草子ブックガイド(1) の商品レビュー
アマゾンを見ていて、なんとなくおもしろそうだったので購入。当たりでした!本好きにはたまらないと思います。紹介されている本を、本当に読みたくなります。絵の描きこみもすごいです。主人公の草子の表情から、本に対する愛情をものすごく感じます。読み応えあり!
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これはすごい。面白い。本を読む楽しみ、図書や文学の知識、ヒロインの少女と周りの人たちの人間模様…要素はあれこれ盛りだくさんなのに全部のピースがピタッと収まるところに収まってどんどん引き込まれる。セリフもいちいち核心をついている。作画もエッチングのような細く丁寧な線が美しく、ブック...
これはすごい。面白い。本を読む楽しみ、図書や文学の知識、ヒロインの少女と周りの人たちの人間模様…要素はあれこれ盛りだくさんなのに全部のピースがピタッと収まるところに収まってどんどん引き込まれる。セリフもいちいち核心をついている。作画もエッチングのような細く丁寧な線が美しく、ブックガイドパートのファンタスティックな画面もいい。ヒロインは一見、わたしの苦手な天然無口内向きおどおど系に見えて聡明で芯が強く素直で愛らしい。久しぶりに漫画でしかかけない、漫画だから意味がある作品を読んだよ。たいへんよかったです。
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本を愛し、読書という行為の素晴らしさを伝えたいという作者の熱意が伝わってくる入魂の漫画だ。本を通じて、人間の生き様についてじっくり考えさせられた。
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主人公草子が本を読んだ感想を書いたものが、ブッグガイドとして認められ…周りの人々の忘れてしまっていた思いを引き起こさせられる作品。 まだまだ自分の知らない本の世界が多いことに気づかされ様々な種類の本をもっと読みたくなしました。 あと1ページ、1ページ隅々まで作者の方のこの漫画に対...
主人公草子が本を読んだ感想を書いたものが、ブッグガイドとして認められ…周りの人々の忘れてしまっていた思いを引き起こさせられる作品。 まだまだ自分の知らない本の世界が多いことに気づかされ様々な種類の本をもっと読みたくなしました。 あと1ページ、1ページ隅々まで作者の方のこの漫画に対する愛情が感じられました!
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本の大好きな薄幸の少女が本の導く縁によって世界を広げていくというお話。 へたうま系の絵柄は好き嫌いが別れるところだし、全編にちりばめられた本をめぐるうんちくも付け焼き刃であることがすぐにわかる。 本とその世界に真正面から向き合う珍しいテーマの作品でなかったら星は2つだったところ。
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絵は古臭いし、事故じゃないかと思わせるほど珍妙なバランスの人間が描かれていたりもするのだけど、それが味だと思えてくるころにはもう、主人公「草子」と一緒に読書の旅に出ている。 好きな本が1冊でもあれば、草子の気持ちは手に取るように分かるだろうし、熱にあてられたように読みふけってし...
絵は古臭いし、事故じゃないかと思わせるほど珍妙なバランスの人間が描かれていたりもするのだけど、それが味だと思えてくるころにはもう、主人公「草子」と一緒に読書の旅に出ている。 好きな本が1冊でもあれば、草子の気持ちは手に取るように分かるだろうし、熱にあてられたように読みふけってしまうはずだ。 カタコトのような台詞まわしも独特のリズムを生んでいて、読んでいるうちに自分の身体もこの絵のタッチになってくる。 これは読んだほうがいいよー。装丁もキレイでよいぜ。
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「本棚を見ればその人がわかる」 って、わかるわけないじゃん。 図書館にある本は買わない。図書館が買いそうもない本を買ってたら、「18禁」ばかりになってる、とか。本棚見れば、こいつ変態だな、と。 でも、最近、図書館にも「鬼六」さんの本がならべられてる。うーむ。 古本屋はジミーに...
「本棚を見ればその人がわかる」 って、わかるわけないじゃん。 図書館にある本は買わない。図書館が買いそうもない本を買ってたら、「18禁」ばかりになってる、とか。本棚見れば、こいつ変態だな、と。 でも、最近、図書館にも「鬼六」さんの本がならべられてる。うーむ。 古本屋はジミーに落ち着く。自分の本じゃないのに、なぜか眺めているだけで幸せな気分になれる。 新刊書を200万冊!置いている書店を知っているけれど、ワクワク感が、ちと違う。こちらは「疲れる」。 誰が読んだ本か知れない本に、さわりたくないとおっしゃる方もおられるようで。それは、その本とは次元の違う話で、そんなときは「あーそうだね」でおしまいにしてる。 「草子ブックガイド」読んだら、古本屋さんにいってみたくなるかも。
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帯の中に「漫画家12年ぶりの新作」とあったので、気になって買いました。 絵は若干古くさい感じもするけど、トーンが全部手書きで、すごいです。空もスクリーントーンを貼らず、手書きでしてます。。。 古本屋をめぐる話なので、本棚があらゆるコマで出てきますが、省略せずにしっかり本を書い...
帯の中に「漫画家12年ぶりの新作」とあったので、気になって買いました。 絵は若干古くさい感じもするけど、トーンが全部手書きで、すごいです。空もスクリーントーンを貼らず、手書きでしてます。。。 古本屋をめぐる話なので、本棚があらゆるコマで出てきますが、省略せずにしっかり本を書いていて、全体の雰囲気がすごくよくできてます。 内容的には、完全に本好きな人のためのマンガです。 本があまり好きじゃないような、ぼくのような人間でも、 楽しくは読めます。 ただ、ちょっと本好きな人のためか、 文字数が多いです。結構、読んでると、がっつり感があります。。 なので、ちょっとぼくは1冊で充分かなっという感じ。 本が好きな人にはおすすめではあります。 あと、ちょっと時代感がはっきりしないのが気になりました。 ここ最近を設定しているような話内容でしたが、 出てくる若い人たち(古本屋の見習い、主役の女子高生や学校の生徒、先生など)のキャラとか行動とかがこの時代の若者らしくなく、ちょっと古いなって思います。。。そのへんが若干、違和感がありました。まぁ、12年ぶりの新作だから仕方ないのかもしれませんけど。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
万人には向けられないものの、掴まれるものがあり自分がこれまでに見たことのなかったタイプだった。作中で提示する「本」に関わる「話の筋」をストーリーに入れて紹介していく展開と、個人個人のキャラクターはとてもかみ合いがうまくいっている。 草子の幸薄そうな人間性とか、他人との接触や人間関係に距離を置くスタンスとか、家庭・学校環境なんかは自分の思う「本にはまっている理由」のリアリティさとかなりマッチしている。1話毎に紹介されている本や著者の内容が絵を含めて分り易く解説されている。本の要点とクライマックスとを被せてあるので伝わりやすい構造になっていると感じた。 少々の欠点を挙げるとすれば、絵が「人物としての描かれ方」と、「作中の本から物語を紹介している時の描写」を分けているのかどうかがわかりきれない所があると受け取れてしまうと感じた点。特にメインキャラの顔は今っぽい絵柄を突いているようで、どこか掴みきれていないような感じ。「本の世界」と「リアルの世界」この2つが混じり合うときはデフォルメ型の絵よりもリアルっぽい絵のほうがあっているように思える。推測ではあるが意識してキャラクターの顔デフォルメをしていて、どこかマッチし辛くなってしまっているか。 印象に残る一冊。 ・その他 本を丁寧に紹介しようとすればするほど、周囲から浮いていってしまうジレンマ。 それぞれのコマの画き込み 本と蔵書の歴史 非デジタル的 カバーの裏はカラフル
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この漫画は、本好きにはたまらないのではないだろうか。本が持っているポテンシャルと言うか、未知の世界へのワクワクする気持ちを掻き立ててくれる。本が読みたくてたまらなくなる。 本を読むことの楽しさを改めて教えてくれる一冊。絵も線が細かくて好き。
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