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四十九日のレシピ の商品レビュー

4

285件のお客様レビュー

  1. 5つ

    78

  2. 4つ

    113

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2024/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イモちゃんのキャラがいいっ!                 熱田パパのゆかりの人がみんな生まれ変わりに?そうだったのかも。

Posted byブクログ

2024/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全体的に流れる雰囲気はとても好きなんだけど、メインの娘さんが優しすぎて共感できず残念。私は絶対に許せない。優柔不断な元夫も、『あなたの為を思って』を盾にした言いたい放題の叔母も。49日の間に姿を変えて見守って助けてくれた二人の事に気付いたお父さんのシーンがよかった。

Posted byブクログ

2024/07/05

何気に手に取った本だったが、とても面白かった。 失ってみて、大丈夫がわかることは本当にある。 妻を突然亡くした妻とその娘の再生の話。亡き妻の乙美さんのレシピが深い。多くの恵まれなかった女性達や亡くなった家族にも素晴らしいレシピ、処方箋を残してくれた。愛情に溢れた素晴らしい女性だ...

何気に手に取った本だったが、とても面白かった。 失ってみて、大丈夫がわかることは本当にある。 妻を突然亡くした妻とその娘の再生の話。亡き妻の乙美さんのレシピが深い。多くの恵まれなかった女性達や亡くなった家族にも素晴らしいレシピ、処方箋を残してくれた。愛情に溢れた素晴らしい女性だったんだろうな。 四十九日の宴会も良かった。熱田の姉があまりにひどい物言いで腹ただしかったかったが、ずっと頭が上がらず言い返せなかった熱田もついに言い返せた。これも大きな変化。怒って帰ってしまったと思えた姉だが、最後の展開もほろっとした。これもやはり乙美さん人徳だろう。 他にも、いろいろな展開があって面白かった。他の伊吹さんの作品を読むのも楽しみだ。

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2024/06/23

身近な誰かが亡くなった時、不思議なことが起こるような話はよくある。実際にも起こりうるのか分からないけど、説明できないことがあってもいいじゃない、と思う。 優しくて、固まった心を溶かしてくれるような、そんな本だった。 わたしもレシピ残していこうかな

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2024/06/12

人はひとりでは生きていけない、と再確認。 自分の行動で人を傷つけたり、他人の行動で傷つけられたり。 人間だから失敗もするけれどやり直しもできる。 落ち込んでもいいけれど、時間がかかっても自分と向き合って再スタートできればよし。 読み終わった後そんなことを思った。 再生のファンタ...

人はひとりでは生きていけない、と再確認。 自分の行動で人を傷つけたり、他人の行動で傷つけられたり。 人間だから失敗もするけれどやり直しもできる。 落ち込んでもいいけれど、時間がかかっても自分と向き合って再スタートできればよし。 読み終わった後そんなことを思った。 再生のファンタジー。

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2024/06/02

この一冊からドンドンはまりこんで行った記念の本 泣いた泣いた!主人公の心の動きも良かった ドラマでも見たかった

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2024/05/31

一気に読了。 生きてきた経過、関わった人、どんな思いで生きていたのかを知りながら振り返ることで、大事な人が亡くなったことを受け止めていくことにつながる。この時間は大事なんだなと、今後残された人が前向きに生きていく上で大事だと感じた。 笑い涙ありの不思議な四十九日までの世界だったが...

一気に読了。 生きてきた経過、関わった人、どんな思いで生きていたのかを知りながら振り返ることで、大事な人が亡くなったことを受け止めていくことにつながる。この時間は大事なんだなと、今後残された人が前向きに生きていく上で大事だと感じた。 笑い涙ありの不思議な四十九日までの世界だったが、とても濃い大事な時間を読みながら感じた。

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2024/03/22

私が読んだ伊吹さんの作品は再生の物語が多い気がする。 この作品も、妻である乙美を亡くした良平とその娘の百合子がどのように生きていくのかを考えて進む物語だ。 突然現れた井本とハルミ。現実にこんなことが起こったら受け入れることは難しいだろう。しかし、こんな2人がもし現実に現れたなら...

私が読んだ伊吹さんの作品は再生の物語が多い気がする。 この作品も、妻である乙美を亡くした良平とその娘の百合子がどのように生きていくのかを考えて進む物語だ。 突然現れた井本とハルミ。現実にこんなことが起こったら受け入れることは難しいだろう。しかし、こんな2人がもし現実に現れたなら自分の人生も変わっていくのかもしれない、と想像したら楽しくなった。 良平も百合子もこの2人に出逢わなかったら、人生なにも変わらなかっただろう。 乙美が託した想いを繋ぎに来た井本。 井本とハルミの去っていく姿がどちらも気になる。 実際この2人は何者だったのか、と。 ずっとずっと良平と百合子と居て欲しかった。そこが少し残念。 井本が去って行った時の良平の気持ちが切なかった。 良平と百合子を取り巻く親族にも腹が立ったり、共感したりと色んな気持ちにさせられたところを思えば、なかなか面白い作品だったと思う。

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2024/03/19

面白かった。とても読みやすくポップな感じですね。内容的には深みはあまりないですが、とても良いストーリーで読後感はとても良かったです。伊吹さんの作品は初めてでしたが他の作品も読んでみようと思います。

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2024/02/04

1年前あたりから私の中ではちょっぴりブームな作者さん。★も良かった初期の作品に行ってみる。 しかし、なんだな、歳を取るとこういう話に弱くて、最初のほうで妻(乙美)に先立たれた熱田が生きる気力もなくした姿を読むと、自分でもそうなってしまうだろうなと心が揺れる。 そこに、亡き妻から...

1年前あたりから私の中ではちょっぴりブームな作者さん。★も良かった初期の作品に行ってみる。 しかし、なんだな、歳を取るとこういう話に弱くて、最初のほうで妻(乙美)に先立たれた熱田が生きる気力もなくした姿を読むと、自分でもそうなってしまうだろうなと心が揺れる。 そこに、亡き妻から頼まれたという日焼けをした黄色い髪の女子(井本)が押しかけて、加えて、夫の不倫から離婚届を置いて家を出て来た娘(百合子)が戻ってきて…と始まる話。 『四十九日には明るくて楽しい大宴会みたいなのができればいいな』という乙美が遺した言葉に従って、井本と彼女が連れてきたブラジル人(ハルミ)にも後押しされ、熱田と百合子はゆるゆると動き出す。 乙美の生涯を綴る年表づくりの中で語られる熱田と乙美の、乙美と百合子の、それぞれの記憶のひとつひとつに、夫婦の愛、親子の愛について考えさせられ身に沁みる。 福祉施設でボランティアだった乙美に教えられたという井本やハルミの行動と、その仲間の人々の心情に、人としての情の深さを感じいる。 見合い話を断られて押しかけてきた乙美が熱田との出会いである夏祭りの豚まんの話を語る場面がとてもあたたかい。 四十九日の宴会に美佳がコロッケサンドを持ってきた場面は、冒頭の弁当の話につながって、通勤電車の中で読んでいたが、泣けてきて困った。(毎日早起きしてお弁当を作ってくれている配偶者に感謝) 井本とハルミの存在がファンタジーのように語られる終い方も話の落ち着け方としては良かった。 百合子の夫(浩之)と相手(亜由美)には我慢ならず、関わらなければよいのにとずっと思っていたので、よりが戻って良さげに終わったのが唯一不満。 物語としてはああ締めざるを得ないのかもしれないが、女癖ってのは簡単には直らないと思うぞ。

Posted byブクログ