傍聞き の商品レビュー
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迷走 救急車が走り回る理由は 傍聞き 直接伝えるのではなく他の人に話すのを聞かす 899 要救助者の消防の隠語 迷い箱 元受刑者の心を揺らしたのはテレビだった 全てが非常によくできた短編。
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さらっと読める。評判から期待しすぎたので、その分落差が大きい。 引き込まれるし、先が気になる、そして、裏切られることもない。 うーん、何と無くつけたTVをダラダラみちゃった感じ、読まなくてもよかったかな…
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12月-6。3.5点。 短編4作。警察・消防が中心。 結構面白い。特に「傍聞き」かな。やっぱり。
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短編集。4つの話すべて、読み進めるにつれ不安が胸にジワジワと迫ってきます。え…これって…もしかして…。そうなの? って感じで。 不安感は最後には解消されるけど、精神的にマイナスな時には不向きかも。心がザワザワしてしまう。 だけど内容は面白い。これは人に薦めたいと思います。
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4編共に、 そうきたか!と驚きと上手いなぁ〜の感動があった。 傍(かたえ)聞きとは他人が話してる内容の方が真実味を帯びるという表現。 犯人に対しての傍聞き。 家族に対しての傍聞き。 故人に対しての傍聞き。 上手く使えば愛情になるもんなんだな。 1つ目の「迷走」が一番面白かっ...
4編共に、 そうきたか!と驚きと上手いなぁ〜の感動があった。 傍(かたえ)聞きとは他人が話してる内容の方が真実味を帯びるという表現。 犯人に対しての傍聞き。 家族に対しての傍聞き。 故人に対しての傍聞き。 上手く使えば愛情になるもんなんだな。 1つ目の「迷走」が一番面白かった。 全てにおいて無駄の無いミステリー小説。 完璧だと思うが、短編集は熱量が一々冷めてしまう。。。 作中名言 「ゴミ箱とは別の箱を一つ用意してこれが迷い箱だな。その中に入れておくといいんだ。で、迷い箱の中身は、一日一回でいいから、目に触れるようにする。そうして数日も経てば、捨てる決心がつくんだ 」
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謎解きを前面に押し出した人情譚。 日本推理作家協会賞短編部門受賞作/「おすすめ文庫王国」2012国内ミステリー部門 ダントツの第1位! と帯の惹句にあるんで買ったけど、よく練ってあるという感想以外には特に残る物なし。
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お上手な推理短編小説集。うまいです。さくっと読めて会社の往き返りの時間を短く感じさせてくれるような鮮やかな切り替えしの連続です。本当にさくっと読めてしまいます。
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独立した4編からなる短編集。」 殺人事件が起こったり、追い詰められたりといった推理小説、サスペンスといった要素がなく、これぞミステリーといった感じの作品になっている。 事件らしきものが起こるのだけれど、その事件そのものが本題ではなく 違った視点の箇所に驚かされたり、最後に「そ...
独立した4編からなる短編集。」 殺人事件が起こったり、追い詰められたりといった推理小説、サスペンスといった要素がなく、これぞミステリーといった感じの作品になっている。 事件らしきものが起こるのだけれど、その事件そのものが本題ではなく 違った視点の箇所に驚かされたり、最後に「そういうことか!」感心 させられたりとミステリーの味を堪能させてもらえた♪
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1、迷走 救急隊員の葛藤。人間としての強さ。 2、傍聞き 娘の行動が呼ぶ、小さな感動 3、899 消防士が幼児の救出に向かう。そのときおこったこと。 4。迷い箱 元受刑者のゆれる思い、彼が下した決断とは
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自発でなく、人から勧められて読んだ作品。 聞けば、賞を獲るほどの推理作品だとも。 実際、読んでみての感想。 4篇の短篇作品からなる本作、読後感としては、面白い短篇、粒ぞろいで、テーマも一貫しているし、読みやすい小説だったと思える。 それぞれに、余り日常的に馴染みのない世界での逸話がベースになっており、主人公たちもそうだが、読み手も「意外性」をモチーフに、作品の世界に引き込まれていく感覚。どれも、最後は一種の爽快感を得られる展開で、嫌味がない。 難をいえば、さらっとし過ぎかという点。もう少し、人間の醜さや愚かさが垣間見えたりしても、と思えるのは、私自らの鏡か。主人公というより、対象?となる人物の「寡黙さ」も共通していて、読者の想像に任される。 いずれにしても、評判通りに面白い作品だった。 星★5つにできないところは、今後、時間が経過しても、私の記憶や印象にどこまで残っているのか、その辺りだと思う。
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