緑の毒 の商品レビュー
何やら途中で放り投げたような印象でちと物足りない感じが。桐野夏生ともなればこちらのハードルが上がるのは仕方のないところ。
Posted by
さら~と物語がテンポよくイケル。 嫉妬からうみだされた犯罪 ラストがちょっとあまりにも呆気なかったなぁ・・・
Posted by
インパクトのある表紙と桐野さんに間違いはなかろうという思いで購入したけれど、結果は桐野さん、どうしちゃったの??(困惑) ラスト失速、これで終わり??とガッカリでした。
Posted by
妻のカオルが浮気をしているのは知っている。だから水曜の夜は一人でなどいられない。開業医の川辺康之はいつものキマった格好ではなく黒ずくめの服装で獲物を物色する。スタンガンとセレネースを手に。一人暮らしの女の部屋を見つけ、そして・・・。しかし発覚しないだろうとたかをくくっていた犯行...
妻のカオルが浮気をしているのは知っている。だから水曜の夜は一人でなどいられない。開業医の川辺康之はいつものキマった格好ではなく黒ずくめの服装で獲物を物色する。スタンガンとセレネースを手に。一人暮らしの女の部屋を見つけ、そして・・・。しかし発覚しないだろうとたかをくくっていた犯行は、ネットで繋がった被害者達によって暴かれ始める。 タイトルや装丁からしてかなりの毒々しい内容を覚悟していたのだけれど、そこまでじゃなかったなぁ。この作者のいつもの毒からすると、かなり軽めに思える。妻の浮気を知っていながら、わざと嫉妬を興奮の材料にする川辺の性癖は自分は全く理解できないが、実際こういう人っているんだろうなぁ。浮気女を妻にしておけることを自分のステータスにして酔っているような人。毒を持っているのは川辺だけではなく、被害者側にもそういう人間がちらほら。でもどの人物に関しても、中途半端で最後まで描かれておらず、「え、その後どうなったの?」という人多数。最後のページを見たら、この作品はなんと、2003年~2011年という9年にわたって断続的に連載された作品のようで。作者自身、登場させた人のことを忘れてしまってるのではないかと疑ってしまう(^^; しかし川辺クリニックの院長としての態度や会話うんぬんの部分は何というか、デジャビュ感覚がすごかった(爆)。あー、どこかで聞いたような会話だわー。
Posted by
内科開業医の川辺康之は妻のカオルの不倫に嫉妬し、その気持ちを抑えるストレスで昏睡レイプを実行。バレないと思っていた康之だが、被害者らは情報交換して康之に迫る。 桐野夏生らしいドロドロはそこそこ。人間的などうしようもなさもそこそこ。全体的にあっさりと物語が進むので食い足りない感じ。
Posted by
う~ん、これはちょっと中途半端な出来なのでは? レイプ犯のおぞましい内面に迫った、もっとおどろおどろしいストーリーを想像していたのだが、そのあたりは全然突っ込んで書かれていない。また被害者たちの苦悩や人生を描き込んでいるかと思えばそれもなく、物語全体を流れるうねりのようなものも...
う~ん、これはちょっと中途半端な出来なのでは? レイプ犯のおぞましい内面に迫った、もっとおどろおどろしいストーリーを想像していたのだが、そのあたりは全然突っ込んで書かれていない。また被害者たちの苦悩や人生を描き込んでいるかと思えばそれもなく、物語全体を流れるうねりのようなものもなく、一体誰を書きたかったのか、焦点を当てたのはどこだったのか、なんだか通り一遍で、なんとなく不愉快な気分だけが残った。 桐野さんともあろう方がこんな作品を書くなんて、はっきりいってがっかりです。 犯人側でもその妻でも被害者側でも、どの部分からでもいいから、もっと一本貫いた描き方を期待していたのになあ。
Posted by
なんだか編集に1作なにか連載してくださいといわれて とりあえず書きましたっていうヤッツケ感がする レイプ犯の心の闇も深く書き込まれていないし レイプされた女性もなぜかピンピンしていて リアリティがまったくない レイプとはそんな軽いものなのだろうか? 最後の破滅に向けても 無理...
なんだか編集に1作なにか連載してくださいといわれて とりあえず書きましたっていうヤッツケ感がする レイプ犯の心の闇も深く書き込まれていないし レイプされた女性もなぜかピンピンしていて リアリティがまったくない レイプとはそんな軽いものなのだろうか? 最後の破滅に向けても 無理矢理まとめた、結末を放り投げたと、 とられても仕方がないような終わり方で消化不良・・・
Posted by
#読了。39歳の開業医が、水曜になると医薬品を手にレイプ魔へと変貌する。水曜日とは、勤務医の妻が浮気をする日。。。久しぶりの桐野ワールド。犯人を特定していくくだりは少々難あり感。
Posted by
嫉妬って怖いな。 特にエリートな人の嫉妬とかって・・・痛いかも。 連続レイプ事件なんていう重い題材なんだけど 警察の介入なしで、被害女性のネットワークから じわじわと明らかになっていく犯人。 分かりやすい構成で、想像してたより軽い作品でした。 しかも「あ、そこで終っちゃうのね」...
嫉妬って怖いな。 特にエリートな人の嫉妬とかって・・・痛いかも。 連続レイプ事件なんていう重い題材なんだけど 警察の介入なしで、被害女性のネットワークから じわじわと明らかになっていく犯人。 分かりやすい構成で、想像してたより軽い作品でした。 しかも「あ、そこで終っちゃうのね」って感じ。 その後の川辺医師とカオルさんは どうなったんでしょう。 何を思ったんでしょう・・・気になります。
Posted by
桐野作品にしては、なんだか人物描写もプロットもリアリティも雑だなぁ、という印象。 面白かったけど、桐野作品から通常得られる引き込まれ感と余韻がなかった。人物描写がいつもほど丁寧ではなかったし、さすがに犯人につながるルートがあっさり発見でき過ぎだし、最後はドタバタで終わったし。や...
桐野作品にしては、なんだか人物描写もプロットもリアリティも雑だなぁ、という印象。 面白かったけど、桐野作品から通常得られる引き込まれ感と余韻がなかった。人物描写がいつもほど丁寧ではなかったし、さすがに犯人につながるルートがあっさり発見でき過ぎだし、最後はドタバタで終わったし。やっぱり犯行が発覚した後の川辺がどうなったか、カオルがどうなったかを知りたかった。 それでも評価が☆1つまではいかない所がこの作者の良い所。
Posted by