夢違 の商品レビュー
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夢札を引いて可視化された夢を診断する、夢判断は新しいことではないが、可視化されるというのは確かに怖いかもしれない。不思議系は苦手だが恩田さんのこういうのは好き。惜しむらくは前半の緊張感とラストのあっけなさ、の格差があり過ぎることか。集団で消えた人達は何故?3月14日の意味は?など疑問が残った。
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ホラーっぽいような、ファンタジーっぽいような? 結構な厚さの恩田さんの1冊ですw タイトルの通り、"夢"に関するお話です。
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久し振りの恩田陸。 ホラーかな、ファンタジー? やはり変わらず、恩田ワールド。 どっぷりとはまりこんで読めました。 良かったです。 夢を意識してしまいますね… 怖いな、これって。
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夢をデジタル保存しそれを専門家が分析する。どうにもあるようでない「夢」を可視化できるとしたら・・・。恐ろしい話。ぐんぐん読み進むのだが、どうにも納得できない後半部分。奈良の風景が私にはなつかしい。
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2012.04.03. 予約して、やっと借りたら表紙が気味悪い。ぞっとしつつ読み進めると、想像以上に怖くて、どうしよう…と思い悩む。正体不明の怖いものが、確かに眼前にいるんだけど靄に隠れてよく見えない。だけど、気配は濃厚で無視するのも危険…そんな雰囲気のまま、恐るおそる読む。読め...
2012.04.03. 予約して、やっと借りたら表紙が気味悪い。ぞっとしつつ読み進めると、想像以上に怖くて、どうしよう…と思い悩む。正体不明の怖いものが、確かに眼前にいるんだけど靄に隠れてよく見えない。だけど、気配は濃厚で無視するのも危険…そんな雰囲気のまま、恐るおそる読む。読めば読むほど、怖いというよりは、薄気味悪いので、いったん強制終了。とてもじゃないけど、この表紙は、枕元にあったら怖い。寝る前に読むなんてもってのほか。ブツ切れのイメージを、次々に手渡されるよう。手触りとしては、恩田さんの「Q&A」に似てる、と思ったけど、読了してみると「月の裏側」や梶尾さんの「OKAGE」に近いかも。後半~ラストにかけては、ややファンシーというか、ゆるく終わってしまって残念。前半の緊張感が続けば、★5つなのにな。
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恩田さんがこういう作風ってことを知らなかったので、散りばめられた謎が最後解けるのを期待してたんですが…モヤモヤが残ってしまいました。 でもそんなことはどうでもよくなるぐらい怖くて面白くて、読みごたえありました。
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夢をデジタル保存できるようになり、可視化できるようになった世界。夢を「視て」分析する「夢判断」である浩章は、奇妙な依頼を受ける。全国の小学校で、集団白昼夢が起こっているというのだ――。子供たちの悪夢に潜んでいるものとは?直木賞候補作。 「夢」という誰にとっても身近な題材だけに、主...
夢をデジタル保存できるようになり、可視化できるようになった世界。夢を「視て」分析する「夢判断」である浩章は、奇妙な依頼を受ける。全国の小学校で、集団白昼夢が起こっているというのだ――。子供たちの悪夢に潜んでいるものとは?直木賞候補作。 「夢」という誰にとっても身近な題材だけに、主人公の恐怖やハラハラも他人ごとではないというか、大変楽しめました!ただ全ての謎が解かれる訳ではない(?)ので、個人的には少々消化不良気味な気分…誰かに解説していただきたいぐらいです…。最後も賛否両論なのでは、と思います。でもそれでも面白かった!と思わせるのだからさすが恩田さん。
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恩田陸さんの最新作、「夢」を判断して、子ども達の失踪事件を解決する・・・という内容に惹かれ、期待大で買ってみました。 恩田さんらしい、少し不気味で、でも引き込まれる。 この雰囲気が全面に出ていて、夜中に布団で読むのは間違いだった、と後悔。どきどきしながらの序盤読破でした。 中...
恩田陸さんの最新作、「夢」を判断して、子ども達の失踪事件を解決する・・・という内容に惹かれ、期待大で買ってみました。 恩田さんらしい、少し不気味で、でも引き込まれる。 この雰囲気が全面に出ていて、夜中に布団で読むのは間違いだった、と後悔。どきどきしながらの序盤読破でした。 中盤からは少しテンポが悪く、「もしかしてこれ、解決しないんじゃないのか?」という不安で読み進めるのが重かったです。 私が一つ勘違いしていたのが、この「夢違い」は、事件の謎を解いていくミステリーの要素が強いものだと思っていたのですが、どちらかというと、ホラーやサスペンスが強かったようです。 私は、ミステリーだのホラーだの、サスペンスだのの違いは明確にはわかりませんが、少なくとも私が期待していた”事件解決までのドキドキ”は味わえませんでした。残念。 あとは、毎度おなじみですが、オチがもう一歩。しっくりこないのです。 でも、夢判断といったネタが妙にリアルで面白かったです。 結構値が張りますので、まずは図書館で借りて読んでみてはどうでしょうか。
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相変わらず難解な現代ファンタジー。最後はご都合主義も感じましたが、ハッピーエンドでよかった!恩田さんの作品は首をかしげながら読む羽目になるのは解っているのに、何故だか読みたくなってしまう不思議……。
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内容(「BOOK」データベースより) 夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。予知夢を見る女、結衣子。俺は幽霊を視ているのだろうか?そんな折、浩章のもとに奇妙な依頼が舞い込む。各地の小学校で頻発する集団白昼夢。狂乱に陥った子供たちの「夢札」を視た浩章は、そこにある符合を見出す。悪夢を変えることはできるのか。夢の源を追い、奈良・吉野に向かった浩章を待っていたものは―。人は何処まで“視る”ことができるのか?物語の地平を変える、恩田陸の新境地。
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