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アミダサマ の商品レビュー

2.8

173件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    72

  4. 2つ

    39

  5. 1つ

    15

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2024/01/01

ホラーサスペンスと言っても、純粋なホラーって感じやないな。 何か、じとっとした感じ… それも、ずっと… 年末の最後にこれ読んで、良かったんか…っと少し後悔せんでもないけど^^; 初夢の中身がロクなもんしか思い浮かばない… 主人公のミハル、冷蔵庫の中で発見される。 一度、死の世界...

ホラーサスペンスと言っても、純粋なホラーって感じやないな。 何か、じとっとした感じ… それも、ずっと… 年末の最後にこれ読んで、良かったんか…っと少し後悔せんでもないけど^^; 初夢の中身がロクなもんしか思い浮かばない… 主人公のミハル、冷蔵庫の中で発見される。 一度、死の世界に行ったのか、特殊な力を備えてる。 あかんで! 一度、冥土にいったモノを呼び戻すなんて! 怖すぎる… 何か呼び戻すしても、もう普通の状態やない! 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、火神を生んだために病んで黄泉国に移った伊弉冉(いざなみ)尊を追っていく話を思い出す。 もう、黄泉の人の姿は! ぎゃー!! まぁ、この話自体は、お坊さんも出てくるし、阿弥陀さんやし、仏教なんやけど。 良いお年を!笑。

Posted byブクログ

2023/09/13

「幼子の名はミハル。産廃処理場に放置された冷蔵庫から発見された、物言わぬ美少女。彼女が寺に身を寄せるようになってから、集落には凶事が発生し、邪気に蝕まれていく。猫の死。そして愛する母の死。冥界に旅立つ者を引き止めるため、ミハルは祈る。「アミダサマ!」-。その夜、愛し愛された者が少...

「幼子の名はミハル。産廃処理場に放置された冷蔵庫から発見された、物言わぬ美少女。彼女が寺に身を寄せるようになってから、集落には凶事が発生し、邪気に蝕まれていく。猫の死。そして愛する母の死。冥界に旅立つ者を引き止めるため、ミハルは祈る。「アミダサマ!」-。その夜、愛し愛された者が少女に導かれ、交錯する。恐怖と感動が一度に押し寄せる、ホラーサスペンスの傑作。」 「人は普段、自分の心の中にある全と悪の感情を無意識にコントロールしながら生きている。その両方を心の中に持っていないと善悪の判断も出来ない。ミハルがあまりに無垢で穢れを知らない心の叫びは、人の世の摂理まで乱してしまう。大人の私は、穢れというものをもう充分に知ってしまっている。だからこの本を読みながら哀しくなったり、怖くなったりしたのだと思う。底知れない無垢な心が悪に変わってしまう瞬間、それがこの世で一番怖いことなのかもしれないと思った。」 (『小泉今日子書評集』の紹介より)

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2023/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私には合わなかった。以前、「ユリゴコロ」という本を読んだことがあり、それが面白かったため図書館で借りてみたが想像と違った。 仏教の教えや読経がかなりの頻度で登場する。それに基づいて話も進んでいくため、今誰が何をしているのか分からないことが度々あった。後半に進むとオカルト具合に拍車がかかり、さらに訳がわからなくなった。 物語全体が暗く、気持ち悪さが漂っている点はユリゴコロと変わらないと思った。

Posted byブクログ

2022/12/03

終始、重たい鉛がつきまとっているような 暗い話でした。 グロとも違う感じ。 私には合わなかったな…。 幼い頃、粗大ごみの冷蔵庫の中に捨てられた ミハル。 ミハルの「コエ」が頭に勝手に届く悠人。 そんな2人は出会ってはいけないのに、 出会ってしまう。 それを食い止めようとする住職...

終始、重たい鉛がつきまとっているような 暗い話でした。 グロとも違う感じ。 私には合わなかったな…。 幼い頃、粗大ごみの冷蔵庫の中に捨てられた ミハル。 ミハルの「コエ」が頭に勝手に届く悠人。 そんな2人は出会ってはいけないのに、 出会ってしまう。 それを食い止めようとする住職。 ミハルって一体何者? なんか、精神世界の話みたいで難しかった。 もっと曼陀羅とか仏の世界に詳しければ 面白かったかも。

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2022/10/03

ユリゴコロという作品が面白かったので同じ作者の本を購入。これはーかなり独特な世界観でした。仏教に詳しければ解像度が上がる作品なのかも。終始漂う不気味さとラストは楽しめました。

Posted byブクログ

2022/07/14

2009年初版。著者の作品は5作目です。映像化されたものも2本視聴しました。全てに共通しているのは、全編にわたって湿った感じ。爽快感はありません。なんとも不愉快になります。否定しているわけではありません。それが著者の作品の好きなところです。この作品も人間の嫌なところを、ふんだんに...

2009年初版。著者の作品は5作目です。映像化されたものも2本視聴しました。全てに共通しているのは、全編にわたって湿った感じ。爽快感はありません。なんとも不愉快になります。否定しているわけではありません。それが著者の作品の好きなところです。この作品も人間の嫌なところを、ふんだんに見せてくれます。ただ、今まで読んだ作品の中では少し物足りなさが残ります。私にもう少し仏教的な知識があれば、もっと楽しめたのかもしれません。

Posted byブクログ

2022/07/09

まほかるさんの作品にはどれも特殊な感想を持ったが、今回はまずまず。 クライマックスの描写はいまいちついていけなかった。 え!?ここでそんなことしちゃうん?それはあかんやろー。っていうのは健在。 愛されることをしらず、愛に飢えた女の子の悲しい物語なのか?

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2022/06/26

まほかるワールドとも言える観念的な世界観の物語でした。そこに人間臭い登場人物の思いが交錯して物語が描かれています。人間の嫌なドロドロとした部分と物語の中心にいる少女ミハルの見ている世界の対比が生み出すホラーなのかもしれないと思いました。

Posted byブクログ

2022/05/23

沼田さん3冊目 そろそろ作者さんの癖をつかめるかな? これまでの2作はどちらもクセツヨな感じだったので、今回もそれ系かな?と思ってたけど、そんなことはなくクセややツヨだった。 仏教の用語や考え方とかが出てくるのだが、いまいちピンとこない。 多分、仏教に精通してる人や、俺と違っ...

沼田さん3冊目 そろそろ作者さんの癖をつかめるかな? これまでの2作はどちらもクセツヨな感じだったので、今回もそれ系かな?と思ってたけど、そんなことはなくクセややツヨだった。 仏教の用語や考え方とかが出てくるのだが、いまいちピンとこない。 多分、仏教に精通してる人や、俺と違って感受性豊かな人が読むと違った解釈になるのだろう。 と言っても、読みにくいことはなく、ガンガン読み進められたし、続きも気になるほど引き込まれた。 ただ、終わり方はモヤモヤ系。 好みは分かれるが、俺はちょっと苦手な感じ。 映画とかでもよくわからんまま終わって「ん?」ってなることがある。 『この作品は○○を表現していて、あの時の○○は××だからであり、△△ってことなんだよ』とか言われても、「いや、わかるかいっ!」ってなってしまうからなぁ…。 言葉で言わなくても通じるだろ!って熟年の老夫婦でしか通用しませんよ… 単に俺の理解力不足なのかも知れんが 沼田さん作品を3作読んで気づいたことは、ヤバい感じの女性が出てくることかな。 しかも、生々しくヤバい。 あと、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか考えさせられるって感じ。 今回はバッドエンド…なのか? やはりクセツヨだな。 でもこれがクセになる。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ アミダサマってタイトルのせいで、あみだばばあの歌が毎回頭に流れてましたわ…(笑)

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2022/03/27

超常の力を持って生まれた少女に振り回される、二人の男の話。 「九月が永遠に続けば」も魔性の総受けヒロインだったけど、これも似たような感じだった。頭も股もユルユルな律子が悠人にどれだけ暴力を振るわれても許し続ける、というのもやっぱり総受けヒロイン。 じっとりした田舎のホラーの部分は...

超常の力を持って生まれた少女に振り回される、二人の男の話。 「九月が永遠に続けば」も魔性の総受けヒロインだったけど、これも似たような感じだった。頭も股もユルユルな律子が悠人にどれだけ暴力を振るわれても許し続ける、というのもやっぱり総受けヒロイン。 じっとりした田舎のホラーの部分はともかく、そっちはどうにも合わない。

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