傍聞き の商品レビュー

長岡弘樹【著】

2012/09/08

「迷走」「傍聞き」「899」「迷い箱」の4話からなる短編集。「迷い箱」以外は最後に種明かしされるまで仕掛けがわからなかった。特に「傍聞き」はタイトルがキーワードになっており、話の冒頭で傍聞きとは何かをきちんと説明されているにもかかわらずである。なんと上手い作家さんであることか。きっと私ばかりでなく読者は皆騙されたに違いない。
仕掛けの上手さも凄いが、内容がミステリーでありなおかつヒューマンドラマでもあるところが読後感の良さにつながる。

2012/09/06

購入者：亀井
短編ミステリー集。ミステリーといっても複雑なトリックを解明する推理モノではなく、軽めなちょっといい話で、読みやすかったです。とくに２作目で本のタイトルにもなっている「傍聞き」が良かった。単発ドラマになりそうな感じです。

2012/09/03

「日常の謎」系のミステリーにカテゴライズされるのだろうか。仕掛け自体は単純で、「謎」「謎とき」というほどのものはない。どことなく淡々とした文章に、私は好感がもてた。仕事後の疲れた頭にちょうど良くしみいる。（物足りなく感じる人もいるかな、という感じ。私の場合も、エネルギッシュな時期に読んだらそう感じるかも。）

2012/09/02

本屋でかなりオススメの本として置かれていたので、かなり期待して読んだがいまいちだった。
なるほどな…とは思うものの、４本の作品のどの主人公にもそこまで感情を入れることが出来なかった。

2012/09/02

4本の短編集ですが、どれもナルホド！と言わせる要素があり、面白いです。

私は個人的に、ある程度長めの内容で過程も含めて描写してもらったほうが感情移入ができるので短編はあまり好きではありませんが、おそらくミステリー好きの方は買いだと思います。

2012/08/27

帯が宣伝しているほどのハラハラ・ドキトギするミステリー要素はない。ただ、「迷走」「傍聞き」「８９９」「迷い箱」の４つの短編は「なるほど！」と言わせる力があり、考えさせられる。

登場人物たちの行動の裏に、深い人情が隠されているのが魅力の一つだ。

2012/08/27

とても素晴らしい作品です。正直、上手い、、、ホントやられました。あまりの切れ味の良さにどんどん読み進んであっと言う間に読了、、、もう少し読ませて欲しい、もっと読ませて欲しい、、、と臍を噛むような気持ちです。とても素晴らしい作品ですね。作者のほかの作品も探して読みます。絶対に面白いはず、、、

2012/08/24

各話とも、読み終わってにやりとしてしまう話。
特に表題作の『傍聞き』は娘ちゃんのツンデレ振りがツボ（笑）。
いい家族だな、とほっこりしてしまいました。事件モノなのに。

2012/08/19

本屋のポップで絶賛されていたので。短編集です。すいすい読めます。絶賛されていた分、期待が高くなり、ふつーという印象が強くなってしまった。

2012/08/19

ミステリーの短編集です。「迷走」「傍聞き」「899」「迷い箱」の独立した４つの短編ですが、どれも読み進めるうちに、「なるほど！」感が気持ちいいです。どれも５０ページほどなので、すきま時間に読めて、おすすめです。