スピカ ～羽海野チカ初期短編集～ の商品レビュー

羽海野チカ(著者)

2011/07/27

短編集。
収録作品の中では、表題作でもある「スピカ」がとても好き。
赤点確実でハートに二分刈りが必要な４番サード野球部部長がいいキャラ。
チュチュ着た美園さんが可愛すぎる。

「イノセンスを待ちながら」で好きな作品の事色々描かれてたからちょっと嬉しかった。

この本の印税は全て東日本大震災の義援金にするとの記載あり。

2011/07/27

ほんわか。時々切ない。あったかい紅茶を飲みながらゆっくり読みたい。
羽海野さんの物語に出てくる主人公はみんなとてもきれいな心の持ち主ですてき

2011/07/27

ほっこり短編集です。

どの作品もほっくりほっくりで好きなんですけど、【はなのゆりかご】が深い。
羽海野さんらしい深さと優しさでした。

2011/07/27

羽海野先生のベースが垣間見える、初期短編集。

本当にこれまでの足跡という感じがして、ハチクロがどうやって紡ぎだされていったのかなど考えて幸せになれる。
わたしは先生がどこを書き直されたか分からないのだが、（巻末で「あまり直していない」と言及されているけれど）もしかしたら結構直しちゃったのかなーと邪推したりしなかったり。

だが！
わたしが一番興奮したのは、先生がしのぶさんとバトー好きだということだ！（ハアハア

イノセンス、懐かしい……
バトーは脳以外造り物だが、その彼の脳を占め、彼を生かし、動かしているのが少佐以外の何者でもないという、あのどうしようもない、狂おしいほどの人間臭さと業！
先生の言いたいこと分かりまする萌えがつきませぬ！

そしてしのぶさんだ。
高校生のときに初めて『機動警察パトレイバー 2 the Movie』に出会ったとき、その細かな映像や音、色彩、人の息遣いや間などの演出に、まるで雷に打たれたようになって、しのぶさんと柘植が密会した高架下の水路も、聖地巡礼しに行ったことを思い出した。
あの映画で得た表現しようのない胸のざわつきが、羽海野先生の言葉で読んで、ああそういうことだったのか、と改めて納得し、またわたしの中であの作品に近づけた気がした。

羽海野先生の作品に共通しているのは、読んでいるうちに胸の中心がじわーっとあったかくなる感じや、まるでトイカメラで撮ったような淡くて懐かしい色の風景を見ているときのような気持ちになったりする感じがあるな、ということ。

ずっとずっと、出来れば先生の書きたいと思うものを、書きたいときに書き続けていってほしい。
きっとわたしはこの色に触れたくなったら、いつだって彼女の作品の元まで駆けていくだろう、とそんなセンチメンタルなことを本気で思わせてくれる作品でござった。

2011/07/26

短編だけにあっという間。
ハチクロも3月のライオンも読んだことないので、これをきっかけに読もうかと。
ふんわりした雰囲気を描くのが上手い印象を受けました。

2011/07/25

ワンコインにぴったりな短編集かな～
印税は義援金なるそうですし。
やっぱり好きなのは表題のスピカ。
各お話しすべてのキャラクターが愛らしいです。

2011/07/25

羽海野チカの2000年からの短編集。
絵があんまり変わってないなあ。
表題作「スピカ」がいいなあ。
羽海野チカは学校ものもステキだ。
人々とこころを通わせる作品を描くのがうまい。

2011/07/25

夢を諦めてしまうことの切なさ、困難な夢を叶えることの尊さ。純粋な冒険心と濁った悪意、偏屈な心とそれを癒す愛。そして、届かないことをわかりつつも誓ってしまう相手への想い。
10年変わらない可愛い絵柄と、ささやかな5つの短編（＋１つのエッセイ）にこめられた物語ることの深さ。それが羽海野チカさんの作品の魅力であると改めてわかるのである。

2011/07/25

羽海野先生の初期作品集。いろんな作風で粒揃いな印象。どれもキラキラしてて好きだなあ。「スピカ」と「はなのゆりかご」がお気に入り。とことん羽海野先生のメガネキャラに弱いなと思ったｗｗ「夕陽キャンディー」はまさかのBL風味で驚いた…こんな作品も描く人だったのか。印税は全て震災の義援金に。素敵です先生！！

2011/07/25

羽海野チカの初期作品短篇集。
個人的には「スピカ」が一番好きだったー。甘酸っぱい物語を
好む傾向にあるこのごろなので、余計に気になってしまったのかも
知れない。
読後、また読みたくなる衝動にかられて何度も読み返してしまいます。
印税が東日本大震災の寄付にあてられるのも素晴らしい。

絵の粗さがあるなぁと思い、☆－１としました。