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黒猫の遊歩あるいは美学講義 の商品レビュー

3.3

137件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    4

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2012/11/19

面白かったんだけど、今迄ブクログに登録した本との相対評価で☆2つ。 ちょっと理屈をこねるところが味でもあるけど、話題になっている本などを知らないとちょっと面白さを理解出来ないところも…。続編も読む予定。

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2012/11/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

24歳という若さで大学教授をしている通称”黒猫”とその”黒猫”曰く付き人であるポオ研究家の”私”が、ポオの作品を通して周りで起きている様々な事件・事象を美的に説いていく…話……、と思う。何せ、ポオは読んでいないので、ポオのくだりは私のようなゆっるゆるなおつむでは理解出来ないのだが、この二人の関係性がとても魅力的。天才で美形、ただ性格に難がある”黒猫”と学生時代から腐れ縁である”私”。”黒猫”の周りにはそのミステリアスな部分と頭の良さ、そして美貌に惹かれて人は寄っては来るけれど、当の本人は全く興味がない。唯一、彼からアクションをとるのは、姉の冷花とこの”私”だけじゃないかなと思うくらい。”私”の方も腐れ縁だと言い聞かせながらも、仄かに恋心が芽生えている。推論の件は難しすぎるけど、この二人の今後に注目したい。

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2012/10/28

合わない。ペダントリックな作品が好きな人にはよいのだろうが、自分には平坦なのに読みにくい、小粒な作品。まあ自分には気持ちに余裕がないということなのだろうけど、この作品の中でのやりとりを楽しむ暇はないな。 次の作品も一緒に借りたけれど、まあ読まずに返却です。

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2012/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

納得できるところと、それはないだろと思うところがあり、最終的には こんなこと考えてる人もいるのか、で落ち着いた。 自分の好みからすると、いろんな意味で惜しい作品だった。友達以上恋人未満(?)というのは好きなので。 ただ、ミステリではない。

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2012/10/23
  • ネタバレ

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24歳という若さで大学教授になった「黒猫」と付き人の私のストーリー。 黒猫というのは、もちろん本名ではなく、彼の独自の論理の展開を指して、学生時代彼を教えていた教授がつけたあだ名です。 付き人と、黒猫は大学時代からの縁。黒猫は異例の出世を遂げたが、付き人は、大学の博士課程。 ただ、大学時代の縁でなぜか彼の付き人をやることに。 彼女は度々、黒猫と自分を比較するようなことを言っていたり。 話としては、付き人がポォ作品を研究して、その解釈の話や黒猫の研究を美学的論じた話が多いです。 かなりネタバレを作品の中でしているので、ネタバレが嫌な人は先に取り上げている作品を読むことをオススメします。 美学的に論じているだけあって話は難しく、しかし黒猫と付き人のキャラが面白く。楽しく読ませていただきました。 最後の黒猫の告白は必見です。

Posted byブクログ

2012/10/18

題材になるポーのお話は知っているけど、そこまで飛躍しなくてもと言う感想。謎はなかなか面白いが論理的に解説しているはずの謎解きが全く落ちてこない理不尽さ。なぜ母親が娘を見付けられなかったのかと言う謎だけはしっかり理解できたが後はそうなのかと言う程度だった。頭が悪くて理解できなかった...

題材になるポーのお話は知っているけど、そこまで飛躍しなくてもと言う感想。謎はなかなか面白いが論理的に解説しているはずの謎解きが全く落ちてこない理不尽さ。なぜ母親が娘を見付けられなかったのかと言う謎だけはしっかり理解できたが後はそうなのかと言う程度だった。頭が悪くて理解できなかったと言われればそれまでの話だけど。

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2012/10/17

初森晶麿。 古風で、ちょっと、北村薫みたい。 でも、美学か。哲学っぽくて、言葉にするのは難しい。 三島由紀夫の「美徳のよろめき」を思い出した。ぜんぜん作風違うけど。「美」の意識を言葉で伝えるのは難しいなと。

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2012/09/20

弟に借りた本。 文体は好きなのだけど、中身が難しく感じるからなのか、全く頭に入ってこなかった。 大学で美学の授業は受けたことがあるけど、全く違う内容。 大学のは絵画、こちらは小説を対象にしているからなのか。 そもそも、美学って難しくて苦手だった。 2冊目も借りたけど、読まない...

弟に借りた本。 文体は好きなのだけど、中身が難しく感じるからなのか、全く頭に入ってこなかった。 大学で美学の授業は受けたことがあるけど、全く違う内容。 大学のは絵画、こちらは小説を対象にしているからなのか。 そもそも、美学って難しくて苦手だった。 2冊目も借りたけど、読まないかな;;

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2012/08/27

読み始めれば、そして慣れてしまえば、ぐいぐい読める。 ある意味、癖は強い文章。 でも、そこにある楽しみを見つけると、けっこう面白い。

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2012/08/25

アガサ・クリスティー賞(1回) (収録作品)月まで/壁と模倣/水のレトリック/秘すれば花/頭蓋骨のなかで/月と王様

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