スピカ ~羽海野チカ初期短編集~ の商品レビュー
「泣いてもやめられないほど好きなものがある」ということが、この作家さんの中に根深いテーマとして存在しているのだろうなと思いました。上記の感情に共感を覚える身としては軽々ノックアウト。表題作の「スピカ」はじめ、すべての作品が好き。ほっこり。
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海野さんは引き出しをいくつ持ってるのでしょうか。 ハチクロの巻の後ろにあった暗記パンの話も好きなんですがここにある読み切りもみんな好きです。 イノセンスだけ雑誌のコンテニューで読んだことがあるんですが他は初読み。 バレエ少女と野球少年の話が中でも好きです。 海野さんにかか...
海野さんは引き出しをいくつ持ってるのでしょうか。 ハチクロの巻の後ろにあった暗記パンの話も好きなんですがここにある読み切りもみんな好きです。 イノセンスだけ雑誌のコンテニューで読んだことがあるんですが他は初読み。 バレエ少女と野球少年の話が中でも好きです。 海野さんにかかるとBLもこんな風に料理されるのね。ほのぼのだわぁ。 値段も大きさの割にワンコインと安いのもいいですね。 ハチクロの番外編はいつコミックで見れるのかなー?あったよね、確か。
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表題作も巻頭の「冬のキリン」も、たしかにいいのだけど、ヲタク的にはやっぱり最後の「イノセンスを待ちながら」に、羽海野チカの作家性というか観察眼を見る。 あの映画を見てこう感じる人が作った作品は、そりゃ外れないよなぁ。 そゆ、漠とした実感をたしかに得ることができた。 にしても、キ...
表題作も巻頭の「冬のキリン」も、たしかにいいのだけど、ヲタク的にはやっぱり最後の「イノセンスを待ちながら」に、羽海野チカの作家性というか観察眼を見る。 あの映画を見てこう感じる人が作った作品は、そりゃ外れないよなぁ。 そゆ、漠とした実感をたしかに得ることができた。 にしても、キオ可愛いよキオ(ヲイ)
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羽海野チカさんの短編集です。この方の作品はハチクロにしてもライオンにしてもこのスピカにしても、とにかく訴えてくる力が圧倒的です。否応なく自分の気持ちや過去が引きずり出され、揺さぶられるのです。そしてそれがまったく嫌でなく、読んだ後にはほっとするというか、温かい気持ちになれるのです...
羽海野チカさんの短編集です。この方の作品はハチクロにしてもライオンにしてもこのスピカにしても、とにかく訴えてくる力が圧倒的です。否応なく自分の気持ちや過去が引きずり出され、揺さぶられるのです。そしてそれがまったく嫌でなく、読んだ後にはほっとするというか、温かい気持ちになれるのです。 絵が可愛いので可愛い話と思って油断するとやられます(笑)。 本当に今後の作品もとても楽しみな漫画家さんです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「はなのゆりかご」が一番好き。 『「カワイイね」って言ってあげていれば、本当にかわいく咲いてくれる。』 っていうお母さんの言葉が素敵。 タイトルになっている「スピカ」で、好きなことを追求することと、その分野で一番になることや、ある程度の結果を出すことに対する折り合いに対する姿勢みたいなものを考えさせられた。 それって、ハチクロで、芸術という分野で生きようとする?登場人物たちにも少し重なる部分があるのではないかなとも思った。 難しいなぁ。 「ミドリの仔犬」は確かに少年探偵団の雰囲気。 きれいすぎるけど。そこが可愛らしくて、羽海野先生作品っぽくていいんだろうな。
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毛色の違う6本の作品が収録された短編集。 個人的には表題作のスピカがお気に入り。 羽海野先生のこういった恋愛ものが一番すきなので、もっとたくさん描いてほしい反面、ジャンルに囚われない幅広い作品たちを生み出してほしい気持ちもあるので複雑なところです。 っていうか同人されて...
毛色の違う6本の作品が収録された短編集。 個人的には表題作のスピカがお気に入り。 羽海野先生のこういった恋愛ものが一番すきなので、もっとたくさん描いてほしい反面、ジャンルに囚われない幅広い作品たちを生み出してほしい気持ちもあるので複雑なところです。 っていうか同人されてたのは知ってましたがまさか商業でびーえるまで描かれていたとは知りませんでした。 とてもおいしかったです。
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ハチクロの10巻に入っていた短編を読んで、 羽海野先生は、実は短編もすごくいいんじゃないか?と思ってた。 頁数は少ないけど、なんとも味のある、秀逸な作品ばかりの短編集。 「えぇわぁ・・」以外の感想がでない。 羽海野チカは、10年前から羽海野チカだったんだー。 「はなのゆりかご...
ハチクロの10巻に入っていた短編を読んで、 羽海野先生は、実は短編もすごくいいんじゃないか?と思ってた。 頁数は少ないけど、なんとも味のある、秀逸な作品ばかりの短編集。 「えぇわぁ・・」以外の感想がでない。 羽海野チカは、10年前から羽海野チカだったんだー。 「はなのゆりかご」の博士とモリーにほっこりさせられ、 でもって、「夕陽キャンディー」にはどきっとさせられた・・ ここにこれを並べるのは反則でしょぉぉ、心の準備が!(笑)
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3月のライオンと並んでいて気になっていた一冊。 作者さんのエッセンがつまった感じで、ふわふわ読めました。 ちなみにこの本の印税は全て、震災復興支援になるとの事です。
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どの話もじんわり沁みるストーリーばかりで、やっぱり好きだ! と思わせる作品集でした。「冬のキリン」が特に好き。風の冷たい冬の日に読み返したい。
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せつなさと人の温かみのバランスが絶妙で、 じんわりビターな苦みをかんじながらも、 心がほっこりするおはなしがつまっていました。 絵本のような世界観が、やっぱり好き。
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