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カラスの親指 の商品レビュー

4.1

1066件のお客様レビュー

  1. 5つ

    340

  2. 4つ

    419

  3. 3つ

    226

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    2

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2024/04/30
  • ネタバレ

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茶番 5人と1匹の共同生活を共通の敵への復讐劇のお話。 かなり評判が高い作品で読むのを楽しみにしていた作品でした。 登場人物の過去はつらく、胸を締め付けらるような気持ちになるものの、なかなかテンポの良くスラスラ読み進めることが出来る作品でした。 事務所に乗り込む場面なんか緊張感があり、おもしろかったです。 貫太郎の異変・違和感と緊張感に意識が引っ張られてこの後どうなるのかハラハラしました。 が、結局は本当に緊張していた(過去のトラウマのせいもあるが)だけで、あー そうか...という印象でした。 作戦も失敗に終わり、しかも相手に許してもらえるという展開に、そんなあほな?という感想となんとなく物語の序盤から都合のいい展開ばっかり並べているという思いが一気にこみあげてきて、正直拍子抜け。 で、最後の最後。すべてが芝居であったというオチ。このオチはやられました。復習を達成しスッキリ爽快、ではなく、少し心が温かくなるような人情ものでした。 「親指だけが正面から他の指を見ることができる」など素敵なセリフも多々ありました。 期待していたほどではなかったですが、それなりに楽しめました。 失礼ですが、伊坂作品にありそうな…ないような…

Posted byブクログ

2024/04/24
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めちゃくちゃ面白かったです カラスの親指というタイトルの伏線回収も好きだし登場人物も個性あって良い 最後は騙されたけど優しい気持ちになりました

Posted byブクログ

2024/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

道尾秀介さんの作品を読むのはこれが初だったけど、文章の構成が分かりやすく、いい意味でクセが強くなく、とても読みやすかった。 因縁の組織にペテンで復讐する場面から、「騙された!」の連続だった。 貫太郎が計画外のことをした…→ずっと上の空だった描写があったし、貫太郎実はアッチ側の人間!?というミスリード、 計画は成功した…と見せかけて最後にヒグチが出てくるシーン、 ずっとハラハラドキドキしながら、「え?ん!?」しか言葉が出てこなかった。 そして最終的には、ペテンを仕掛けられていたのは最初から武沢の方だった、というオチ。 その大どんでん返しが不快でなく、むしろ読後感がすっきりだったのは、ペテンの理由が理由だったからかな。じーんとした。 最終的に伏線が綺麗に回収されていくのが良かった。

Posted byブクログ

2024/04/08

最後の最後に"ド派手なペテン"にかけられていることを理解し、爽快などんでん返しを喰らいました。分かった上で2度目を読んでみたい

Posted byブクログ

2024/04/03

久しぶりに達成感を感じる読後感でした。 借金取りに追われて家族を失い、詐欺師として生きてゆくことにした主人公のもとに、不思議な縁で同じように苦しめられた人たちが集まります。 もう、負けたままでいるのは嫌だ、とばかりに闇金業者に逆襲を計画します。暴力では決して敵わないので、「頭」を...

久しぶりに達成感を感じる読後感でした。 借金取りに追われて家族を失い、詐欺師として生きてゆくことにした主人公のもとに、不思議な縁で同じように苦しめられた人たちが集まります。 もう、負けたままでいるのは嫌だ、とばかりに闇金業者に逆襲を計画します。暴力では決して敵わないので、「頭」を使う詐欺師ならではの方法で。 実は登場人物たちの過去にはそれぞれに因縁があったり、「あっ」と驚くようなどんでん返しがどんどんと続いたりと、決して短くない小説ですが、ページをめくる手が止まらず、一息に読み切ってしまいました。 こんなに気持ちよく「騙された」のは久しぶりかもしれません。復讐劇の展開は爽快ですし、迫りくるピンチは緊張感があります。そして結末も見事でした。

Posted byブクログ

2024/04/03

道尾秀介さんの著書はこれが初読書。 登場人物達が活き活きしていて読んでいて飽きない。ストーリーも最後まで伏線を残していて一気に読み終えました。 小説のタイトルに込められたメインテーマを上手く活劇調のストーリーに落とし込んでいてこれもお見事。 続編があるようで‥。登場人物達のそ...

道尾秀介さんの著書はこれが初読書。 登場人物達が活き活きしていて読んでいて飽きない。ストーリーも最後まで伏線を残していて一気に読み終えました。 小説のタイトルに込められたメインテーマを上手く活劇調のストーリーに落とし込んでいてこれもお見事。 続編があるようで‥。登場人物達のその後も気になるし、早めに読みたいな。

Posted byブクログ

2024/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白すぎて一気読みしてしまった作品だった。 詐欺をしてお金を得ている二人組のタケさんとテツさん。 そして不思議な縁で一人の少女まひろと出会う。 そこから同居人は五人と一匹に増える。 各々の過去が絡み合い読書中はドキドキしっぱなし。 特に最後のどでかい仕掛けは頭を抱え2度読んでも心を落ち着かせるのに足りなかった。 道尾秀介先生の作品は向日葵の咲かない夏」しか読んだことがなく、作風が全然違っていたので正直舐めて読みかかっていたら、圧倒的仕掛けとストーリでボコボコにされた。 これはまさに万人におすすめできる作品だと感じた。

Posted byブクログ

2024/03/24

ミステリー小説って、ストーリーを重視しすぎて表現や文体が疎かになっている作品も多いけど、道尾秀介はどちらもしっかりしているから好き。 「道尾秀介の最高傑作は『カラスの親指』」と言っている人を見かけたので読んでみたが、たしかにそうかもしれないなと思った。 たとえば『向日葵の咲かない...

ミステリー小説って、ストーリーを重視しすぎて表現や文体が疎かになっている作品も多いけど、道尾秀介はどちらもしっかりしているから好き。 「道尾秀介の最高傑作は『カラスの親指』」と言っている人を見かけたので読んでみたが、たしかにそうかもしれないなと思った。 たとえば『向日葵の咲かない夏』とかはけっこう好き嫌いが分かれそうだけど、これはたぶん誰が読んでも面白いと感じるような気がする。

Posted byブクログ

2024/03/21

面白かったし、しっかり騙された! この5人と1匹がずっと一緒だったら 良いのになぁ。 映画化されてそちらも視聴したけど 始まりだけ違ったけどほぼ原作通りで 俳優さんも良かった!

Posted byブクログ

2024/03/20

二転三転四転…と最後の最後までひっくり返る展開に唸りました。これ、かなり昔の作品ですが、人気があるのも納得。映像化したら楽しそう!と思ったら阿部寛主演で映画化されてた(笑)

Posted byブクログ