武器としての決断思考 の商品レビュー
ディベートの考え方を応用した決断思考☆ うん、やってみよー☆ 肯定派も否定派も自分一人で考え、より速く考えられるようになる!! 凡人から秀才へ、そして天才になる!!!
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これからの時代は知識・判断・行動をセットでこなせる人材が求められる。また人生に正解はなくあるのはその時における最善解。それを導き出すためにはディベート思考が有効であるという話。ディベート思考の概略は賛成、反対両側から意見を出してそれぞれ反論を加えながら客観的に結論を導くというもの...
これからの時代は知識・判断・行動をセットでこなせる人材が求められる。また人生に正解はなくあるのはその時における最善解。それを導き出すためにはディベート思考が有効であるという話。ディベート思考の概略は賛成、反対両側から意見を出してそれぞれ反論を加えながら客観的に結論を導くというもの。今まで自分はかなり感情に任せた思考を決断をしていて、テレビでもちゃんとした議論になっていないものが殆どだと気づかされた。しかし最後の最後は主観で決断を下さなければならない。一番大切なのは「自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく」ということ。このメッセージは胸に響いた。
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-my bookdarts- メリットの3条件 ①内因性(なんらかの問題があること) ②重要性(その問題が深刻であること) ③解決性(問題がその行動によって解決すること) メリットへの反論 ①内因性1:プラン(論題の行動)を取らなくても問題は解決する ①内因性2:そもそも現状に...
-my bookdarts- メリットの3条件 ①内因性(なんらかの問題があること) ②重要性(その問題が深刻であること) ③解決性(問題がその行動によって解決すること) メリットへの反論 ①内因性1:プラン(論題の行動)を取らなくても問題は解決する ①内因性2:そもそも現状に問題はない ②重要性1:質的に重要ではない ②重要性2:量的に重要ではない ③解決性1:プランを取っても別の要因が生じるため、問題は解決しない ③解決性2:プランは問題の原因を正しく解決しない デメリットの3条件 ①発生過程(論題の行動を取ったときに、新たな問題が発生する過程) ②深刻性(その問題が深刻であること) ③固有性(現状ではそのような問題が生じていないこと) デメリットへの反論 ①発生過程1:プランだけではデメリット発生にはいたらない(他の条件が必要) ①発生過程2:プランの影響はデメリット発生にいたるには弱すぎる ②深刻性1:質的に問題ではない ②深刻性2:量的に問題ではない ③固有性1:プランを取っていない現状でも問題は起こっている ③固有性2:プランを取らなくても、将来、同様の問題が起きる 因果関係の3つの詭弁 ①因果関係が逆である ②因果関係と相関関係を混同している ③補機あの原因があるかもしれないのに、特定の原因にのみ着目している 反論の代表例 ①資料の拡大解釈 ②想定状況のズレ ③出典の不備 ④無根拠な資料
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ディベートの方法を意思決定のための思考法に応用するためのハウツー本。 ディベートをやったこともなく、論理学も勉強したことがない人にも読めるよう、親切な文章と構成になっており、読み易かった。実際、私は論理学の入門程度の知識しか持っていなかったため、ディベート部分に関してはとても興...
ディベートの方法を意思決定のための思考法に応用するためのハウツー本。 ディベートをやったこともなく、論理学も勉強したことがない人にも読めるよう、親切な文章と構成になっており、読み易かった。実際、私は論理学の入門程度の知識しか持っていなかったため、ディベート部分に関してはとても興味深く拝読した。 文中において「ディベートの思考法を用いることは意思決定だけではなく、相手を説得するときにも有効」という旨の文章が存在したが、自分で何か文章を書く時にも、非常に有効だと思う。 少し納得いかなかったのは、「受験勉強は思考法に役に立たない」のくだり。論理学の基礎を数学で、あらゆる考え方の祖とも言える思想についてを倫理で、その思想を用いた文章の読解を現国で、私は学んだ。あくまで自分の出身校という特殊な一例においてではあるが、一部の科目は論理的思考を養うことに成功していると私は考えている。 よってマイナス1。
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いわゆる、「夢はあきらめなければ必ずかなう!」「決断することで道が開ける!さぁ、勇気を出して!」みたいなものの、逆の内容。 なのに、最終的に「さぁ、やってみようか」と、背中を押されるような本でした。 まず、人生の中での決断思考の重要性が説かれ、決断思考をより確実に使用するた...
いわゆる、「夢はあきらめなければ必ずかなう!」「決断することで道が開ける!さぁ、勇気を出して!」みたいなものの、逆の内容。 なのに、最終的に「さぁ、やってみようか」と、背中を押されるような本でした。 まず、人生の中での決断思考の重要性が説かれ、決断思考をより確実に使用するための方法が説明されています。なんだか、授業を受けている感じです。読み進めながら、例題について自分で考え、思考の方向性を確認していく。読む間、メモとペンがあればより面白く読めると思います。 私は、図式とかで理解する脳なので、中盤の、メリット・デメリット、およびその反論に関する内容では何度か読み返し、図式化しながら理解を深めました。 実践でこの決断思考が生かせれば、心強いもう一人の自分(客観的思考)と友達になれると思います。
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ディベートの手法を学べる。蓮訪さんみたいな上司を説得し論破する機会がある人には良いかも。一人でディベートすれば良い判断ができるのかも知れないが、あまりやろうと思う実践的な手法ではなかったので4つ。
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意思決定のための具体的な方法としてディベートの基本的な考え方を説明、自分で決断していく力をつけるための本。 先日本屋に寄った時に平積みされてたので何となく買ってみました。京大で人気の授業らしいですね。 でもあんまり先生っぽくないなーこの人と何となく思ったら、大学で助手やった後で...
意思決定のための具体的な方法としてディベートの基本的な考え方を説明、自分で決断していく力をつけるための本。 先日本屋に寄った時に平積みされてたので何となく買ってみました。京大で人気の授業らしいですね。 でもあんまり先生っぽくないなーこの人と何となく思ったら、大学で助手やった後で転職しhてマッキンゼーで働いてたとか。なるほどー、このド実学な感じ×アカデミック(?)な感じはここからきてるんですな。 この本も授業のように1章、1講義という感じでまとめられてますが、要点がまとまってて読みやすかったです。 しかし、武器としての決断思考=ディベートとは。これは本のタイトルの付け方がいいですね、ディベート活用法~みたいなタイトルだと絶対手に取らなかったと思う。 なんだーディベートかー、なんて最初は思ってたんですが、読み進めるとディベートのやり方って具体的な方法論があって、しかもそれよく知らなかったなーというのがわかってよかったです。 以前、会社の研修でやった事あるんだけど、いきなり実践に入るんじゃなくてこういう方法論までわからないとあまりいい議論にならないし、そもそも試合になってなかったんだな。。。 ディベートと言うと、相手を打ち負かす議論というイメージが強かった出すが、メリットデメリットを検証していくために=個人の決断のために利用できるという著者の主張には納得。 参考になった点としては、まず議論を具体化することが大切という点。 「○○すべきか否か」の二者択一になるよう、論題を設定すること。 メリットにもデメリットにも3条件があり、それぞれ反論を加えていき、その反論にさらされて論理的に耐えられると勝ち、ということ。 反論についても、反論の反論についても方法論があること。 こういった方法論を体系立てて知っていて、日々話すときに検証をしていくと論理的に考える力がつきそうです。苦手な分野なので意識してやってみよう。
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京大でこの本の著者、瀧本さんによる講義が行われているらしい。すごく大人気の授業なんだとか。 もともとコンサルとかをやっていた人らしいので、ロジカルシンキングとかああいうところに論拠を置いているのだと思われる(実際MECEとか出てくる) 私はここで挙げられているような方法論は社...
京大でこの本の著者、瀧本さんによる講義が行われているらしい。すごく大人気の授業なんだとか。 もともとコンサルとかをやっていた人らしいので、ロジカルシンキングとかああいうところに論拠を置いているのだと思われる(実際MECEとか出てくる) 私はここで挙げられているような方法論は社会人は身につけておいたほうがよいと思っている。自身、最近職責が上がってきて、規模は小さいながらもプロジェクトマネージャーのようなことをしているので、日々決断して問題、課題をさばかなければならず、そんな時にまさに使える道具として、ここに書かれているような方法を、試して成功したり失敗したりしながらやっているという感じである。著者も言うように、しっかりと訓練して「使えるように」すれば、効果は絶大であろうと思われる。 ただ・・・ ここで言われていることは非常に正しいし、自分も使っているのに言うのもなんなのであるが・・・ 大学でこういうことを教えてもいいもんなんだろうかと少し違和感を覚えるのが実は正直なところである。というよりは、教えを受けたい学生が多い、という事実に何か違和感を感じるのである。若い時はもっと別のことを勉強したらいいのではないのかと・・・ ただし、こういう曖昧な思いもこの本のような思考回路では一刀両断されて分析対象になってしまうのだが。 ロジカルシンキング(著者は「ディベート思考」と言っているのでここから私もそう言う)みたいなものは、私は麻薬みたいなところがあると思っている。著者もそのことは自覚があるようで 「このように、ディベート思考は強大な力を持っているので、あまり悪用はしないでくださいね。」 と述べている。即効性が強いのだ。実際、頭の切れる人間がこれを覚えてしまうと、ほとんどの論客をねじ伏せることができるのではないだろうか。 どうしても議論が建設的にならない場合に、ディベート思考能力の高い人によるリカバリや、進行が必要だとは思うが、私は「これはやむを得ずやっているのだ」という感覚を忘れないようにしたいと思っている。実際、上手く議論をまとめた時の高揚感ってすごいのだ。「やむを得ず」感を忘れずに忘れずに・・・ と思っているが、相手を論破して優越感に浸ってしまう時というのもどうしようもなくあって、そんな時ちょっと自己嫌悪に陥る。 「武器」をもって積極的に戦う、という意味での身につけ方ではなくて、護身術としての「武器」として身につける、という感覚が個人的にはいいのではないかと思っている。このことは社会人であるうちはたぶん考え続けるのだろうなあ・・・
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分かり易く読み易く、ものの考え方について書いてくれている本。前章で書かれていることを次の章などで割と頻繁に"復習"してくれるので、理解するのに助かりました。肝心の思考のプロセスは、一見簡単そうに見えつつ実際には自分で積み重ねたりしなければ忘れてしまいそうでは...
分かり易く読み易く、ものの考え方について書いてくれている本。前章で書かれていることを次の章などで割と頻繁に"復習"してくれるので、理解するのに助かりました。肝心の思考のプロセスは、一見簡単そうに見えつつ実際には自分で積み重ねたりしなければ忘れてしまいそうではあるけれど、心構えとしてできる限り胸にとめておきたいと思った。余裕があれば、身につくまで何度か読み返したい。 もっと早く――主に大学時代とか――に出会いたかった本。笑
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2011.11.13 少し前に読み終えてた、瀧本哲史『武器としての決断思考』。すごく面白かったです。瀧本哲史さんの本は、いま『僕は君たちに武器を配りたい』も読んでますが、他にも出たらぜひ読みたい。 私に何が響いたかというと、それこそ「武器」という考え方です。本を読んだりして得...
2011.11.13 少し前に読み終えてた、瀧本哲史『武器としての決断思考』。すごく面白かったです。瀧本哲史さんの本は、いま『僕は君たちに武器を配りたい』も読んでますが、他にも出たらぜひ読みたい。 私に何が響いたかというと、それこそ「武器」という考え方です。本を読んだりして得た知識などは、なんらかの「判断」や「行動」に繋げられなければ意味がない。それはこの不透明な時代を生き抜いていくための武器である、と。 変化に対応できないことは最大のリスクである。物事に正解はない、だから自分で考えて「いまの最善解」を導き出し、行動することが必要だ…… これを読んで思い出したのがふたつ。 IFIビジネススクールの名誉学長である尾原先生のスピーチの一節、「自分の運命は自分でコントロールしないと他の誰かがコントロールする」。 それから、何度読んでも面白い、桜庭一樹の『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』の言う「実弾」……たとえばお金とか、そういう、世の中にコミットする直接的な力、実体のある力。 これらふたつのことと、『武器としての決断思考』は、私の中ではとてもスムーズに結びつきました。ここ最近で「読んでよかった本」のひとつです。
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