銀行総務特命 新装版 の商品レビュー
池井戸さんの初期の銀行もの。実際に銀行員だった著者が感じたことなんだろうな。自分たちのことしか考えないやつらの集まりやな
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花咲舞が黙っていないを読了後に本書を購入。不祥事の疑いがある事案に対して、主人公の指宿らが、人脈等を駆使して事実解明を行なっていく。 短編集であり、1話毎に事実解明はされるのだが、本質的に事実解明された書き方ではなく、読者に最終的な判断を委ねているような書き方であるため、少しモヤ...
花咲舞が黙っていないを読了後に本書を購入。不祥事の疑いがある事案に対して、主人公の指宿らが、人脈等を駆使して事実解明を行なっていく。 短編集であり、1話毎に事実解明はされるのだが、本質的に事実解明された書き方ではなく、読者に最終的な判断を委ねているような書き方であるため、少しモヤっとした感じが残る。モヤっとした感じが残るというのは、自然と物語の決着を考えさせられているとも言える。それそれで面白い。
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短編集です。 もし池井戸作品をお試しで読んでみよう、という方がいらっしゃいましたら、お試しと言わずぜひがんばって、がっつり分厚い作品を読んでください!! あっという間に読み終えるはず! あくまでも個人的意見です・笑
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メガバンクが舞台の半沢直樹シリーズの原型とも思える短編集。初出が2002年であるにもかかわらず、テーマが古びていないのはさすがと思った。 ただ、短編集だから当然なのだが、事件発生から解決までがあっという間で少々物足りなかった。 池井戸先生の作品は長編の方が面白い気がする。
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Amazonオーディブルで聴いた。 短編集。 尻切れで終わるのと余韻を残した終わりって、似てるようで違うよね。
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エンターテインメント小説として、面白かった。 短編なので読みやすいし。 最後にすべての物語を繋げる線が見えてくる…、みたいな展開はさすがに期待しすぎだった。普通に読み切り小説です。 人間の心の闇というか、楽できるなら楽したいし、ミスは隠蔽したい。それが、大きなお金が動く銀行とい...
エンターテインメント小説として、面白かった。 短編なので読みやすいし。 最後にすべての物語を繋げる線が見えてくる…、みたいな展開はさすがに期待しすぎだった。普通に読み切り小説です。 人間の心の闇というか、楽できるなら楽したいし、ミスは隠蔽したい。それが、大きなお金が動く銀行という場所では、大きな事件にも発展する。 世の中が、指宿のような人間ばかりだったなら、どうだっただろうか。それはそれで、窮屈さを生むのだろうか。
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銀行内の不祥事処理班が活躍(というより暗躍)するオムニバス形式のストーリー。いつもの堅実で地味な行員ががんばる話ではなかったので、読み始めは退屈な気がしてしまったけれど、読み進めると、特命の指宿の仕事ぶりがついつい気になってページを捲ってしまった。
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8編からなる短編集 半沢直樹シリーズとも関連があり、池井戸潤ファンを楽しませてくれます。 正直なところ、途中から物凄く惹きつけられ読む手を休めるところを知りませんでした。 半沢直樹シリーズがあるなら指宿修平&唐木怜シリーズがあってもいいんじゃないかな...
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話の顛末を読者に委ねるような終わり方が自分にはあまり合わないのかもしれない。自分の想像力の無さが影響しているのかもしれない。 章ごとに別の独立した事件が描かれていて、それぞれの背後に一本通ったものが見えればもう少し自分の心の中に話が止まるかもしれない。
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池井戸作品の特徴はハッピーエンドと自分なりに決めつけているが、当作品は結論を読者の創造にゆだねる形式をとっているため、ハッピーな気持ちになる前にすとんと終わってしまうようだ。
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