いま、地方で生きるということ の商品レビュー
ベスト一文は「身近で具体的なものに、エネルギーと時間をつかう人が増えてきている」という行。 現時点で僕は、いろんなトレードオフの結果、都市生活の快適さを享受してしまっている分際なので、偉そうなことは言えないが。。。どうも昔からスピーディなものが苦手で愚鈍な性分でして、その部分は...
ベスト一文は「身近で具体的なものに、エネルギーと時間をつかう人が増えてきている」という行。 現時点で僕は、いろんなトレードオフの結果、都市生活の快適さを享受してしまっている分際なので、偉そうなことは言えないが。。。どうも昔からスピーディなものが苦手で愚鈍な性分でして、その部分は、都市にいると辛いよなぁと思うことがときどきある。一方、田舎に住んだこともあるし、「なぁんもねえよなぁ」というのもわかる。そう考えると、まあ居住形態としては「ノマド」って発想に近いけど、「マルチホーム」というか、「定住」と「移住」の中間で、いくつかの、独自のよさを持った「ハブホーム」を転々とする「分住」ってアイデアもありなんかなぁ。
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震災直後、約3ヶ月地元&自宅がある関東を離れて仕事をしていた時に考えていたことが線を結んだような感覚。極論、ノマドワーカーみたいな働き方がしたいのだろうという曖昧は確信に。結婚や出産しても無理なく続けられる、そんな働き方。今はそうなれるための地盤作り。会社に期待するより、自分に期...
震災直後、約3ヶ月地元&自宅がある関東を離れて仕事をしていた時に考えていたことが線を結んだような感覚。極論、ノマドワーカーみたいな働き方がしたいのだろうという曖昧は確信に。結婚や出産しても無理なく続けられる、そんな働き方。今はそうなれるための地盤作り。会社に期待するより、自分に期待した方が健やかだもの。基本、主体でいた方が身に付くし楽しいし。地に足がついてないのは、2010年の島で暮らしからずっと消えないし、そういう意味では、今もノマドなのかもしれない。
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3.11以降の東北、九州を訪れた著者が「いま、地方でいきるということ」について綴るインタビュー集。地元の人たちが自分の街に何かこう誇りを持てていること、個々の自由度の高さ、自立度の高さ、"反応ではなく予測のつかない事象に対応していく応答"、が地方で生きる上で求...
3.11以降の東北、九州を訪れた著者が「いま、地方でいきるということ」について綴るインタビュー集。地元の人たちが自分の街に何かこう誇りを持てていること、個々の自由度の高さ、自立度の高さ、"反応ではなく予測のつかない事象に対応していく応答"、が地方で生きる上で求められていることを提示し、都市で生きる、お金という磁力で関係性を維持していくこととは別の生態系があるということを認識させられる。これまでの東京対地方、東京のモノサシ、経済成長という尺度、ではなく、どんな暮らし方をしたいのか、等のモノサシから身の周りに関っていくことが求められる点が、3.11後の日本のあり方みたいなものを形作っていくのだろうと思う。メモ。「定住型の農耕から新しい狩猟採取的な社会に移行していく」(星川氏)
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読後の感想としては、なんていうか 地方うんぬんというよりか、自分がどこでどう生きるかって ずっと生きてる限りつきまとうんだなということ bestを見つけるというよりかは、betterな場所でもいいのかもしれない。 それを見つけるために、今、住んでいる町もよく知ることは 大事な...
読後の感想としては、なんていうか 地方うんぬんというよりか、自分がどこでどう生きるかって ずっと生きてる限りつきまとうんだなということ bestを見つけるというよりかは、betterな場所でもいいのかもしれない。 それを見つけるために、今、住んでいる町もよく知ることは 大事なのかもしれない。 ここは、好き。はだいぶでてきたなぁ~ 思いのほか、タイトルのインパクトの強さはそれほど感じませんでした。 タイトルの勢いを期待すると、『結局答えは自分の中ってことかーい!』 みたいな感じになると思う。 でも、答えは自分の気持ちっていうのはあながち間違っていないのかもしれないな。
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地方出身で、都会に働きに出ている人におすすめ。 地方で働く場所が無いとよく言われるが、この本を読むと、本人の努力次第でどうにでもなるのかなという気がしてくる。 この本には、地方で住むと決意し、そこで頑張って働いている人のインタビューを多く載せている。このインタビューを読むことで...
地方出身で、都会に働きに出ている人におすすめ。 地方で働く場所が無いとよく言われるが、この本を読むと、本人の努力次第でどうにでもなるのかなという気がしてくる。 この本には、地方で住むと決意し、そこで頑張って働いている人のインタビューを多く載せている。このインタビューを読むことで、地方でも考え方を変えれば、働く場所を自分でつくって暮らすことができることに気付かされた。 自分の知らない世界を知ることができた。 もっと視野を広げて生きるべきだと感じた。
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なぜか西村さんの本なのに 読むのをためらっていた本 2日前になんか引き寄せられて 読み始めて さっき読み終わった 手に取るのは今だったんだなと思う ここから先は ぬくもりという名のけもの道 そう考える 今年は北にも南にも行ってみることにする
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Linker No.10 人間環境学府修士2年 なーにゃさん 鹿児島の地方で生まれ育った私が、本屋さんで見つけて思わず買ってしまった本です。 3.11の震災以降、「どこで生きるか」を考え直した人は多いのではないでしょうか?この本は著書の西村さんが、「いま、地方で生きるとい...
Linker No.10 人間環境学府修士2年 なーにゃさん 鹿児島の地方で生まれ育った私が、本屋さんで見つけて思わず買ってしまった本です。 3.11の震災以降、「どこで生きるか」を考え直した人は多いのではないでしょうか?この本は著書の西村さんが、「いま、地方で生きるということ」をテーマに東北・九州を巡る中でお会いした約10名の方のインタビューが綴られています。 地方には東京ほどモノはいっぱい溢れていないかもしれませんが、そこには豊かな自然があり、お金で買えない豊かな生活があり、そこに誇りをもって生きているキラキラした人々がいる。地方で生きることは決して恥ずかしいことではないのです。 この本を読んで、今自分がいる場所について再考してはどうでしょう?
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いろいろ考えさせられます。 私自身は、 かつて憧れのニューヨークに住んでみたとき、 結局はどこへ行っても、自分は自分でしかないこと に気付かされました。 911テロが起こってしまい、街が炭疽菌テロにおびやかされ、 ちょうど資金も底をついて、 東京へ帰ってきたときには、ニューヨーク...
いろいろ考えさせられます。 私自身は、 かつて憧れのニューヨークに住んでみたとき、 結局はどこへ行っても、自分は自分でしかないこと に気付かされました。 911テロが起こってしまい、街が炭疽菌テロにおびやかされ、 ちょうど資金も底をついて、 東京へ帰ってきたときには、ニューヨークのような 親しみやすさをどこにも見つけられなくて 一時はひどく落ち込みました。 でも、そんな中で少しずつ、自分のほっとできる場所、 安定してものづくりできる場所を探していったら、 やっぱり私には東京がふるさとだとわかった。 もちろん、森や自然への憧れや、 そういう場所でモノ作りしてみたいという気持ちは あります。 でも今後、創作のフィールドを他所に 広げていくことはあっても、 やはり東京というふるさと(地方)は愛しているし、 大事にしたい。 大地震が来るぞと言われれば言われるほど、 ここを守りたいなって思う。 ほかの地方で力強く根っこを張って生きている人の 自然や生きものとの豊かな交歓にも学びつつ。 そんなことをあらためて考えました。 それが私にとっての「いま、地方で生きるということ」かな。 この本をきっかけにして、たくさんの人が 震災以降の自分と、 そんな自分がこれからイキイキと生きていくところ とはどこなのかと、考えたり、 振り返ったりできると思います。
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「お金が要る,という重力」 あとがきにかえてに書いてあった言葉。 多分そういうことに自分は縛られているんだなぁ・・・ と読み終えて思った。 前半部分に出てくるたくさんのボランティアやNPOなどの 行動力はまねできないと思った。 後半部分のいわゆる地方で生活する人たちのインタ...
「お金が要る,という重力」 あとがきにかえてに書いてあった言葉。 多分そういうことに自分は縛られているんだなぁ・・・ と読み終えて思った。 前半部分に出てくるたくさんのボランティアやNPOなどの 行動力はまねできないと思った。 後半部分のいわゆる地方で生活する人たちのインタビューは 大変興味深かった。
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読み終えた今の心境はとてもニュートラルです。 僕もギアを「D」に入れれば、いま住んでいる場所を離れて生きることが出来る気がする。 一方で、しばらく「P」でもいいような気もする。そういう意味では本文中の秋田の矢吹さんの話はとても示唆に富む内容だった。 『この場所とやれることを、ま...
読み終えた今の心境はとてもニュートラルです。 僕もギアを「D」に入れれば、いま住んでいる場所を離れて生きることが出来る気がする。 一方で、しばらく「P」でもいいような気もする。そういう意味では本文中の秋田の矢吹さんの話はとても示唆に富む内容だった。 『この場所とやれることを、まずは最大限やることが大事』 地元に戻って、見えてきたものもあるので、まずはここで出来ることを探してみようかという気になった。 もう少し時間的に長いスパンで考えてみようと思います。
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