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四十九日のレシピ の商品レビュー

4

287件のお客様レビュー

  1. 5つ

    78

  2. 4つ

    115

  3. 3つ

    57

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    11

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2022/02/15

素晴らしい物語りで、読み終えて余韻に浸っています。出だしはお笑い系かと思いましたが、中身はずっしり。重苦しいテーマも時たま挿まれるのにトーンは暗くならず、1作前に読んだ不快な本とは異なり、どこからか温かな光が常に射し込んでいました。ご指摘が散見される回収しきれなかったエピソードは...

素晴らしい物語りで、読み終えて余韻に浸っています。出だしはお笑い系かと思いましたが、中身はずっしり。重苦しいテーマも時たま挿まれるのにトーンは暗くならず、1作前に読んだ不快な本とは異なり、どこからか温かな光が常に射し込んでいました。ご指摘が散見される回収しきれなかったエピソードは自分で勝手に解決しておきました。またこの著者の本は読もうと思います。

Posted byブクログ

2022/02/10

読み易くて、映画の脚本に丁度良さそうという印象でした。 ライトな雰囲気の割には、登場人物の抱えているものはちょっと重くて、楽しめました。 色々な愛情の表現がありますが、乙美さんのような方法も素敵だなと思いました。

Posted byブクログ

2022/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実家パートはとても心温まる話で好きだが、東京パートの登場人物、特に百合子の旦那さんに全く同情できなかった。 浮気相手の子供の話も悲しすぎる。 百合香と旦那さんが寄りを戻すにしても、あの子はどうなるんだろうと考えてしまう。 百合子を軸にするとそんな読後感がメインになってしまうので、お父さんが主人公の物語だと考えるのがいいのかな。 最後の展開はとても良かった。

Posted byブクログ

2021/12/27

妻を亡くした夫と 傷心を抱えて戻ってきた娘。そこに金髪で痛快な女の子が亡くなった妻が遺した49日のレシピを伝えにくる…亡くなっても その存在は消え褪せるものではなく むしろ身近に感じられる そんなしあわせを感じられたストーリーでした。 良い人ばかり出てくるような小説は得意じゃない...

妻を亡くした夫と 傷心を抱えて戻ってきた娘。そこに金髪で痛快な女の子が亡くなった妻が遺した49日のレシピを伝えにくる…亡くなっても その存在は消え褪せるものではなく むしろ身近に感じられる そんなしあわせを感じられたストーリーでした。 良い人ばかり出てくるような小説は得意じゃないとあまり期待しないで読んでみると それとは裏腹に温かい気持ち心の中にスッと入り込んだ良作でした。

Posted byブクログ

2021/12/26

ドラマや映画にもなってたんだ。全然知らなかった。出てくる人たちがどうにも自分勝手な人ばかりに感じられて私はこういう人たちは苦手だなあ・・・

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2021/09/12

テレビで見てから読みました。 風吹ジュンさんの乙美が素敵でした。 乙美が、豚まんの君?後の夫を見初めるシーンが好き。 テレビでは、分からなかった黄色のノロノロのフォルクスワーゲンと独活の大木と揶揄されるノッポ君のことも、スッキリ。 それにしても、あのダンナのアホさ加減には 思い...

テレビで見てから読みました。 風吹ジュンさんの乙美が素敵でした。 乙美が、豚まんの君?後の夫を見初めるシーンが好き。 テレビでは、分からなかった黄色のノロノロのフォルクスワーゲンと独活の大木と揶揄されるノッポ君のことも、スッキリ。 それにしても、あのダンナのアホさ加減には 思い出しても、ムカムカする!

Posted byブクログ

2021/09/02

とっても良かった。ただ最後まで珠子が憎たらしくて許せない。子供のいない百合子への言葉が突き刺さった。不器用なところがよく似た熱田と百合子の父娘がすごく愛おしい。少女のような乙美もとても魅力的な女性でした。

Posted byブクログ

2021/05/15

妻の乙美が亡くなってから、父良平の家はごみ屋敷のようになり、東京へ嫁いだ娘百合子は、心に傷を抱えて戻ってくる。 乙美がボランティアで絵手紙を教えていた福祉施設の生徒、黄色い髪の少女井本がいきなり熱田家を訪ねてきて、乙美が望んだ、四十九日の大宴会に向けての準備が始まる。 四十九日の...

妻の乙美が亡くなってから、父良平の家はごみ屋敷のようになり、東京へ嫁いだ娘百合子は、心に傷を抱えて戻ってくる。 乙美がボランティアで絵手紙を教えていた福祉施設の生徒、黄色い髪の少女井本がいきなり熱田家を訪ねてきて、乙美が望んだ、四十九日の大宴会に向けての準備が始まる。 四十九日の間、一緒に過ごした良平と百合子。 良平が乙美と知り合った頃のことや、乙美の人物像がだんだんとわかるにつれて、切なさがこみ上げてきて、涙が出そうになった。 血のつながりはなくても、その人の人生について多くを知らなくても、百合子はずっと継母が好きだった。 乙美の人生、乙美のあしあと、暮らしのレシピ。 幸せな気持ちを作り出す何かを残してくれた乙母に感謝! 少し寂しくて、でも温かい気持ちになれるいいお話だった。

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2021/04/29

四十九日の日にどんな宴会を迎えるんだろうと 気になってすいすい読めた。 登場人物が不完全で、 傷を負っているんだけど、優しさに溢れてて 絆が生まれていく感じが良かった。 でも、ラストはおーい‼︎ テイスト違いますやん。

Posted byブクログ

2021/04/16

心があったかくなる作品。イモトもブラジル人の彼も黄色いビートルも全部意味がある。 乙母の想いは伝わった。

Posted byブクログ