四十九日のレシピ の商品レビュー
あー、泣いた。 伊吹さんの本、やっぱり好きだなあ… 絶対に泣かされる。 はじめて読んだのは「注文の多い料理小説集」の短編。 柔らかくて切ない書き方をするお話がとてもよかった。 この作品もやっぱり出てくるご飯がおいしそうで、 優しい登場人物に溢れていて、愛おしい。 コロッケパン...
あー、泣いた。 伊吹さんの本、やっぱり好きだなあ… 絶対に泣かされる。 はじめて読んだのは「注文の多い料理小説集」の短編。 柔らかくて切ない書き方をするお話がとてもよかった。 この作品もやっぱり出てくるご飯がおいしそうで、 優しい登場人物に溢れていて、愛おしい。 コロッケパンも 元気が出るスープも食べたい。 乙母さんの不在を抱えながら、 それぞれが1歩踏み出していく姿がよかった。 不倫が絡んでくるので、少し生々しい描写があり、 そこだけなければ中学校に置きたかった。惜しい。
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ちゃんと見ててくれる家族がいること 後で気付くいろいろなこと 思い出を辿るその刹那、悲しみが思慕に変わる 井本もハルミもさることながら、何よりも乙母につきる
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百合子、熱田、井本、ハルミ 四十九日までの間、それぞれが亡き乙美を想って過ごしていた。誰も乙美とは血が繋がっていないが誰もが愛をもっていた。
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町の図書館「わくわく」で借りる。 大切な人とお別れした人、自分に自信を無くした人に勧めたい。私は周囲の人や名も知らぬ人のおかげで、生きている、ということに気づける。私も誰かのためになっていることを信じたくなる。
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すごく良かった! 心が揺さぶられました。 まるで脱け殻だった父が亡き妻の最後の願いを叶えよう、傷心で出戻ってきた娘の百合子を元気付けたいという思いがひしひしと伝わってきた。 乙美さんに頼まれたと言って突然現れたイモちゃんとハルミ君がいてくれて本当に良かった。 言葉は少し乱暴でも...
すごく良かった! 心が揺さぶられました。 まるで脱け殻だった父が亡き妻の最後の願いを叶えよう、傷心で出戻ってきた娘の百合子を元気付けたいという思いがひしひしと伝わってきた。 乙美さんに頼まれたと言って突然現れたイモちゃんとハルミ君がいてくれて本当に良かった。 言葉は少し乱暴でも、優しくてその場を明るくする力を持ったとても良い子。 みんなで力を合わせた特別な四十九日の法要はじーんとしました。 乙美の手作りレシピが優しさや愛情に溢れていて胸に響く。ラストにかけてじわじわとくる感動。 父と乙美の出会いのエピソードも好き♪ 乙美の愛情に包まれるような読後の余韻も良かった。 『生きている、生活をする。気にかけることがあり、気にかけてくれる人がいる。それだけで人は誰かを飛ばし、飛ばしてもらい、一緒に前に進んでいる気がします。それは無数の匿名のテイクオフ・ボード、お互いさまだから』
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終始お父さんと百合子、井本、ハルミの やりとりは温かい。 何より乙母さんのあったかさが いっぱい詰まった本。 女性の幸せは結婚、出産だけではないということ、 自分の幸せは自分が動かないと手に入れれないと いうこと。 大宴会の時、みんなが模造紙に思い思いに 書きあっている様子を想像してウルっときた。 でもちょっと残念ポイントも…. 百合子の旦那と不倫相手とのやりとりがどうしても しんどくて、ちょっと気持ち悪かった… リアル?すぎて?読んでてすごくしんどくなった… 全体が温かくて優しい話なのだから、不倫の話は そこまで深く掘らなくても良かったのでは? と思ってしまった… 百合子のどうしようもなく苦しい状況を伝えた かったにしても亜由美の家に行くシーンは 苦しくなった。 あと、ところどころ誰が話してるのかわからない 部分もあって、すこし残念でした。 「きっと人生には何かが必要だ。 食って寝て起きての日々を鮮やかに彩る何かが。 幸せな気持ちを作り出す何かが。 笑い、喜び、驚き、ときめき、期待する、 心を動かす美しい何かが。」
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物語は、子供がいない百合子、そして子供を産まなかった継母の乙美を中心に進んでいきます。 途中、苦しくて悲しい。だけど主人公「百合子」を支える人達が凄く温かい。逆に百合子を傷つけ、苦しめる人もいる...。 ブログにて詳しいレビューしています* https://happybook...
物語は、子供がいない百合子、そして子供を産まなかった継母の乙美を中心に進んでいきます。 途中、苦しくて悲しい。だけど主人公「百合子」を支える人達が凄く温かい。逆に百合子を傷つけ、苦しめる人もいる...。 ブログにて詳しいレビューしています* https://happybooks.fun/entry/2021/03/23/203000
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家族の急逝。自分自身も経験があり、あの時何であんなことを言ってしまったんだろう、もっとこうすればよかったな、幸せだっただろうか?色々と考えてしまう気持ちが痛いほどわかりました。 読み進めながら、自分の気持ちも整理されていくようでした。 大切な人を大切にしよう。大切な人というのはも...
家族の急逝。自分自身も経験があり、あの時何であんなことを言ってしまったんだろう、もっとこうすればよかったな、幸せだっただろうか?色々と考えてしまう気持ちが痛いほどわかりました。 読み進めながら、自分の気持ちも整理されていくようでした。 大切な人を大切にしよう。大切な人というのはもちろん自分自身も。あたたかい優しい気持ちになる小説です。
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最初はゆっくりした入りだったけど、途中からの加速がすごかった。この本好きだなぁ。もっとレシピがいっぱいでる内容かと思ってたけど、これはこれで素敵なレシピだった。
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注文の多い料理小説集『夏を近づく』を読んで伊吹有喜を知る。他の作品も読んでみようと思い手にとったのがこの本。他の作品も読んでみよう。
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