小さなトロールと大きな洪水 の商品レビュー
ムーミンシリーズ始まりの物語。 (著者のヤンソンさんが亡くなって、 しばらくしてから見つかったそうで、 それまでは別の作品が一作目と思われていたそうです。) 勇敢なムーミンママ。 何度もムーミンの危機を救う姿は格好よくて、 母の強さを感じました。 登場人物のかわいさが魅力的で...
ムーミンシリーズ始まりの物語。 (著者のヤンソンさんが亡くなって、 しばらくしてから見つかったそうで、 それまでは別の作品が一作目と思われていたそうです。) 勇敢なムーミンママ。 何度もムーミンの危機を救う姿は格好よくて、 母の強さを感じました。 登場人物のかわいさが魅力的で、 癒される場面がたくさん。 好奇心で溢れるムーミンや スニフの臆病さは、とても愛おしいです。 また挿絵が今のムーミンとは違った味わいで そこもまたその当時の風合いを感じました。 この作品自体が第二次世界大戦が始まった時の作品とのこと。 トーべ・ヤンソンの生きた時代背景も合わせて読むと ひとつひとつのセリフや文章が とても深い意味を持つ気もしました。 スラスラ読める作品です!
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ムーミンの挿絵が今と全然違う印象で驚いた。 また、定住地で物語が展開されるかと思ったら冒険譚だったのでさらに驚き。登場キャラクターたちも愛らしいマスコットというよりは、良さ悪さを等しく併せ持った人間のようだなと感じた。 彗星の物語ほど暗くないが、他の朗らかなムーミンの物語よりも流...
ムーミンの挿絵が今と全然違う印象で驚いた。 また、定住地で物語が展開されるかと思ったら冒険譚だったのでさらに驚き。登場キャラクターたちも愛らしいマスコットというよりは、良さ悪さを等しく併せ持った人間のようだなと感じた。 彗星の物語ほど暗くないが、他の朗らかなムーミンの物語よりも流動性があり先行き不安な感じの物語だなと思った。
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ムーミンシリーズ9冊目!(シリーズの第1作目です!) 今作はムーミン谷に住む前の物語 少ないページ数にも関わらずとても楽しかったー! 奇想天外な空間や多くの者たちとの出会い パパを探してムーミンとムーミンママは彷徨い続け、ここでスニフと会ったんだと そっかそっか、家は流されて谷...
ムーミンシリーズ9冊目!(シリーズの第1作目です!) 今作はムーミン谷に住む前の物語 少ないページ数にも関わらずとても楽しかったー! 奇想天外な空間や多くの者たちとの出会い パパを探してムーミンとムーミンママは彷徨い続け、ここでスニフと会ったんだと そっかそっか、家は流されて谷に到着しムーミン谷になったのね笑 青髪のチューリッパ可愛かったなぁ! 挿絵も可愛かったチューリッパ 素敵な彼と出会ったその後はどうなったのだろう またムーミンたちと出会ったのだろうか? 正直今作が訳としては1番読みやすかった印象! そう考えると海に出て島で住む物語は読みにくかったなぁ… 挿絵が沢山入ってて、トーベ・ヤンソンさんの想像の世界がとても素敵 ただ、初代ムーミンの挿絵は少し怖い!笑 アニメの可愛さの印象がある分なんか怖いなぁと ムーミンシリーズ…不思議な世界観だったなぁ
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初!ムーミン原作 Twitterでムーミンの挿絵を3Dに表現してる方を見かけ興味が出て購入してみた。 全部で9冊のうちの1作目。 家出した父を、母と道中で出会う仲間たちと一緒に探すという物語。あと冬に向けて家を建てなきゃいけないのでそれを探してるのもある プチ冒険譚的な 翻訳の...
初!ムーミン原作 Twitterでムーミンの挿絵を3Dに表現してる方を見かけ興味が出て購入してみた。 全部で9冊のうちの1作目。 家出した父を、母と道中で出会う仲間たちと一緒に探すという物語。あと冬に向けて家を建てなきゃいけないのでそれを探してるのもある プチ冒険譚的な 翻訳の妙もあるとは思うけど、 ママが結構ひどい性格をしていて笑える。 ひどい目にあった被害者感を出してはいるけど自業自得な場面が多いし、なかなかに性格が悪い。 嫌いかも笑 スニフもまあクソガキなんだけど、 年齢を考えたら仕方がないのかなと思う。 父親もまあ自分勝手なのも笑った。 短く挿絵も多いので数時間で1冊読める 次も楽しみ
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ムーミンとムーミンママがムーミンパパを探す旅。 途中でスニフやチューリッパなども参加する。 真のムーミン1作目だが、話が短く、たのしいムーミン一家からが有名になりすぎ、一周まわって最後に改めて出版された。 ムーミンが両手にアイスを持っている姿や、パパがSOSの旗を掲げて枝にし...
ムーミンとムーミンママがムーミンパパを探す旅。 途中でスニフやチューリッパなども参加する。 真のムーミン1作目だが、話が短く、たのしいムーミン一家からが有名になりすぎ、一周まわって最後に改めて出版された。 ムーミンが両手にアイスを持っている姿や、パパがSOSの旗を掲げて枝にしがみついた姿や、真珠を嬉しそうに持ち上げるスニフの挿絵が可愛い。 ムーミントロール達は元々、人間の家の、タイルばりの大きなストーブの後ろに住んでおり、人間にとってはふとした冷たいそよ風に感じたものがムーミンであった。 そのストーブを懐かしみ、パパが赤い屋根で青い壁の、円柱ストーブのような家を建てた。 訳者あとがきにて、話が進むにつれてムーミンの姿が丸っこくなり、性格も穏やかになっていくという話で、この1作目の頃は戦時中だったため、小さな住民らが大洪水などで家を失い焚き火で暖をとっているのも、戦争が反映されているのではないかと説明されている。 最後の、パパの建てた家が大洪水で壊れたと思いきや、流されただけでそのまま住むことができるというのもノアの方舟のようで、色々と影響を受けていそうだと深読みもできる。
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子どもの頃にTVアニメで楽しんでいたムーミンシリーズ。パパを探すところから始まっていたとは知りませんでした。
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1939年から手掛けていたムーミン物語、1945年に発行されたきりで他のムーミンシリーズから置いてきぼりでした。でもこんなに人気者になったムーミンですからほっとくわけにいきません。ムーミンシリーズの最後に読んだこの本には、これからの彼等のお話が沢山含まれていました。短いですが、と...
1939年から手掛けていたムーミン物語、1945年に発行されたきりで他のムーミンシリーズから置いてきぼりでした。でもこんなに人気者になったムーミンですからほっとくわけにいきません。ムーミンシリーズの最後に読んだこの本には、これからの彼等のお話が沢山含まれていました。短いですが、とても充実した内容でした。
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昔、アニメの「ムーミン」が大好きでしたが、本で読んだのは大人になってからでした。ムーミン谷ののどかなお話の前に、厳しい流浪があったのは知りませんでした。戦時下に書かれた貴重な希望の物語です。
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これからあとに続く8作で登場人物達の描かれ方や作風がどうなっていくのか楽しみに思った。 誰に向けて書いたんだろうな。 装丁がおしゃれで大事にしたい本。
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ムーミンのフォルムが好きで、でも内容は全然知らないなあと思って読み始め中 ムーミン谷に住むまでの過程のお話だけど、どのキャラクターも自分に正直であったかくてかわいかった 天気と気分は比例するよね、
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