。...
多くの方の読後感にもあるように、「現実はこんなにうまくはいかない」だろうね。なんで、そんな感想になるんだろう。ちょっと考えたのは、問題提起、解決までの道筋、恋愛問題、ドラマ構成、みんなちょっとずつ、類型的なんだよね。だから、予定調和的な、ありがちな筋になってしまうんじゃないかな。日本の農村や農業は、もっと根深く苦しんでいるんじゃないか。稲作を、野菜作りに転換することのジレンマなんていう部分は、そこだけで一冊になるような気がする。食料自給率の問題とかね。 舞台は、きっと群馬県北西部あたり。ということは、露地物の野菜作りだったら、0311以降、もっと苦しむ部分が出てきてしかるべき気がする。
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優の人物像がはじめのうちはっきりしなくてわかりずらい人物だな?と感じた。ストーリーが進むにつれて出来上がってゆく感じ。全体的な流れは何となく想像が付いていたが、盛り上がりもあるようなないような…。あるけどどこか客観的であまり感情移入して読む感じではなかった。でも農業で村興しはあま...
優の人物像がはじめのうちはっきりしなくてわかりずらい人物だな?と感じた。ストーリーが進むにつれて出来上がってゆく感じ。全体的な流れは何となく想像が付いていたが、盛り上がりもあるようなないような…。あるけどどこか客観的であまり感情移入して読む感じではなかった。でも農業で村興しはあまり身近にない分なかなか興味深かった。
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マクドもコンビニもスタバもない山奥の寂れた村,いわゆる限界集落にふとしたきっかけで祖父の故郷でもあるこの地へやってきた元エリート銀行員。 若者は都会へ行ってしまうため跡継ぎもいなく,残るは高齢者ばかり。細々と農業を営んでいるだけであり,役場の人間からも早くその村を捨てて,コ...
マクドもコンビニもスタバもない山奥の寂れた村,いわゆる限界集落にふとしたきっかけで祖父の故郷でもあるこの地へやってきた元エリート銀行員。 若者は都会へ行ってしまうため跡継ぎもいなく,残るは高齢者ばかり。細々と農業を営んでいるだけであり,役場の人間からも早くその村を捨てて,コンパクトシティなる地へ引っ越すよう迫られている。 2,3日滞在するだけのつもりであった主人公が田舎独特の煩わしさを感じながらも,昔培った知識経験を活かし,農業で村の再生を図っていく。 自分の高校時代の友人が同じような村で頑張っているということもあり,何だか身近に感じながら読んでいました。 サクセスストーリーなので,成功,挫折,復活とお決まりのパターンではありますが,限界集落という地方が抱えている現状や農業の実情を知ることができます。 登場人物も人情味あふれ,読後感は爽やかです。
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大都会のMBAホルダーが限界集落にやってくる。 そこから再生していく、むしろ発展していく止村。 ちょっとうまく行き過ぎてるかなと思うところもあるけれど、痛快な物語でした。 キャラも一人ひとり設定がちゃんとしていて、頭の中でイメージしやすかったです。 ハリウッド映画のように起承転...
大都会のMBAホルダーが限界集落にやってくる。 そこから再生していく、むしろ発展していく止村。 ちょっとうまく行き過ぎてるかなと思うところもあるけれど、痛快な物語でした。 キャラも一人ひとり設定がちゃんとしていて、頭の中でイメージしやすかったです。 ハリウッド映画のように起承転結がしっかりいるから、先が読めそうなのだけどいい意味で裏切られる。 県庁おもてなし課とセットで読んでほしいです。
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都心から中央道で2時間、下道で1時間走った辺りのヒトは、こんな言葉遣いしません。ちょっと下調べ甘いんじゃないの? とはいえ、読後感は上々。
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事務局長が貸してくれた本。あくまでフィクションとしても読み物だなーという感じで、リアリティがあるようなないような不思議な本。中盤は結構引き込まれて次へ次へと読み進めていったけれど、最後の締めがやっぱり自分がフィクションがあまり得意ではないと再確認せざると得ないきれいすぎるハッピー...
事務局長が貸してくれた本。あくまでフィクションとしても読み物だなーという感じで、リアリティがあるようなないような不思議な本。中盤は結構引き込まれて次へ次へと読み進めていったけれど、最後の締めがやっぱり自分がフィクションがあまり得意ではないと再確認せざると得ないきれいすぎるハッピーエンド具合だったのが残念。
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つぶれかけてる農村を立ち直させる。こんなに上手くはいかないだろうけど夢は有るな!! 2012.3.17
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