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夢違 の商品レビュー

3.4

301件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    113

  3. 3つ

    102

  4. 2つ

    33

  5. 1つ

    2

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2012/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夜読んだら、怖くて怖くてトイレにいけなくなるくらいです。 でも、引き込まれてどんどん読んでしまう。 夢を見ることができるようになる近未来、それでかわっていくものなど、とってもリアルでそこも怖いです。 でもね…ラストが物足りなかったです…。 私の理解ではついていけなかった…ハッピーエンドということくらいしか…。 奥さんどうしたー!?と言いながら本を閉じました。

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2012/02/08

どんどん話に引き込まれていったけど、後半にいくにつれて、ちょっと尻窄みという感じだったかな。ちょっと残念。

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2012/02/05

私、今まで読んだことのある小説家さんの中で、恩田陸が書く文章が一番好きかも知れない。というか、途中までの展開の強さは本当にこの人の文章の魅力だと思う ストーリー展開が本当に面白い。文章にすごく引き込まれるというか、ワクワクして止まらなくなる そして、最後の最後で、…なんだろう、も...

私、今まで読んだことのある小説家さんの中で、恩田陸が書く文章が一番好きかも知れない。というか、途中までの展開の強さは本当にこの人の文章の魅力だと思う ストーリー展開が本当に面白い。文章にすごく引き込まれるというか、ワクワクして止まらなくなる そして、最後の最後で、…なんだろう、もやっとする。中盤までの展開、疾走感、緊張感、不安感、雰囲気、どれも本当に好きなのだけれど、何故か最後がちょっと惜しい。 あ、ここで終わるの?という感じ。こんなに中盤までの流れがすばらしいのに、そこで急にブツッと切れてしまうのは本当に勿体ない! うーん、今回のこの作品も、最終的にちょっと不完全燃焼かも。結局何だったの?って思ってしまう。 ラストの練りをもっともっとしっかりすれば、本当に、文句なしの作品を作れる人だと思う。

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2012/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恩田陸さんってこんなのでしたっけ…。と一寸唖然としてしまった作品。 後半に入ってきて、「え?この残りのページ数でまとまるのこれ??」って思ったのは間違いなく、終盤の失速っぷりは半端なかったです。 ネタ切れか、とも思ったものですが、なんかこう、総てを回収しきれなかった感が強い、と言うか。 此れはもう一冊分くらいの補足を挟まないと面白くはない、と思いました。 はい、正直に言って面白く無かったです。 導入というか視点というか、そういうのは良かったと思うんですよ、ね。 ただ、主人公の奥さんの存在がただの可哀想な人になっていて、薄い。 鮮明に夢を見る小学生の女の子がもうちょっと何かあるんじゃないか、と思いきや突然その存在が霞んで何処いったのかわかんなくなって、薄い。 そもそも主人公自体が自己というものが薄い。 こんなに厚めの本なのに全体的にうすっぺらいなあと言う印象を受けました。 本当、これ打ち切られた、とかじゃないですよね。 某週刊誌の打ち切り作品みたいながっかり感でした…。

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2012/02/03

久々の恩田陸。ちょっと微妙かなあ。いい雰囲気の世界なんだけど、テーマは何?という感じ。雰囲気はあるんだけど、一本筋が通っていないと言うか、ねえ。

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2012/02/02

恩田さんの作品はなんでこんなにひきこまれるのか? 本当に不思議・・・ 恩田さんは、人が無意識に恐れているものを抽出する。 「怖いもの」として意識してなかったけど、 話の中に出てくることで、 「あっ私これが怖いんだ」って気づかされる。 読んでいる間ぞくぞく感がとれないから こんな...

恩田さんの作品はなんでこんなにひきこまれるのか? 本当に不思議・・・ 恩田さんは、人が無意識に恐れているものを抽出する。 「怖いもの」として意識してなかったけど、 話の中に出てくることで、 「あっ私これが怖いんだ」って気づかされる。 読んでいる間ぞくぞく感がとれないから こんなに一気に読んでしまうのかなぁ。 八咫烏怖い。。。

Posted byブクログ

2012/01/29

感情の揺さぶられさが気味悪く思考が止まる。 手を止め、息を吐き、整えないと次へ進めないこの感覚、とても好きなんだけど、今回の場合、なんだかどうも様子が違っている。 はっきり見えているのに、何も覚えてない、まさに夢のような。

Posted byブクログ

2012/01/28

眠った時に見る「夢」を映像として再現して見ることができるようになるという設定。 そう書くと、自分の夢を見られちゃうなんて恥ずかしいわという気分になるけれど、この物語はけしてそんなうれしはずかし♪な雰囲気ではない。 あくまでもSFっぽいミステリーっぽい、ホラーだ。 最初の章の「幽...

眠った時に見る「夢」を映像として再現して見ることができるようになるという設定。 そう書くと、自分の夢を見られちゃうなんて恥ずかしいわという気分になるけれど、この物語はけしてそんなうれしはずかし♪な雰囲気ではない。 あくまでもSFっぽいミステリーっぽい、ホラーだ。 最初の章の「幽霊」を読んだ時に、ゾクッがマックス最高潮に達してしまった。 続きを読むのが怖すぎてつらい…。 でも、続きを読まないと気になって眠れない…(いや、サクッと寝ましたけれど) ストーリーの中で、ラスト以外は少しも気が休まる瞬間がない。 「古藤結衣子」という予知夢を見てしまう人が、とある事故で亡くなったのか亡くなっていないのか。 彼女の気配がいたるところで感じられるのだ。 どこからともなく聞こえてくる音楽であったり、窓ガラスに映るものであったり、監視カメラの映像であったり、子供たちの夢の中であったり、さっきあったはずの花が違うものに変わっていたり、その花の匂いがふっとしてきたり、突然音もなく少女が教室に現れたり、神隠しのように人が消えてしまったり、吉野の桜が夢にも現実にもパッと広がったり、霧で前が見えなくなってその中に… とか もう、とにかくゾクッの連続で、ここまで五感を刺激してゾクッとさせる恩田氏を、改めて尊敬してしまう。 しかし伏線がありまくるわりに、その回収もれが多くて最後まで読んでもスッキリしない。 結局、山科早夜香という少女はなんだったのだろうか? 忽然と消えた奈良の学校の子供たちは、なんで消えてなんでまた現れたんだろうか? このスッキリしない感じがいかにも恩田氏という気もするが、スッキリさせてくれたほうが読後感はいい気がする。 ちなみに最後のほうの舞台が、以前住んでいた奈良だったので、情景が浮かんでイメージしやすかった。 あと、表紙の絵が見れば見るほど怖すぎる!! 朝起きたときに最初に目に飛び込んでくると怖いので、ソファーの上に本を置いておくも、クッションで隠しておいた私だった。

Posted byブクログ

2012/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ニヤニヤが止まらない。好きだ。大好きだ。道中ずっと次の展開が予想できなくて、「次はどうなるのどうなるの?」ってわくわくして、でも同時に物語全体をまたぐ得体のしれない不気味さにドキドキしながら、一人悶えるように読んだ。  ただ、読み終わって初めてわかることなのだけれど、この話は恋愛小説なんじゃないだろうか。ストーリーの雰囲気や奇妙な事件に隠れているけれど、それを取っ払ってみると兄の婚約者との禁断の恋ですからね。  この夢と無意識を題材にしているところが個人的にツボだ。集合的無意識を背景にした「夢は外からくる」ってのは私もかねがね思っていたけれど、逆に夢を通して干渉する発想は無かった。  恩田さんの物語にはよく花が使われる。  花の名前とかは覚えていないのだけれど、「花が出てきた」という事実だけは強烈に印象に残っている。映像演出でしばしばあるモノクロの世界に一点だけ色がついているみたいに、花が浮かび上がってる。  本書では白い「水仙」だけれど、読んでいる最中に水仙の文字がずっと頭にこびりついて離れなかった。  もしかして恩田さんは花から発想を膨らませているのかな、と感じる。あるいは、物語作りの初期段階で花を結び付けていたり。登場する花の花言葉を見ているとそう思ってしまう。    意識と無意識は、しばしば海に浮かぶ氷山に例えられる。海面から出ている氷山はほんの一部に過ぎず、後の大部分は海面下にあるってやつ。だけど、海面みたいに「意識と無意識の境界線」はそんな明確にあるわけじゃなくて、むしろマーブル状に混沌とした混ざり方をしている。夢を通して、人々の集合的無意識に干渉できるならば、幽霊が見える(意識)できるようになるってのは、あながち間違っていないのかもしれない。

Posted byブクログ

2012/01/20

えええええええ! わかんないわかんないわかんないよ!とか思いつつ、すごく、ぽわーんとしてしまう読後感。 ゆめについて、みえないものがみえていくことについて、ぼんやり考えてしまう。

Posted byブクログ