要介護探偵の事件簿 の商品レビュー
物語を楽しむ条件として、主人公に感情移入できるかどうかが必須ですが、この爺さんには全く出来ませんでした。1章読んでやめてしまいました。この後面白くなっていたかもしれませんが・・。
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面白かった。ミステリーだけど、主人公のキャラがいい味出していて気持ちよく読めました。ミステリーとして読んでいないかも。
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車椅子生活の高齢者・香月玄太郎が主人公。「さよならドビュッシー」のスピンオフ作品らしい。・・らしいというのも私はまだ「さよなら~」は未読だから。今回、結構面白かったので、近々読んでみようと思ってます。 連作短編集。ミステリーとしてもいいのでは?ま、でも何といっても玄太郎氏のキャラクターがいいですね。元気で、口が悪くて・・でも憎めない。それぞれの事件に少し苦味があるのがまた、いいかも。軽すぎず、重すぎず、面白かったです。
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【収録作品】要介護探偵の冒険/要介護探偵の生還/要介護探偵の快走/要介護探偵と四つの署名/要介護探偵最後の挨拶 介護の話が興味深い。意気軒高で頑固な老人が権力と金と精神力を武器に正論をぶちかますのは小気味いい。
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さよならどピュッシーとクロスオーバー? (むしろ序章??)したコミカルなテンポのミステリ。 個人的には要介護老人と4つの署名が好き(笑) もう一度さよならドビュッシー読まないとな~ 下半身不随の豪傑じいさんと介護師。。。 そのたじいさんに怒鳴られる有象無象が活躍? (活躍...
さよならどピュッシーとクロスオーバー? (むしろ序章??)したコミカルなテンポのミステリ。 個人的には要介護老人と4つの署名が好き(笑) もう一度さよならドビュッシー読まないとな~ 下半身不随の豪傑じいさんと介護師。。。 そのたじいさんに怒鳴られる有象無象が活躍? (活躍するのはじいさんだけか・・・・?) するのがいい具合。 それぞれのストーリーが短いながらも 充実してる!
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このミステリーがすごい2011年の「要介護探偵のチェイス」は おもしろかった、とおぼろげに覚えていたのですが・・・ 「さよならドビュッシー」のスピンオフだったのですね。 しかも、中山七里さんは女性だと思っていた・・・。 気付くのが遅かった。苦笑。
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中山七里さんの新刊です。 以前読んだ「さよならドビュッシー」がいまいちだったので あまり期待してなかったのですが、 これは面白かったです。 主人公は「さよならドビュッシー」にも出てくる香月玄太郎 ・・・と言われてもあんまり覚えてない。(汗 破天荒というか、型にはまらな...
中山七里さんの新刊です。 以前読んだ「さよならドビュッシー」がいまいちだったので あまり期待してなかったのですが、 これは面白かったです。 主人公は「さよならドビュッシー」にも出てくる香月玄太郎 ・・・と言われてもあんまり覚えてない。(汗 破天荒というか、型にはまらないおじいちゃんがいい感じです。 時系列でいうと「さよならドビュッシー」の前です。 なので、「さよならドビュッシー」を読んでなくても十分楽しめます。
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「さよならドビュッシー」のスピンオフともいえるミステリ短編集。あの香月玄太郎氏が主役です。 ミステリとしても面白いのだけれど。玄太郎のキャラが立ちすぎています。なんともまあ、とんでもない爺さまですねえ(笑)。口は悪いわやること無茶すぎるわ、だけどとっても魅力的。こんな人は今の社会...
「さよならドビュッシー」のスピンオフともいえるミステリ短編集。あの香月玄太郎氏が主役です。 ミステリとしても面白いのだけれど。玄太郎のキャラが立ちすぎています。なんともまあ、とんでもない爺さまですねえ(笑)。口は悪いわやること無茶すぎるわ、だけどとっても魅力的。こんな人は今の社会に必要だろうけど、そうそうはいませんね。そしてこの物語をもっと読みたいのだけれど、それももう叶わないのかしら……と、読後はややしんみりした感情に襲われました。 お気に入りは「要介護探偵の生還」。彼が「要介護」になってしまった時期の物語。やはり乗り越えなければならない時期は、あったんですね。それでもめげない強靭な精神力にはいたく感服。見習わなくてはなりません。そして、ひそかに隠されていた企みにもびっくりでした。
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痛快の一言‼非常に面白かった!この探偵は、「さよならドビュッシー」に出てくる人なのだが、どういう運命を辿るかわかっているだけに、やや切なくもなった。
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脳梗塞から下半身不随となり、要介護認定を受けた香月玄太郎。 が、そんなことおかまいなし。 歯に衣を着せぬ物言いはますます鋭さを増し、警察や権威が嫌いなわりにはコネとお金を使うという荒業で、介護者のみち子を巻き込みながら周囲で起きた事件を解決してゆく。 「要介護探偵の冒険」「要介護...
脳梗塞から下半身不随となり、要介護認定を受けた香月玄太郎。 が、そんなことおかまいなし。 歯に衣を着せぬ物言いはますます鋭さを増し、警察や権威が嫌いなわりにはコネとお金を使うという荒業で、介護者のみち子を巻き込みながら周囲で起きた事件を解決してゆく。 「要介護探偵の冒険」「要介護探偵の生還」「要介護探偵の快走」「要介護探偵と四つの署名」「要介護探偵最後の挨拶」の5編収録。 中山さんの新刊は『さよならドビュッシー』で出てきた玄太郎おじいちゃんを探偵役とした短編集でした。 密かにお気に入りのキャラでしたので、このスピンオフは大歓迎でした。 「冒険」玄太郎の会社が分譲した土地へ建築中の家の中で死体が発見。しかも密室。 トリックだけみると、有り?と思いましたが、巧いこと伏線張ってましたね。 「生還」玄太郎が倒れてから、復活するまで。そのリハビリ中に出会ったある事件。 戦艦作りをこう繋げてくるとは。巧い! 「快走」老人を狙う通り魔事件が発生。犯人をおびき出すためにとった策とは。。。 手に汗握る車イス競争。いやぁ、『リアル』並みでした。 「署名」お金をおろそうと銀行に寄った玄太郎。しかしそこへ強盗が! 計画停電、他、現実の出来事を巧いこと絡めた作品でした。 「挨拶」好敵手が自宅で急死。その死に不審を抱いた玄太郎は店子・岬洋介を引き連れ現場へ向かう。 『ドビュッシー』の岬先生登場。この後を知ってるだけに、ラストは切ない・・・。 どのお話も人情ものといった感があり、古き良き昭和の雷親父の説教が心地よい短編集でした。 続きがあり得ないのが非常に残念です。
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