緑の毒 の商品レビュー
さくっと読めた。わたしも気をつけよう、医者だからといってお金が溢れているわけではない、気持ち悪い感じのさくっと読める小説桐野夏生らしい、50歳の独身のパートくびになって気を抜いたらホームレスの女性の話こわい、というのが感想。 読了感は、特筆するほどではない。 既にラストの展開がぼ...
さくっと読めた。わたしも気をつけよう、医者だからといってお金が溢れているわけではない、気持ち悪い感じのさくっと読める小説桐野夏生らしい、50歳の独身のパートくびになって気を抜いたらホームレスの女性の話こわい、というのが感想。 読了感は、特筆するほどではない。 既にラストの展開がぼんやりとしか、思い出せない。
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開業医のレイプ犯。被害者達により追い詰められる話。人間を掘り下げれば誰もが気持ち悪い面を必ず持ってるとは思うが、加害者も被害者にも不快感を持たせる書き方なので、途中から誰がどうなろうと、どうでも良く感じた。
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おかしな夫なのにリアル感がある。 「どうして結婚したのだろう」とまわりの人たちが言うのもよくわかる。 どう犯人へたどり着くかというところまでのアイデアがおもしろい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
連続レイプ犯の崩壊を描く問題小説。 桐野さんの描く男は人格破綻していて破滅することが多いが、女は一癖あるも強いです。 開業医でありながら勤務医の妻に不倫されレイプを繰り返す最低な男に対して、被害者の女性たちがだんだん協力し合って復讐を遂げるまでの過程は良かった。 ただ、最後の顛末があっけなく、もっと犯人を徹底的に破滅させる方が桐野さんらしいのではないだろうか。 その点が物足りなかったです。
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こんな終わり方でいいの?!(笑) 嫉妬、レイプなど出てくる言葉は烈しいのに 軽~い仕上がりになりすぎなのでは 最後、奥田英朗の「空中ブランコ」を思い出してしまいました(苦笑)
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いやーーー!!! 面白かった!!!!! さすが桐野さん。 内容もさることながら持っていき方が巧い。 なんというか、この間読んだ遮光もそうだけど、 内容の鮮烈さを超える深い感情の闇が見事に描き出されていて、 読了後に残るのは圧倒的に後者だ。 これがただのミステリならなかなかこう...
いやーーー!!! 面白かった!!!!! さすが桐野さん。 内容もさることながら持っていき方が巧い。 なんというか、この間読んだ遮光もそうだけど、 内容の鮮烈さを超える深い感情の闇が見事に描き出されていて、 読了後に残るのは圧倒的に後者だ。 これがただのミステリならなかなかこうはいかない。 ここ。 ここが大きなポイントである。 本書の言葉を借りて言うなら、ここがツボ。 妻の浮気に耐えかね、嫉妬のあまり醜い犯罪を重ねる医師が中心となり、 その被害者の視点、妻の視点、被害者の家族、友人医師、果ては勤務事務員と、 あらゆる視点からその犯罪が発覚に至るまでが描かれている。 が、そこに共通して横たわるのは犯罪そのものでもなく、 犯人でもなく、だれもが持つ薄暗い感情に他ならない。 地の底からじわりじわりと湧き出てくるような負の感情の霧が この作品自体をすっぽりと覆っている。 読んでまぁ楽しくはなれない小説だが、 こういった作品が大好きなわたしです。笑
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シニカルなストーリー。最後、もっと制裁を加えてほしかったけど。 医者でありながら短絡的で自分勝手なレイプ犯。突き止める、というより偶然犯人に行き当たる被害者たち。 緑の毒?毒も足りてない。
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医者の夫婦。 地位もお金もある・・・はず。 なのに、妻の浮気で夫は暴走。 レイプ犯と課するが、被害者の復讐が待ち受け・・・ 最後が、なんだこりゃ?って感じ。 毒が薄いんじゃない? '12.09.01読書完了
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題名の割に、そこまで毒々しさを感じなかったし、同時にさほど面白さも感じなかった 私の中で桐野夏生は何度も読み返したくなる本が多いのですが、これは1度でいいです
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
開業医の川辺は、水曜日の夜、近隣の女性たちを次々とレイプしていました。被害に遭った女性たちは、インターネットでつながり、情報交換をすることで、犯人を捜していきます。そして思わぬところから、川辺を特定する事実が明らかになり・・・。性暴力に遭った人それぞれが抱える心身の傷と、その後の人生。加害者、被害者、親しい人々、様々な角度から性暴力を見つめる書。
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