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カラスの親指 の商品レビュー

4.1

1066件のお客様レビュー

  1. 5つ

    340

  2. 4つ

    419

  3. 3つ

    226

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    2

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2024/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小学生の頃、この著者の「向日葵の咲かない夏」を読んで、途中で気持ち悪くなって読むのをやめたという記憶がぼんやりとあり、それ以来どこか潜在的にこの著者の作品を避けていた。 26歳になって、この本を読んで驚いた。どんでん返しが最高に気持ちよかった。 心の成長した今なら、「向日葵の咲かない夏」も楽しめるはず、と思い購入した。

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2024/02/12

細かなエピソードなんかも悪くないけど、何だか腑に落ちないモヤモヤ感が残る読了感でした。 所々にあるユーモアな描写も若い時読んだらハマって爆笑したかもだけど、、歳とったのかなぁ。。 メインキャラ達の一体感は良かったし、微笑ましい。

Posted byブクログ

2024/02/09

物語の構成がとても上手いなと読んでて感じました。話のテンポも良く、スッと頭に入ってくるので、読みやすかったです。また、終盤の緊張感も心地よいもので、いろんな人が面白いって言ってる理由がわかりました。

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2024/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不遇な人生を歩んで来た人たちがヤクザに立ち向かっていく話、ハラハラドキドキ、かと思いきやのラストが心温まるし、本当にすべて解決しているところにまとめ方の上手さを強く感じた。

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2024/01/27

とにかく登場人物のキャラが最高で、道尾秀介さんが「また会いたくなった」と思い続編を書いた理由も納得。 そんな魅力的なキャラ同士のコミカルなやりとりもクスッと笑えて楽しいし、何より道尾秀介さんらしい大仕掛けもお見事としか言いようが無いです! 続編読むのが楽しみ!

Posted byブクログ

2024/01/22

 名作。再読したいと思った。  2冊目の道尾秀介。 ミステリー特有の不気味な描写が少なく、読みやすい物語だった。 彼の新たな世界観に浸ることができた。  コミカルであり、スリリング。何度も騙される。本当に面白い。物語にのめり込み、驚くほどページをめくる手が止まらなかった。胸を...

 名作。再読したいと思った。  2冊目の道尾秀介。 ミステリー特有の不気味な描写が少なく、読みやすい物語だった。 彼の新たな世界観に浸ることができた。  コミカルであり、スリリング。何度も騙される。本当に面白い。物語にのめり込み、驚くほどページをめくる手が止まらなかった。胸を打つ家族愛も織り込まれていた。登場人物達の伏線回収が巧みで感動につつまれる。   他人の罪はよく見える。でも、自分の罪は、背中にしょってるもんだから見えないんです。そんな生活を続けていると、自分で自分を追い込んで、いつかは一人で干からびる。  きっと、まだ間に合う。 二つの対照的なメッセージが胸に刺さった。

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2024/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(講談社文庫) ど派手なペテン、仕掛けてやろうぜ!! 「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、道尾秀介の大人気作品がついに文庫化! ---- 武沢竹夫 愛称はタケ。物語開始時点で既に7年も詐欺を続けている。 入川鉄巳 愛称はテツ。イルカのような口が特徴。タケとともに詐欺をしている。 河合まひろ セミロングの茶色い髪を持つ18歳。スリで生活費を稼いでいる。 河合やひろ まひろの姉。仕事はせず、まひろのスリの金で生活している。 石屋貫太郎 やひろと付き合っている。前の仕事が失敗したため、まひろとやひろの家に居候している。 トサカ 雄の仔猫。額の一部がトサカのようになっていたため付けられた。 ---- 読んでる最中もうまく行きすぎてると思ってたけど、まさかこんなウラがあったとは! テツさんすごい。頭いい。やばい。 でもテツさんの作戦こそうまく行きすぎだな笑 面白かったー。

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2024/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ2作目が出てるという事で、復習のため12年振りに再読。 うっすら内容を覚えていた為、伏線を見つけながら読むのが面白かった。 テツさん死んじゃうのは忘れてた。 カラス、サギ、サクラ、全部2つの意味を持ってて、いい仕事してる。

Posted byブクログ

2024/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これも、向日葵の咲かない夏と合わせて、読み返したくなる作品群でよく名前が挙がっているんだけどなかなか読めずにいたのやっと読んだ。 道尾作品はラットマンだけかな?(冒頭がすっっごく良くて引き込まれたことだけ覚えている) ラットマンが私にはあまり合わなかったんだけど、こちらはテンポも良くて、バラバラな事情抱えるみんなが集まった生活の距離感も良くて、わざとらしくなくて、心地よかった。 確かに、ボスのヒグチがあっさり解放すると言った時、拍子抜けした。兄の遺言なら普通は逆では?って。去り際に、最大の秘密をバラすという置き土産はあったものの、それだけ?ほんとに?って感じで逆になんか怖かった。 騙されてたってことなんだろうなー。 コンフィデンスマンJPや映画とかで、詐欺師がじっくり腰据えて何年も前から仕込んで準備するのはみたことがある、それも面白かったんだけど、全てが明らかになってみると心地よかった生活もある意味茶番で、結果オーライっちゃーオーライだけれどちょっぴり虚しくなった。新しい出発させるのが目的だったんだから、いいのか… バラさないで終わったから、テツさん完璧な「詐欺」だったよね「マジック」ではなく。お父さんがすぐそばにいたのに、死に際も知らないままで少し哀しい。

Posted byブクログ

2024/01/01

伏線が色々、一気に読みたくなりました。 若干、ドタバタ感が強く読んでいて振り回されたような、、、 映画の脚本としては面白いはず。 読んでから(映画を)観る、、が楽しいか?

Posted byブクログ