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草子ブックガイド(1) の商品レビュー

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76件のお客様レビュー

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2013/04/23

ブクログの皆さま コレを読まずして 本好きは語れませんよ(笑) 心からオススメしたい漫画に またまた出会えました(^O^) 貧しい家庭の事情から本が買えず 古本屋の本を盗んでは 感想を本の間に挟んで そっと返しにくる中学2年生の少女 内海草子(うつみ・そうこ)。 その感...

ブクログの皆さま コレを読まずして 本好きは語れませんよ(笑) 心からオススメしたい漫画に またまた出会えました(^O^) 貧しい家庭の事情から本が買えず 古本屋の本を盗んでは 感想を本の間に挟んで そっと返しにくる中学2年生の少女 内海草子(うつみ・そうこ)。 その感想文に 本へのただならぬ愛情を感じとった店長は 警察沙汰にしない代わりに 草子にある条件を出すのでした… 本の中にしか居場所のない少女が 本の感想文を書くことで 世界と繋がり成長していく 胸を打つストーリー。 背景にスクリーントーンを一切使用しない 緻密に描かれた画風は ともすれば古臭く 洗練さとは程遠い泥臭いタッチだけど、 (ここは好き嫌いが分かれるやろなぁ) 丁寧に丁寧に 真摯に物語を紡いでいく作者の姿勢には 本好きのアナタなら 必ずや魅了されるハズ。 とにかくこの草子のブックガイド(感想文)が 詳細でいて分かりやすくて 本への愛があふれていて 紹介された本は もうすべて読みたくなってしまう。 読むたびに物語の主人公に同化し 物語の世界を自由自在に飛び回る草子。 (主人公になりきり主人公と同じ服装に身を包んだこの想像のシーンの素晴らしいこと!) 草子のように想像の翼を広げるって ホンマ意味のあることなんですよね。 本を読んだ後に余韻に浸り 何にもしない時間こそが 物語によって得た響きを記憶に定着させ、 心の核の栄養となっていく。 情報や知識なんていらない。 何かを知っていることより、 それをどう思うかを 自分の言葉で言えるかどうかが 大事なことなんだと この作品は教えてくれます。 古本の知識や書店の現状、司書教諭の実状なども織り込みながら、 「ロビンソン漂流記」 「ティファニーで朝食を」 「ボッコちゃん」 「一千一秒物語」 「銀河鉄道の夜」 「月と六ペンス」などの 名作たちのブックガイドが堪能できます。 本の海の向こうに 自分の探す何かがあると信じて 漂流する草子のように、 自分だけに見える 輝ける星を これからも本を読むことで 見つけていきたいなぁ♪ 舞台となる古本屋 青永遠屋(おとわや)のぶさカワ猫の しおりがまた、 いい味わいなのです(笑) 現在2巻まで発売中〜♪

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2013/04/16

"万引きは許されない"…分かります、私もそう思います。"しかも、店主のあの対応!?なぜ許す?"…そうですね、ごもっともです…でも、そんな万が一にもあり得ないようなことだからこそ、日常に埋没すること無く作品となることが出来た。現実には起こらな...

"万引きは許されない"…分かります、私もそう思います。"しかも、店主のあの対応!?なぜ許す?"…そうですね、ごもっともです…でも、そんな万が一にもあり得ないようなことだからこそ、日常に埋没すること無く作品となることが出来た。現実には起こらなかった悪いことと引き換えに、優しい何かを得ることが出来る。そんな一冊。

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2013/03/28

2巻発売に合わせて再読。本への思いに溢れた作品。蔵書票が欲しくなりました。 デフォー作 平田禿木訳『新訳ロビンソン漂流記』冨山房家庭文庫 トルーマン・カポーティ作 龍口直太郎訳『ティファニーで朝食を』新潮文庫 中島敦『山月記・李陵』ほるぷ出版 西行『山家集』陽明文庫

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2013/03/22

主人公の内海草子は本好きの内気な女の子。本の世界でだけ自由になれる彼女は、やがて本を通じて現実を動かしていきます。本は逃げ場ではなく、心の「てこ」になる、と思います。

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2013/03/22

中学生・草子が、読んだ本を自分の言葉で感想文にしていく話。トーンを使わない繊細なタッチの絵が、いい感じに古い文学全集を開いたような雰囲気を作り出している。久々にじっくり何度も味わいたくなるマンガ。

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2013/03/19

また素敵な本に巡り合った。まだまだ私なんてろくに本を読んでないけど、本の世界を知る人にとって、こんなワクワクさせる本はなかなか無いです。

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2019/06/02

[関連リンク] どんなによい本を読んでも現実は変わらないという人へ。2年越しの『草子ブックガイド』の感想 読書猿Classic: between / beyond readers: http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-67...

[関連リンク] どんなによい本を読んでも現実は変わらないという人へ。2年越しの『草子ブックガイド』の感想 読書猿Classic: between / beyond readers: http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-675.html

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2013/03/04

「もしもこの書物を返さなければハリネズミがあなたにキスをする」 『吾輩は猫の友達である』 『ティファニーで朝食を』原作、映画 『一千一秒物語』 『山月記』

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2013/01/11

本に対する深い愛情を感じる漫画だなぁ。トーンを使わない絵柄とお話がとてもよくマッチしている。本は好きでいつも読んでいるけど、この主人公の草子ちゃんのようにアウトプットする能力も、店長のように棚作りに活かす力もないな。改めて本と向き合うという事をしていかないといかんかな?

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2012/12/13

古本屋に入り浸る、学校に馴染めない本好き少女草子の話です。酒浸りの父親に売られた、離婚して再婚した母の残した本のある古本屋でそれを取り戻すために放課後働かせてもらいます。素敵なオーナーが魅力です。早く2が出ないかな?

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