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現代語訳 福翁自伝 の商品レビュー

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56件のお客様レビュー

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2021/11/10

タイトル通り福沢諭吉の自伝である。その自伝を著者が抄訳したものであり全編ではない。福沢諭吉とはどんな人物でどのような生涯を辿ったのかが分かるようになっている。自己啓発書というよりは、読み物として読むべき。

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2021/08/24

まず福澤氏がひたすら酒好きというのに驚いた。アメリカに初めて渡ったときの、日本人のはしゃぎっぷりも読んでいて笑える。福澤氏といえば「学問のすゝめ」だが、そこでは語られなかった福澤氏の人となりを見ることができた。

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2021/04/28

今まで自分は福沢諭吉のことを慶應義塾を建てた人間だということしか知らなかったが、この本で福沢がどんな人物で何に興味を持っているかという人物像を知ることができて面白かった。 個人的には学問のすすめより面白かった。 他の作品も読んでみたい。

Posted byブクログ

2020/12/27

慶應義塾の創設者 福沢諭吉の自伝 現代語訳版 中津藩、今の福岡県ぐらいの下級武士出身で封建制度の時代に一生をそこで終わる人生に嫌気が差し、二十歳で蘭学を志して長崎へ出る。その後、大阪で蘭学を学び続け、江戸に出て蘭学塾を開く。渡米、渡欧し見聞を広げる。 行き当たりばったりだが、...

慶應義塾の創設者 福沢諭吉の自伝 現代語訳版 中津藩、今の福岡県ぐらいの下級武士出身で封建制度の時代に一生をそこで終わる人生に嫌気が差し、二十歳で蘭学を志して長崎へ出る。その後、大阪で蘭学を学び続け、江戸に出て蘭学塾を開く。渡米、渡欧し見聞を広げる。 行き当たりばったりだが、芯の通った人生 全く知らなかった 現代語訳版だったのでとても読みやすかった ありがたい

Posted byブクログ

2020/11/26

福澤諭吉が還暦を超えた頃に人生をざっくばらんに振り返った本。全体の20%は酒の話。 特に中盤で禁酒を誓った福澤が、友人に「キツい我慢はよくない」と唆され煙草を吸い始めた挙句に禁酒にも失敗し、ただの大酒飲み&ヘビースモーカーに成り下がった話は涙なしには読めなかった。 気...

福澤諭吉が還暦を超えた頃に人生をざっくばらんに振り返った本。全体の20%は酒の話。 特に中盤で禁酒を誓った福澤が、友人に「キツい我慢はよくない」と唆され煙草を吸い始めた挙句に禁酒にも失敗し、ただの大酒飲み&ヘビースモーカーに成り下がった話は涙なしには読めなかった。 気難しそうな顔からは想像し難い、破天荒な人物像。しかし、男子高校生のような言動ばかり。 友人に「鯛だ」と言って河豚を食わせ、「お前は河豚を食った、もうすぐ死ぬ」とビビらせ横で爆笑してたり、神社の御神体をその辺の石ころにすり替え、それを知らず人が拝んでるのを見て爆笑してたり。 しかし勉強に対する熱意も凄まじい。 昼夜問わず蘭学書を読み続け、たまには枕で寝るかと思ったら、実は枕で寝たことがそもそもなく持っていない、と気づく程度に。 読んでいく中で、その継続する熱意には驚かされたが、現代での「勉強」とはかなり色が違うなと思うようになった。福澤がハマっていた幕末〜明治初期の『勉強』は、今まで日本で閉じた世界しか知らなかったところに降ってきた未知のものである。 これは今で言う『勉強』とは全く違い、掘れば掘るほど、進めば進むほど必ず知らないものが出てくるという、もはや『冒険』のようなもので、そりゃハマるわと思った。 今の「勉強」は全世界が可視化され、そこを生きていくための教養がベースなので、どんなに勉強しても「他の人も知っていること」の範疇を出ない。なのでワクワクしない。 大学研究以降の「他の人が知らないこと」に到達するまでがあまりに遠すぎて、現代に福澤のような人間を量産するのは難しい。 あと面白かったのは、欧米旅行に行った時にそこで見る科学知識の大半は既に書物で知ってきたので、もっぱら興味は社会構造や法律の理念などだったという話。こればかりは現地でないと分からない、ということが分かったのが収穫と述べているけど、まさにその通りだなと思う。 1冊を通して「知らない世界を知る、見る」ということは強烈な原動力になるんだなと思いつつ、今の世界で自分が見いだせる知らない世界はやはり人の中なんだろうなと思ったり。 現代語訳もかなりフランクな口語でされており、ざっくり読めて面白い本だった。

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2020/08/06

福翁自伝読了。 現代語訳の学問のすゝめに続き本作も斎藤先生による現代語訳で読みました。 斎藤先生の現代語訳はとても読みやすく抵抗感なく読み進められました。 恥ずかしながら福沢諭吉さんのことを詳しく知らずにここまで生きてきましたが、この本を読んでイメージがガラリと変わりました。 も...

福翁自伝読了。 現代語訳の学問のすゝめに続き本作も斎藤先生による現代語訳で読みました。 斎藤先生の現代語訳はとても読みやすく抵抗感なく読み進められました。 恥ずかしながら福沢諭吉さんのことを詳しく知らずにここまで生きてきましたが、この本を読んでイメージがガラリと変わりました。 もちろん現代日本へも多大な影響を与えた偉人の一人でもありますが、何も隙がない訳ではないことがこの本で分かりました。 お酒がやめられなかったり、人をからかって騙したりすることがあったりしていて全くイメージになったので驚きました。 自身が臆病者であるエピソードの箇所は思わず笑ってしまうようなユーモアもありそういうことを考えるとある意味隙がないのかなと感じました。 この本を通して感じたのは、福沢さんは自分の身に起こることを誰のせいにすることなく良いことも悪いことも全部自分が引き起こしたことと捉えている点に自立するとはこういうことなのだと思わされました。 今後の人生において何回も読むことになりそうな作品でした。

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2021/06/30

一万円、学門のすすめ(未読)、脱亜論(未読)というイメージしかなかったので、お堅い真面目な人だったのだろうな、と勝手に思っていましたが、全然違いました笑。持ち前の行動力と茶目っ気で、面白い人生を歩んだ人なんだ、と印象がガラッと変わりました。周りに結構悪質なドッキリを仕掛けたり、自...

一万円、学門のすすめ(未読)、脱亜論(未読)というイメージしかなかったので、お堅い真面目な人だったのだろうな、と勝手に思っていましたが、全然違いました笑。持ち前の行動力と茶目っ気で、面白い人生を歩んだ人なんだ、と印象がガラッと変わりました。周りに結構悪質なドッキリを仕掛けたり、自分の物腰で相手の態度かどう変わるかというような社会実験もしてて今のYouTuberみたい笑。 不思議なのが、福沢諭吉を主にしたドラマとか映画って他の幕末~明治の有名どころの人物に比べて、少ないですよね。何でだろう?アメリカやヨーロッパ渡航もしてるし、大河とかにしたら面白そうだけどな。 それはさておき、他の著書も読んでみようと思いました。 ~追記~ ドラマ映画化がほぼ見られないのは、脱亜論を書いた人物でもあるので、中韓に配慮してのこと、とある人に言われ納得した。

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2020/05/19

齊藤先生による現代語訳でとても読み易いです。 福沢諭吉と言うと堅いイメージがあるかもしませんが、本書を読むとそのイメージが変わります。 破天荒だけど悪戯好き。ですが論理的で思考や価値観、生活態度1つとっても時代を先取りしていたことが判ります。 悪戯等のエピソードは笑えますが、学問...

齊藤先生による現代語訳でとても読み易いです。 福沢諭吉と言うと堅いイメージがあるかもしませんが、本書を読むとそのイメージが変わります。 破天荒だけど悪戯好き。ですが論理的で思考や価値観、生活態度1つとっても時代を先取りしていたことが判ります。 悪戯等のエピソードは笑えますが、学問に対しては妥協を許さず取り組んだからこそ、幾度の海外進出や塾の開校、名著の執筆等、歴史に名を残しお札の顔になれたのかもしれません。 日本を西洋に劣らぬ国にしなければならないという考えの下、政府に肩入れをし所属するのではなく、庶民の立場から文明開花のために尽力した福沢諭吉の人生が綴られています。 読み易さ重視の為、原書からは割愛した内容もあるとのことですが、福沢諭吉を手軽に知る事ができ、勉強にもなると思います。 また、この書と併せて現代語訳版の学問のすすめを読んでみるとより一層理解が深まり良いかもしれません。

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2020/01/07

齋藤孝氏による現代語訳版です。 齋藤氏自身も、この本は座右の書に挙げており、非常に 頻繁に彼の著作の中でも紹介されています。 福沢諭吉氏が死の3年前に発表したこの自伝は、「学問 のすすめ」にも通じる、今こそ日本人がもう一度見直す べき気骨に満ちあふれています。 日本人必読の一...

齋藤孝氏による現代語訳版です。 齋藤氏自身も、この本は座右の書に挙げており、非常に 頻繁に彼の著作の中でも紹介されています。 福沢諭吉氏が死の3年前に発表したこの自伝は、「学問 のすすめ」にも通じる、今こそ日本人がもう一度見直す べき気骨に満ちあふれています。 日本人必読の一冊です。

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2019/09/22

福沢諭吉の自伝。 口語体で書かれていて、あまり飾らない性格らしく、子供の頃から酒を飲んだ、だとかどうかな、と思うようなことも書いてある。読み始めた頃は、開き直ってる!と思ったが、だんだんこのおじいのすまし顔の描写も好きになってくる。 特にアメリカに行ったりするようになってから面白...

福沢諭吉の自伝。 口語体で書かれていて、あまり飾らない性格らしく、子供の頃から酒を飲んだ、だとかどうかな、と思うようなことも書いてある。読み始めた頃は、開き直ってる!と思ったが、だんだんこのおじいのすまし顔の描写も好きになってくる。 特にアメリカに行ったりするようになってから面白かった。咸臨丸では、小料理屋で盗んできたお椀が宝物だったエピソードが好き。 なんだか福沢諭吉の孫になって、昔話を聞いているような気分になる本だった。

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