傍聞き の商品レビュー
「このミス」でみて借りてみたけど 期待しすぎだったのかな? 時間がないけど 手っとり早く軽く感動も推理もして本を読んだ気になりたい時には うってつけな気がします。 私の中ではファスト小説というカテゴリですね。
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それぞれ独立したミステリー短編集。 どれも「なぜそんなことをしたのか」ということに重点が置かれている。 刑事が主役のものもあるけど、事件そのものがメインじゃない。 でも、れっきとしたミステリー。 『迷走』 個人的に遺恨のある相手を搬送することになった救急隊長。 その時彼は隊...
それぞれ独立したミステリー短編集。 どれも「なぜそんなことをしたのか」ということに重点が置かれている。 刑事が主役のものもあるけど、事件そのものがメインじゃない。 でも、れっきとしたミステリー。 『迷走』 個人的に遺恨のある相手を搬送することになった救急隊長。 その時彼は隊員たちにも全く訳がわからない行動を取るのだが、 一体その理由とは?恨みを晴らすため?それとも・・・? 『傍聞き』 ふたり暮らしの娘との喧嘩。その喧嘩の時に我が子が取る行動に悩む 女性刑事だが、近所で居空き事件が起き、さらに以前ストーカー容疑で 逮捕した男が出所した事を知る。事件、そして我が子との不和に悩む 彼女は果たして事件を解決できるのか? 『899』 隣家のシングルマザーに想いを寄せる消防士。 ある日彼は反対側の隣家からの類焼により彼女の娘が危険にさらされて いる状況での出動を命じられる。 必死に捜索するもなぜか4ヶ月の赤ん坊の姿を見つけられず途方にくれる。 果たして彼は赤ん坊を救うことができるのか? 『迷い箱』 元受刑者の更生保護施設で施設長を務める女性。 彼女にはひとつ気がかりなことがあった。 過失で少女を死なせてしまった男が、その少女の命日に施設を出ることに なったのだが、そのまま自殺してしまうのではないかと。 彼女の予想は当たり、彼は自殺未遂を起こしてしまうのだが、それを決行 したのは命日から数日経った後だった。 なぜ彼は決行日をずらしたのか? 帯に書いてあるほどの衝撃はなかったけど、「なぜ」の部分がしっかりと 描かれていて、どれも面白かったな。 個人的には前半2つが好きだ。後半2つは「なぜ」の部分に共感ができない、 というかあまり実感が湧かなかった。
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患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。 娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。 まったく予想のつかない展開と人間ドラマが見事に...
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。 娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。 まったく予想のつかない展開と人間ドラマが見事に融合した4編。 *** ミステリーだけど、心がジーンとする小説だった。
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2012/3/10 Amazonより届く。 2012/3/19〜3/20 最近、評判の本作品、長い積ん読本の列を繰り上げて読んだ。「迷走」、「傍聞き」、「899」、「迷い箱」の四編からなる短編集。どの作品も人物の行動の裏にある意味を描いており、その意味が分かった時のカタルシスが...
2012/3/10 Amazonより届く。 2012/3/19〜3/20 最近、評判の本作品、長い積ん読本の列を繰り上げて読んだ。「迷走」、「傍聞き」、「899」、「迷い箱」の四編からなる短編集。どの作品も人物の行動の裏にある意味を描いており、その意味が分かった時のカタルシスが素晴らしい。横山秀夫氏の作風に似ているか?また、Must read作家が増えた。
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短編集。ミステリー的な要素が強いものの、あくまでメインは人、という印象。それでも短い中でドキドキさせてくれる話が多く、読み応えのある一冊でした。
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本屋で推していたので購入した短編集。 迷い箱が好き。 久々に本で泣きそうになった。 ツレに迷い箱の話したら泣いてました(笑)
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ショーtショートで題名になった傍聞きが心温まるのだが、899と迷い箱に至っては心を削られるので心して読んでほしい。
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ミステリー・・・なの?これ 急激にハラハラドキドキ・と思ったら、短編だったんだ。 最後にホロリと感動させる短編集。 でも、なんだか読みづらい・・・ 私にはこの文章合わないなぁ、なんでだろう スっと入って来ない 途中、どうでも良くなってしまう つまらなくはないんだけど。う~ん。。...
ミステリー・・・なの?これ 急激にハラハラドキドキ・と思ったら、短編だったんだ。 最後にホロリと感動させる短編集。 でも、なんだか読みづらい・・・ 私にはこの文章合わないなぁ、なんでだろう スっと入って来ない 途中、どうでも良くなってしまう つまらなくはないんだけど。う~ん。。。 相性の問題か?
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「どこかの街で暮らしている普通の誰か」の、日常の中に埋もれかけた非日常を、ミステリー仕立てでコンパクトに、しかし濃密な、なおかつ後味はスッキリじんわり。そんな1冊。 大事件を名探偵(迷探偵?)が解決するという物語や、難解なトリックを鮮やかに解くミステリーのように、ストーリー自体...
「どこかの街で暮らしている普通の誰か」の、日常の中に埋もれかけた非日常を、ミステリー仕立てでコンパクトに、しかし濃密な、なおかつ後味はスッキリじんわり。そんな1冊。 大事件を名探偵(迷探偵?)が解決するという物語や、難解なトリックを鮮やかに解くミステリーのように、ストーリー自体が大掛かりでアクティブなものも楽しいですが、こじんまりと深い、こういう作品って好きだなぁと思います。
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短編小説って中々読まないけど、日本推理作家協会賞短編部門受賞をしたということで話題になっていたので買ってみた。普段長編ばかりに慣れ親しんでいると短編小説の無駄のなさは文章が削られ過ぎていて、物足りなさを感じる。展開の早さに驚くともいえるし、最後のトリックにも意外性の他に求められな...
短編小説って中々読まないけど、日本推理作家協会賞短編部門受賞をしたということで話題になっていたので買ってみた。普段長編ばかりに慣れ親しんでいると短編小説の無駄のなさは文章が削られ過ぎていて、物足りなさを感じる。展開の早さに驚くともいえるし、最後のトリックにも意外性の他に求められないのかと思ってしまう。結構マイナス的に感じてしまうのはおそらく短編小説を普段読まない、そして知らないからだと思う。今のところまだ良い所を見つけられない自分がいる。恥ずかしいことである。短編小説も長編小説の数が多いために、それほど目立った存在ではないが、本を嫌いにはなりたくないからこれからは短編の作品も読んでいかないとなと感じた。
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