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草子ブックガイド(1) の商品レビュー

4.1

76件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

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2024/05/24

これは掘り出し物だった。古本で100円 家庭に問題を抱える中学生の草子、本が非常に好き。 本を古書店で万引きし、読んでは感想を書いた紙を挟んで、 また同じ古書店に返すという、犯罪をくりかえしていたが、 その古書店おとわやの店主は草子の書いた感想”ブックガイド”に惹かれていき、草子...

これは掘り出し物だった。古本で100円 家庭に問題を抱える中学生の草子、本が非常に好き。 本を古書店で万引きし、読んでは感想を書いた紙を挟んで、 また同じ古書店に返すという、犯罪をくりかえしていたが、 その古書店おとわやの店主は草子の書いた感想”ブックガイド”に惹かれていき、草子もおとわや公認になっていく。 読書愛に溢れた、静かで良い漫画。 ロビンソン漂流記、ティファニーで朝食を、ダイヤのギター 山月記、山家集 しおり(猫)は岬がひろってきたのでは???? うりふたつ猫?

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2022/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012年6月16日 本好きの中学生、草子は、人付き合いが苦手で、本が大好き。 草子ちゃんの視点で、いろんな本の紹介がされています。 いろんな本が出てきたけど、「山月記」「名人伝」は印象に残った。 草子ちゃんは、両親が離婚してて、お父さんと一緒に暮らしている。 お父さんは売れない絵描き。 お母さんは自分とお父さんを捨てて出て行ったけれど、活躍している版画家。 その父と母を、主人公に重ねている。 自分たちを捨てることによって、美しい作品を作った母。 全然売れてなくて、自分をなぐることもあるけれど、まだお父さんでいてくれる父。

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2020/12/18

草子の書く本の感想文ブックガイド。その内容はどれだけの孤独を閲してきたのだろうと思わせるほど深い。でもそのブックガイドがきっかけになって、人の輪が広がっていく。痛みを乗り越えていく美しい物語です。

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2020/12/12

古本屋さんでそっと繰り広げられる読書の物語。 草子ちゃんのブックガイドを読んで、ああ読まなくちゃ!とか、もう一度探しに行かなくちゃ!とか。 本は降ってくる星々だろうか。 読書という旅路だろうか。 自分にとって本は…と考えてみる。

Posted byブクログ

2020/06/23

本愛が溢れる作品で、本好きな人ならきっと読んで後悔ないと思います。 個人的には漫画の読み方が下手くそで疲れるのであまり漫画を読みませんが、この作品で久しぶりに漫画にしかできない表現方法があるということを思い出しました。 草子の気持ちがよくわかるし、大人の自分も未だに本の海を漂流し...

本愛が溢れる作品で、本好きな人ならきっと読んで後悔ないと思います。 個人的には漫画の読み方が下手くそで疲れるのであまり漫画を読みませんが、この作品で久しぶりに漫画にしかできない表現方法があるということを思い出しました。 草子の気持ちがよくわかるし、大人の自分も未だに本の海を漂流しているんだと思っています。 本は私の宇宙であり、今自分の部屋にいても物理的には行けない場所へも、経験のない境地へも連れていってくれる。

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2019/05/21

前、読んだ漫画を もう一度、読み直してみる巻 Vol.26 2巻読みたいなーって思ってたのにまだ読めてない漫画。

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2018/10/28

【由来】 ・読書猿。 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】

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2018/07/29

【あらすじ】 内海草子(うつみそうこ)は本を読むのが好きで好きでたまらない中学生。いつも本を読んでいて、本の中の世界にひたっている。内気で、他人と打ち解けるのが苦手な草子にとって、古書・青永遠屋(おとわや)の店主は良き理解者。読んだ本の感想を描いた草子の「ブックガイド」が、店主を...

【あらすじ】 内海草子(うつみそうこ)は本を読むのが好きで好きでたまらない中学生。いつも本を読んでいて、本の中の世界にひたっている。内気で、他人と打ち解けるのが苦手な草子にとって、古書・青永遠屋(おとわや)の店主は良き理解者。読んだ本の感想を描いた草子の「ブックガイド」が、店主を喜ばせ、さらには周囲の人々に本を読むことの素晴らしさを伝える。濃密な絵柄で、読書の魅力を最大限に表現する。 東京の小さな古書店・青永遠屋(おとわや)に、楽園を見つけた少女・内海草子。どこにも居場所がなかった草子が、青永遠屋を通じて出会った本を、ひたむきに読み解くことで、徐々に人々や世の中と結びついていきます。この作品の最大の魅力は、読んだ本のポイントを繊細にすくいあげ、イメージ豊かに語り尽くす草子独自の「ブックガイド」。毎回草子が本の中に登場するキャラクターになりきって、鮮やかな「読み」を披露します。 【感想】 草子は本好きの孤独な子どもだったけれど、古本屋のおじさんのおかげで孤独な子どもではなくなった。古本屋のおじさんが草子の書くブックガイドを気に入ってくれたから、草子の本の世界は、いや草子の生きる世界は広がった。草子は居場所のないことを気に病み、ずっと本の世界で生きていたが、古本屋と出会ってからは、そこにも居場所ができた。学校でも司書教諭の先生と仲良くなり、そこから学校での自分の居場所探しにも奮闘する。どれもみな、草子のブックガイドがきっかけで、起きた出来事やできたことだった。草子が本当に本が好きだったからこそできたことだ。草子は今はきっと、貧乏なままながらも少し幸せになれなのではないかと思う。

Posted byブクログ

2018/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

元文学少女(少年も)なら主人公・草子の思いが切ないほど理解でき、他人とは思えないはず。現実に居場所が見つからず、本の世界で想像の翼を広げ、その世界に生きていたあの頃。 そんな頃の事を思い起こさせてくれます。 逃げ場所だった本の世界が、彼女の感性を育み、その感性を持って、勇気と誠実さと周りの人のちょっとしたサポートで外へ外へと繋がって広がっていく。 理想の成長物語ですね。俄然応援したくなります。 閉じ籠りがちな本好きにも多大なる刺激をもらえます。 このマンガはブクログで出会ったもの。 一生ものの漫画と出会えました。 ブクログとブク友さんたちに感謝です。

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2015/12/08

学校の図書室にての読了。凄い面白かったです。独特なモノクロームの絵も味が出ていて良いですし、本によって草子の周りの人々の心情が変化していくところがたまりませんでした。特に山月記のくだりでの草子のやり場のない心情と両親に対する不満などを語るところなどはなんとも表現し難いものがありま...

学校の図書室にての読了。凄い面白かったです。独特なモノクロームの絵も味が出ていて良いですし、本によって草子の周りの人々の心情が変化していくところがたまりませんでした。特に山月記のくだりでの草子のやり場のない心情と両親に対する不満などを語るところなどはなんとも表現し難いものがありました。とっても心を熱くする素晴らしい作品でした。

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