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緑の毒 の商品レビュー

3

114件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    55

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

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2014/10/26

卑劣なレイプ犯、許せん!こんなの破滅のうちに入らないっ!この程度じゃ納得できない。もっとグチャグチャに破滅しちゃえばいいのにー! 川辺は犯行がバレないと確信していたようですが、どこからそんな自信が?被害者たちにあっさり特定されちゃってるじゃない(笑)。もうアホかと・・・。 川辺...

卑劣なレイプ犯、許せん!こんなの破滅のうちに入らないっ!この程度じゃ納得できない。もっとグチャグチャに破滅しちゃえばいいのにー! 川辺は犯行がバレないと確信していたようですが、どこからそんな自信が?被害者たちにあっさり特定されちゃってるじゃない(笑)。もうアホかと・・・。 川辺の生活態度や雰囲気に何となく邪悪さがにじみ出てる感じよねぇ。やはり邪な心は隠しきれない? それぞれの章の書き出しがイマイチで、面白くなってきたぞと感じるまでに時間がかかってしまいました。最終的には「何となくよかったかも」という気分になるのですが・・・。

Posted byブクログ

2014/10/22

桐野さんなので 話のテンポが早くサラサラ 読めた.が、レイプ犯に対しての処遇としては 甘過ぎると思った。

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2014/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ろくでなしのろくでもない思考と所業とその破滅までを追うお話。 医者とその妻と浮気相手と被害者と同僚と同居人と、、、 思いのほか登場人物が多く、みんなそれぞれ、ちょっと曲がっているような。 男性対女性の敵対関係を強調されている作品でもあったみたい。 犯罪模様、人間関係と心理、破滅の幕開けなどどこをとってもさっと流れてしまって何か物足りないかんじ。追いつめられていく様も同じくで、だからか見せ場がどこなのかよくわからず終始地に足がつかない印象。 この方の作品を、きちんと読んだのは初めてだけど文章はすっと入ってきて読みやすい。もっと好きになれる作品がありそうなので、他の著作も読んでみたい。

Posted byブクログ

2014/10/05

うーん、終わり方がなんだかなー、な 消化不良感が。 復讐劇も最近のアイテムを使っていて(ツイッターとか) まぁそういうのもありなんかもな、ではあるけれど 何というか、この結末に面白味があまりない。 そこへ行きつく過程にも 登場人物たちにも イマイチ魅力がないというか…つまらなか...

うーん、終わり方がなんだかなー、な 消化不良感が。 復讐劇も最近のアイテムを使っていて(ツイッターとか) まぁそういうのもありなんかもな、ではあるけれど 何というか、この結末に面白味があまりない。 そこへ行きつく過程にも 登場人物たちにも イマイチ魅力がないというか…つまらなかった。 物語の展開としては流行りの方法ではあったと思う。 登場人物たちのいろんな視点、という。 そこに新鮮味は感じられず。

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2014/03/01

すらすら読めました。各章、違う人目線で書かれていて、しかも何かしら闇みたいなものを抱えている感じがした。とにかく、川辺は最低!

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2013/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

開業医を営む39歳男性。妻は大病院の勤務医。 ファッションも完璧な彼は、薬を使って意識の無い女性をレイプする連続事件の犯人だった・・・!! なんてちょっと想像しただけでげんなりするお話。

Posted byブクログ

2013/09/07

タイトルに毒ってつくわりには毒を感じませんでした。たぶんもっと強烈な桐野作品がたくさんあるからです。39歳の開業医が連続レイプ犯。とんでもないやつですが、そのわりにはライトな作品だったと思います。すらすら読めました。 この川辺という男、最初からすでに「おいおい…」とツッコみたくな...

タイトルに毒ってつくわりには毒を感じませんでした。たぶんもっと強烈な桐野作品がたくさんあるからです。39歳の開業医が連続レイプ犯。とんでもないやつですが、そのわりにはライトな作品だったと思います。すらすら読めました。 この川辺という男、最初からすでに「おいおい…」とツッコみたくなるような奴です。 この程度のことでいちいち腹立てたら個人クリニックの院長なんて勤まらないでしょ、と思っていたら終盤は案の定といった感じ。医者だってサービス業なんだからさ。普段接客業してる身としては、それくらい軽くかわそうよと思ったりしました。 それに「川辺康之、破滅す」という最後の章タイトルにしては生ぬるい。むしろ川辺だけじゃなくてカオルたちもギャフンと鳴けばよかったのに。川辺もさっさと罰が当たらないかなーと思ってたけど、カオルもなかなかイラッとするキャラだったので。そんなに夫が嫌いなら別れりゃいいじゃんとずっと思ってました。てか川辺もカオルも結婚向きなタイプに見えないですね。

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2013/08/31

医師が連続レイプ魔という、なかなか衝撃的な話でありながら途中までどうにも退屈で参った。後半はそれなりに面白く、ちょっとコミカルな終わり方も良かったが、全体的にみると桐野作品としてはso-soな感じ。

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2013/08/24

タイトルは毒という表現だが、内容満ち溢れているのは毒なんてものではなく、悪意だ。あえて軽いタッチで書かれているのだが、そのためリアリティがなくなっているように思える。悪意というのは人間の本質のひとつには違いないとは思うのだが、本書に描かれている主人公などはとても正常な感覚ではない...

タイトルは毒という表現だが、内容満ち溢れているのは毒なんてものではなく、悪意だ。あえて軽いタッチで書かれているのだが、そのためリアリティがなくなっているように思える。悪意というのは人間の本質のひとつには違いないとは思うのだが、本書に描かれている主人公などはとても正常な感覚ではない。女性の登場人物たちはさすがにリアルだけれど、男性はダメだと思う。何を描きたかったのだろうと首を傾げる内容に感じた。

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2013/11/27

桐野夏生さんのいつものように毒のある話なのだが、タイトルにまで毒が入っている作品。夫婦で医者をやっているが、夫は開業医で、妻は公立病院で勤務医をしている。新宿近辺が舞台になっている。夫は不磨の浮気を理由に自分がレイプ犯になったと自分を偽っている。またその犯罪が誰にもばれない完全犯...

桐野夏生さんのいつものように毒のある話なのだが、タイトルにまで毒が入っている作品。夫婦で医者をやっているが、夫は開業医で、妻は公立病院で勤務医をしている。新宿近辺が舞台になっている。夫は不磨の浮気を理由に自分がレイプ犯になったと自分を偽っている。またその犯罪が誰にもばれない完全犯罪だと思い込んでいる。妻は妻で自分の浮気はばれないと思って堂々と不倫をしている。そんな壊れた夫婦関係にごくごく近い所に、夫の完全犯罪を崩す鍵が潜んでいた。小さなほころびから一気に夫の行動は白日のものとなっていく。不幸で、怖い話だが残念ながらインパクトは小さな作品だった。

Posted byブクログ