現代語訳 福翁自伝 の商品レビュー
福澤諭吉という人物の歩んできた道、またその過程で培われてきた価値観など、ダイナミックに感じ学べる本だと思いました。 また、時間を空けて読んでみたいと思います。
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福沢諭吉の自伝。学問のすすめがなんとなく硬い印象を持っている人はぜひ読んでほしい。 日本の一万円札の人だから、ではなく単に面白い伝記として読んでほしい。もちろん偉人なので人生の教訓にもなる部分もあるが、天の上の人ではなく、同じ人間として捉えることができるようになると思う。 福...
福沢諭吉の自伝。学問のすすめがなんとなく硬い印象を持っている人はぜひ読んでほしい。 日本の一万円札の人だから、ではなく単に面白い伝記として読んでほしい。もちろん偉人なので人生の教訓にもなる部分もあるが、天の上の人ではなく、同じ人間として捉えることができるようになると思う。 福沢諭吉のファンになること間違いなしの一冊。
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最後までとても面白く読めた。 福沢諭吉という人がどんな人物だったのか、けっこう理解できたのではないかと思う。本人が書いたものだから、うそではなく真実が書かれたものと思う。彼がいかに自由に自分に正直に生きて、物事を成し遂げてきたか、かなり理解できたのではないかと思う。「学問のすすめ...
最後までとても面白く読めた。 福沢諭吉という人がどんな人物だったのか、けっこう理解できたのではないかと思う。本人が書いたものだから、うそではなく真実が書かれたものと思う。彼がいかに自由に自分に正直に生きて、物事を成し遂げてきたか、かなり理解できたのではないかと思う。「学問のすすめ」も機会があれば読んでみたいと思う。
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普段はあまり自伝は読まないが、 機会があって手に取った1冊。 福沢諭吉はもちろん知っていましたが、 その一生をこうして読むことができて、 大変勉強になりました。 自分の願いを叶えるために人脈を大切にし、 そして何事にも臆せず飛び込んでいく。 またこうと決めたらひたむきに努力し...
普段はあまり自伝は読まないが、 機会があって手に取った1冊。 福沢諭吉はもちろん知っていましたが、 その一生をこうして読むことができて、 大変勉強になりました。 自分の願いを叶えるために人脈を大切にし、 そして何事にも臆せず飛び込んでいく。 またこうと決めたらひたむきに努力して、 たとえダメになってしまってもまた新たな一歩を踏み出す。 今の社会にも通じる多くの教訓を学びました。
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福沢の破天荒な生き方に意外性を覚えた。近代日本の学問の始祖でありながら、真面目一徹ではなく、多くの友人と遊び、楽しく暮らしていた。彼の豪胆さや心の広さは見習いたい。
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学問のすすめとセットで読むべしとあったので併読した福沢諭吉の自伝。なるほど、このような若干天邪鬼のようでいたずら好き、酒飲み、意見については頑固な性分だけど、人には等しく接し、バカをするが間違った大ごとはせず、血が怖く、という親しみやすさ。この性格でアメリカ、欧州に渡って見聞きし...
学問のすすめとセットで読むべしとあったので併読した福沢諭吉の自伝。なるほど、このような若干天邪鬼のようでいたずら好き、酒飲み、意見については頑固な性分だけど、人には等しく接し、バカをするが間違った大ごとはせず、血が怖く、という親しみやすさ。この性格でアメリカ、欧州に渡って見聞きしたことをもとに自由な社会を目指す(渡る前から思っていたが)というのも納得。政治の下戸であり士官せず、日本を窮屈な人間世界と考えて自分を信じて行動に移すこと、そこに原点があるんだと知った。「西洋事情」も気になった。 256冊目読了。
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「学問のすすめ」、そして一万円札の顔として知らない人はいないであろう福澤諭吉。その自伝がおもしろいと良く聞くので本書を読んでみた。 まず第一に、福澤諭吉のイメージががらっと変わった。聖人君主のような人柄、人生を想像していたが、とんでもない。驚くほど人間くさい。基本斜に構えて、どこ...
「学問のすすめ」、そして一万円札の顔として知らない人はいないであろう福澤諭吉。その自伝がおもしろいと良く聞くので本書を読んでみた。 まず第一に、福澤諭吉のイメージががらっと変わった。聖人君主のような人柄、人生を想像していたが、とんでもない。驚くほど人間くさい。基本斜に構えて、どこか人をバカにするような見ていて、飄々としてどこか冷めている。間の抜けた所もあるしやんちゃな部分も見て取れる。近くにいたら友達にでもなれるんじゃないかと思ったり。 では福澤諭吉の何がすごいか。本人が「喜怒色に顕わさず」という言葉を大事にしていると述べていたが、どんな時でもブレない。自分の信念、軸が一本スッと通っている。 借金は決してしない、愚痴は言わない、なにか大変なことが起こってもそれを不自由と思わない…等、基本他責で物事を考えず、常に自責で物事を考える。 また、福澤諭吉は中津の国の下士の身分の出であった。そういった生い立ちもあり、誰に対しても平等にフラットに向き合う。そして人によって態度を変えたりということはなかった。 当時で言えば変わった人間だったのかもしれないが、結果的には大成して今やお札の顔となっている。 幕末という混沌とした時代を、自分の信念をもって飄々と駆け抜けた福澤諭吉を純粋に素晴らしいと思った。今の時代を生きる人たちにも、福沢諭吉の生き方は刺さる部分があるのではないだろうか。
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とても面白く一気に読めた。福沢諭吉の封建的な考えに囚われることなく、自由奔放・清廉潔白に育った性格と、東洋学問ではなく、数理・事実に基づく西洋学問の将来性を見抜く先見性という、福沢諭吉の卓越した個人的資質に思わず目がいきがちだが、その自由な発想を理解し後押しした母・お順、そして規...
とても面白く一気に読めた。福沢諭吉の封建的な考えに囚われることなく、自由奔放・清廉潔白に育った性格と、東洋学問ではなく、数理・事実に基づく西洋学問の将来性を見抜く先見性という、福沢諭吉の卓越した個人的資質に思わず目がいきがちだが、その自由な発想を理解し後押しした母・お順、そして規律と自由が調和した校風の中、鍛錬・勉学の場を与えた緒方塾長の存在は非常に重要だったのだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
■ひとことで言うと? 慣習に囚われず、自分の信じたことを全力で成した人物 ■キーポイント ・自立自活 - 自分のことは自分でする - 極力人に頼らない生き方をする ・血に交わって赤くならない - 自分の「軸」を持つ ・手段を選ばない - やりたいことはいかなる手段を用いても成し遂げる ・「およそ人の志は、その身の成り行き次第によって大きくもなりまた小さくもなるもので、子供のときに何を言おうと何を行おうと、その言行が必ずしも生涯の保証になるものではない。ただ先天の遺伝、現在の教育に従って、根気よく努めて迷いのない者が勝ちを占めることでしょう。」
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2011年出版。齋藤孝さん、現代語訳。慶應義塾大学の創始者、お札の肖像画、歴史の教科書にも登場する認知度の高い有名人。しかしながら、どんな少年時代青年時代を送られたのか、ほとんどと言っていいほど知りませんでした。早稲田大学の創始者である大隈重信さんとは対局的で、終生在野を通された...
2011年出版。齋藤孝さん、現代語訳。慶應義塾大学の創始者、お札の肖像画、歴史の教科書にも登場する認知度の高い有名人。しかしながら、どんな少年時代青年時代を送られたのか、ほとんどと言っていいほど知りませんでした。早稲田大学の創始者である大隈重信さんとは対局的で、終生在野を通された方。内容は、自伝にありがちな都合のいいことばかり書き並べるのではなく、大酒飲みで素行の悪いことも書かれており、とても近しい存在に思えました。しかし筋の通った方であることは、よく知ることができました。私が大阪に住んでいた頃、淀屋橋にあった適塾跡を訪ねたことがあります。なんだか幕末の時代に勉学に励んだ若者たちの息遣いを感じた印象が残っています。蛇足ではありますが、自伝中に、手塚治虫さんの曾祖父が登場されるのが興味深かったです。
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