カラスの親指 の商品レビュー
共通する哀しい過去を持った人たちが詐欺師グループを結成して、仇に対してペテンを仕掛けるストーリー。 面白くてスラスラ読めるんだけど、あまり印象に残らない。ストーリーありきの作品で娯楽性はあるが、それだけ。一応最後にそれらしい結末はあるが、あまりインパクトがなかった。 『オーシャン...
共通する哀しい過去を持った人たちが詐欺師グループを結成して、仇に対してペテンを仕掛けるストーリー。 面白くてスラスラ読めるんだけど、あまり印象に残らない。ストーリーありきの作品で娯楽性はあるが、それだけ。一応最後にそれらしい結末はあるが、あまりインパクトがなかった。 『オーシャンズ11』のような爽快感を期待してたから落差が大きかったのかも。まぁでも悪くはない。(どないやねんw)
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道尾さんらしい本でした。ついついトリックがあるんだろうな、と深読みしちゃうと面白さがちょっと減っちゃうかも。やっぱり初めて道尾作品(向日葵)を読んだ時に受けた衝撃はもうないな~。すれちゃった自分に残念。
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道尾秀介の作品らしく、最後は大どんでん返しが待っていた。 でも、ちょっと不自然過ぎるのでは。 しかし、ハッピーエンドで良かった。
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爽やかな読了感がたまらない。 オーラスで一気に話の性質が変わります。 心が暖まる、爽やかな小説です。
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チンケな詐欺師のタケさんと、相棒のテツさん。 それぞれの過去に消せない傷を抱えながらも 日々を過ごしていたふたり。 だが、逃げてきた過去に追いつかれたかのように 身の回りに不審な出来事が起き始める。 そんな中出会った少女に行き場を与える二人だが、 少しずつ秘密を抱えての同居...
チンケな詐欺師のタケさんと、相棒のテツさん。 それぞれの過去に消せない傷を抱えながらも 日々を過ごしていたふたり。 だが、逃げてきた過去に追いつかれたかのように 身の回りに不審な出来事が起き始める。 そんな中出会った少女に行き場を与える二人だが、 少しずつ秘密を抱えての同居生活は、意図しないまま いつしか奇妙に家族めいたものへと変化していく。 しかし、そんな生活も長くは続かない。 彼らは逃げるしかないのか?それとも・・・。 といった感じのお話。文章は軽め。 ミステリというか、クライム・ノベルというか、それとも 変形の家族小説というべきか。 ドタバタコメディとも言えるかも。 カテゴリはともかく、読んでいてドキドキハラハラしたし 所々ではしんみりとしたりほのぼのとさせられたり。 そんで最後には、ちくしょーやられたーってなって。 久しぶりに「一気読みしたー!」って気分になった。 すっきり爽快。 中心となる人物は5人(+“敵”)だけ。 シンプルな上に、それぞれのキャラ立ちが良く、 読んでいてすんなり馴染むことが出来た。 導入から、話がどこへ進むのかわかるような わからないようなまま、ひとまず登場人物たちを 追いかけているうちに気が付けばすっかり物語に 取り込まれてしまった。 後半のクライム・パートではもうジェットコースターに 乗せられたような気分で、ただただ、どうなってんの? って疑問符浮かべながら読んで、読んで、ひたすら読んで。 どんでん返しとは言うけれど、ひっくり返りひっくり返り している間に、もーどっちが表でどっちが裏やら・・・。 この作品の凄いところは、いろんな伏線がちゃんと 読者の頭の隅に引っかかっているところ。 ああ、なるほど。あ、そういえば。あーそうかそうか! みたいな調子で、ひっくり返されてもひっくり返されても 騙された感がないというか。 作中の解釈に照らせば、あやうく詐欺にあうところ だったけど、最終的にはマジックだったね、という。 終章ではきっちりすべてが収まるところに収まって。 見事なまでの収束っぷりに完敗(乾杯?)だ! 今までに読んだ道尾作品中、一番面白かった、というか好き。 珍しく“ちょっといい話”な小ネタもてんこ盛りだったし。 現代のお伽噺的な、希望のある結末が良かった。 過去はやり直せないし取り戻せないけど、 未来はどうとでもなるんだ。きっと。
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- ネタバレ
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2011/7/20 Amazonより届く。 2019/1/30〜2/5 2年ぶりの道尾作品。いつも意外な結末に驚かされる道尾作品だが、今回もやられたなぁ。後から見れば伏線だらけなのに。 Amazon prime videoで観られるので、映像作品も観てみよう。
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