銀行総務特命 新装版 の商品レビュー
メガバンクで行内の不祥事処理を任務としている主人公が、行内で次々と生じるもめ事に奔走するストーリー。市中の銀行はこういうことをしているのか、とまずそこが勉強になりました。ストーリーの展開としては、冒頭から8割くらいまでは非常に盛り上がって先を期待しながら進めるのですが、どの章もオ...
メガバンクで行内の不祥事処理を任務としている主人公が、行内で次々と生じるもめ事に奔走するストーリー。市中の銀行はこういうことをしているのか、とまずそこが勉強になりました。ストーリーの展開としては、冒頭から8割くらいまでは非常に盛り上がって先を期待しながら進めるのですが、どの章もオチがイマイチに感じられて仕方ありません。拍子抜けしてしまうというか、よく分からなくて読み返してしまうこともありました。ですが、全体的にはとても楽しく、さっと読むことができました。池井戸作品、他も読んでみたいです。
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銀行内の不祥事を調査する特命課。その実直な活躍を描いた短編集。 銀行内部のリアリティはさすが池井戸さんって感じだけど、キャラクターがちょっと弱いかな。短編集だから仕方ないのかも知れないけど、ちょっと厚みに欠ける感じ。
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銀行内の不祥事処理にあたる、総務部特命の調査役、指宿の活躍を描いた8編の連作短編。 「不祥事処理」が核になっているだけあり、ミステリ色が強く、また池井戸潤の真骨頂であるメガバンクが舞台ということもあって、やはりぐいぐい読ませられる。 どの短編もそれぞれに読みごたえがあったけど、...
銀行内の不祥事処理にあたる、総務部特命の調査役、指宿の活躍を描いた8編の連作短編。 「不祥事処理」が核になっているだけあり、ミステリ色が強く、また池井戸潤の真骨頂であるメガバンクが舞台ということもあって、やはりぐいぐい読ませられる。 どの短編もそれぞれに読みごたえがあったけど、最近の痛快な作風にいちばん通じていたのは「特命対特命」。 ただ、カタルシスを感じられそうなところであっさり幕をひかれてしまったのでやや消化不良に感じた。 他の短編も、最近のものに比べると説明不足に感じてしまう部分が多少あったのが残念。
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元銀行員ならではのリアリティと物語のスピーディな展開がいい。サラリーマンだからわかる会社の厳しさや矛盾もあるだろう。出張の友に最適かな。
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抜群の安定感。私のなかで、確実に「安心して買える」作家の一人になっている。 銀行の不祥事を指宿と唐木のコンビが片付けていく。言ってしまえば一企業の一総務社員でしか無いが、銀行の闇と、闇を生み出してしまう仕組みを、ショートストーリーの集合からうまく書きだしている。 しかし、一方で、「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」が良作過ぎて、それを超える作品はもうなかなか出てこないのではないかと不安になってくる。
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銀行における不祥事を調査する「総務課特命」指宿調査官。 人事にも関わることだから人事部側が勝手に目の敵にしている部署。 そんな思惑が銀行に渦巻く中、指宿調査官は不祥事の調査を進めていく。 とっても面白かったです。 短編が何個も連なっている感じなのでさくさく読めちゃいます。 銀行...
銀行における不祥事を調査する「総務課特命」指宿調査官。 人事にも関わることだから人事部側が勝手に目の敵にしている部署。 そんな思惑が銀行に渦巻く中、指宿調査官は不祥事の調査を進めていく。 とっても面白かったです。 短編が何個も連なっている感じなのでさくさく読めちゃいます。 銀行員って…。 っていう感想があたけども。 唐木さんがだんだん指宿さんに馴染んでいくのがいいなぁ。 この続編ってないのかなぁ。 出来れば長編で。
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銀行とはとても身近な存在であるが、しかしその内部に関しては意外な程に無知である。 そんな銀行ならではの内部事情を鮮明に描いた作品である。 直木賞作家となった池井戸潤さんの作品は「鉄の骨」以来だが、今回も社会派で業界に属してみないとわかり得ない事柄が多く含まれた面白く興味深い作品となっている。
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「果つる底なき」がとても面白かったので、引き続いて「銀行総務特命」を読んだ。 銀行勤務の経験した著者なればこそ外部からはわからない銀行内部が描かれている銀行ミステリーだ。 難しい専門用語はわからないなりに面白い。 清廉、真面目、信用第一という銀行のイメージだけれどその内部はドロド...
「果つる底なき」がとても面白かったので、引き続いて「銀行総務特命」を読んだ。 銀行勤務の経験した著者なればこそ外部からはわからない銀行内部が描かれている銀行ミステリーだ。 難しい専門用語はわからないなりに面白い。 清廉、真面目、信用第一という銀行のイメージだけれどその内部はドロドロしたものが渦巻いている。 当分池井戸作品を読むことになりそうだ。
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