真贋 の商品レビュー
口語調の平易な書きようで非常に読みやすいが、著者が提示する考え方の基軸は汎用性が高く示唆に富んでいる。特に第一章の善悪二元論の限界は、共感できる内容が多い。文庫化され読みやすくなったので、是非。
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考えなければもうどうしようもないところまで人間はきてしまったとの著者の言葉からすると我々は本当に考えることを考えずにいるのか・・当たり前ほどあてにならないようです。さて何から考えるか?
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吉本隆明のちょっと「毒」のある言葉たちって、なんとなーく日々のことに追われて、いつの間にか悩んでしまう現代人(若者)にとって、すごく良い「薬」だと思う。 私自身も、太宰治的な逆説的な表現というか、この吉本さまの「毒」に何度救われたことか。(たくさん読んだのではなく、同じ言葉に何...
吉本隆明のちょっと「毒」のある言葉たちって、なんとなーく日々のことに追われて、いつの間にか悩んでしまう現代人(若者)にとって、すごく良い「薬」だと思う。 私自身も、太宰治的な逆説的な表現というか、この吉本さまの「毒」に何度救われたことか。(たくさん読んだのではなく、同じ言葉に何度も救われているのです) 全部読まなくってもイイ。 ただ、ぼ〜んやり、目を泳がせているうちに、どこかでガツンっと車で横転しちゃいましたってくらいビックリヤラれる瞬間が、勝手にやってくる。 今回の、超個人的な「気づき」について書いてみます。 人はだいたい思春期の育てられ方で決まり、もっというと、母親との関係がポイント、って話。 脳内でフリップフラップが起こりましたね〜。私の問題は父親との関係性が薄いことだと思っていたので。 そして、私が今どうしたいのか、今後どう生きたいのか、母と私の関係というフィルターを通じて思いを巡らせてみると、方向性がすごくクリアになった。
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