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カラスの親指 の商品レビュー

4.1

1066件のお客様レビュー

  1. 5つ

    340

  2. 4つ

    419

  3. 3つ

    226

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    2

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2024/06/28

前にも読んだけどもう一度読んでみました。 どんでん返しには驚くし、最後には感動もある。続編や映画もあるみたいなので観てみたいです。

Posted byブクログ

2024/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の最後でわかるミステリーもの。鳥肌が止まりませんでした。 マジックと詐欺の違い。マジックは相手に騙されたと気付かせ、詐欺は気づかせないことを美徳とする。テツさんが、詐欺からマジックをしているこの状況が最高のハッピーエンドになっている。 てか、テツさんかっこよすぎてすごい。読者も詐欺られたのではなくマジックに引っかかったから、すっきりとした読み終わりを感じることができる。 道尾秀介面白いミステリー作家

Posted byブクログ

2024/06/13

罪を背負っている人は、無意識の内に常に身構えている。冷静になれば大した事でなくとも深刻に見えてしまう。「悪い事をすると地獄に堕ちる」と言うが、生きている間も常に後悔が尾を引いて、罪を償えるまでずっと地獄にいる感じなんだと思った。後悔を生む事、後悔を生む可能性がある事はしちゃダメだ...

罪を背負っている人は、無意識の内に常に身構えている。冷静になれば大した事でなくとも深刻に見えてしまう。「悪い事をすると地獄に堕ちる」と言うが、生きている間も常に後悔が尾を引いて、罪を償えるまでずっと地獄にいる感じなんだと思った。後悔を生む事、後悔を生む可能性がある事はしちゃダメだと思った。 物語は登場人物の設定が重いだけに緊張感を持って楽しめた。主人公が次に何をするのか、登場人物達の心情は、ワクワクしながら読めた。

Posted byブクログ

2024/06/09

道尾秀介さんの作品は初めて読みます。ネタバレしないように言うと「カラス」の「親指からの視点」な話でとても面白かった! 同僚の連帯保証人になったせいで債権回収業者から追われ、自身もその業者として働く中で子を持つ母を死なせてしまった事に負い目を感じる武沢。 世の中(の男)はこんなも...

道尾秀介さんの作品は初めて読みます。ネタバレしないように言うと「カラス」の「親指からの視点」な話でとても面白かった! 同僚の連帯保証人になったせいで債権回収業者から追われ、自身もその業者として働く中で子を持つ母を死なせてしまった事に負い目を感じる武沢。 世の中(の男)はこんなものだと嫌いながらも縋りたくなるまひろちゃん、やる気のなさと奔放さがあるやひろちゃん、木偶の坊感がある貫太郎、テツさん含め全員どこか欠けてる部分が人間らしい登場人物。 ぼんやり予想していたことが最後にどんでん返しで収束する流れが、救いのあるスッキリで長さを感じませんでした。 詐欺師が「人は人を信じないといけない(生きていけない)、それを利用する詐欺師は最悪だ」と自嘲するラストは印象深かったです。 本の内容にまったく関係ないけど、貫太郎がトイレを我慢してる時に『肛門筋を無言で叱り飛ばす』という表現は笑いました。

Posted byブクログ

2024/06/08

オーディブルにて。 一度映画で見たことあるはずなのに、すっかり忘れてたから初見同様に楽しめた(笑) キャラ立ちもしっかりしてて、しっかりどんでん返しと伏線回収があって、中弛みせず中盤も面白かった! 読後感もとてもよい。

Posted byブクログ

2024/06/08

最後の最後に、やられたー、ってなった作品。私は自分で気づかぬ内に、完全に作者の人の思い通りに読み進めたんだと気づき、悔しくなった(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

Posted byブクログ

2024/06/08

コナン・ドイルの「緋色の研究」からの引用、コインの「表が出ればぼくの勝ち、裏が出れば君の負け」 という一文から幕を開ける、家族を失った過去をもつ中年詐欺師らの共同生活と大計画の物語。 本作が道尾秀介さんの作品、初読でした。 最終章「CROW」を読み、カラスが誰で親指は誰かが明ら...

コナン・ドイルの「緋色の研究」からの引用、コインの「表が出ればぼくの勝ち、裏が出れば君の負け」 という一文から幕を開ける、家族を失った過去をもつ中年詐欺師らの共同生活と大計画の物語。 本作が道尾秀介さんの作品、初読でした。 最終章「CROW」を読み、カラスが誰で親指は誰かが明らかになったとき、まるでマジックショーを観たかのような錯覚に陥り、アレもコレも全て伏線だったのかと感嘆しました。 背景が暗いものの、個性的な面々の話は軽快で、 その共同生活や心意気には、本書が500P程度の 文量があるのを忘れるほどでした。 映画版や続編にも触れてみたいと思います。

Posted byブクログ

2024/06/06

登場人物たちが魅力的だし、話の設定、流れ、文体などの面で最後まで読みやすい。終盤の種明かしはほんとに鮮やかで思わず声が出てしまった。読んで良かったと思うし、また読み返してあの世界に戻りたいとも思わせる。人気がある作品というのも頷ける。

Posted byブクログ

2024/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても読みやすかった。最後のどんでん返しに驚かされたが、これは解説を読むことで作品だけでなく作者のミステリー感度の高さや作品への向き合い方がより伝わってくる。 ハラハラドキドキしながら初めは読んでいたが、まさかの結末に少しばかりホッとした。 至るところに伏線が散りばめられていて確かによく読んでいれば分かることなのに騙されてしまった。主人公と同じ目線で伏線が散りばめられたストーリーを楽しむことが出来るのも魅力的だと感じた。

Posted byブクログ

2024/05/27

ストーリー展開も早く、読みやすい。 好みとしてはもっと社会問題など暗い要素が多く含まれていた方が好きだが、普通に読みやすくて面白い本。

Posted byブクログ