1,800円以上の注文で送料無料

現代語訳 福翁自伝 の商品レビュー

4

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2018/10/31

現代語訳なので、とても読みやすい。若くして長崎、大阪で学んだことが礎になったことがわかるが、理解力が高く、勉強熱心であったことが伝わってくる。さらに、横浜に行ってオランダ語が通じないことを知って英語を学び始めたり、自らアメリカ渡航を志願したり、ウェブストル辞書を買ってくるといった...

現代語訳なので、とても読みやすい。若くして長崎、大阪で学んだことが礎になったことがわかるが、理解力が高く、勉強熱心であったことが伝わってくる。さらに、横浜に行ってオランダ語が通じないことを知って英語を学び始めたり、自らアメリカ渡航を志願したり、ウェブストル辞書を買ってくるといった積極的な行動が、その後の活躍につながったのだろうと想像できる。 1854年、21歳の時、窮屈な中津を出ることを目的に、兄の共で長崎に行き、蘭学を学び始める。翌年、中津に返す計略を受けて江戸を目指すが、大阪の兄の助言で緒方の下で学び始める。23歳の時に兄が死亡したため家を継いだが、母親の許しを得て大阪に戻る。1858年、25歳で江戸の蘭学塾に呼ばれる。翌年、開港した横浜を見物に行き、オランダ語が役に立たないことを知って英語を学び始める。 1860年、27歳で咸臨丸への乗船を志願してアメリカへ渡航する。帰国後、幕府の外国方に雇われて英語力を磨き、英語と中国語の大役単語短文集「華英通語」を出版した。1862年、29歳の時、幕府から遣欧使節を命じられてヨーロッパを巡遊する。 33歳で「西洋事情」、39歳で「学問のすすめ」、42歳で「文明論之概略」を発表。49歳で時事新報を創刊。65歳で「福翁自伝」脱稿後、脳溢血を起こし、明治34年、68歳で死去。

Posted byブクログ

2015/04/08

福澤諭吉がこんなに酒飲みで、色々悪い事をしてたのを初めて知れた本。「学問のすすめ」とは全然色が違い、小説のように読める本。

Posted byブクログ

2014/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 『学問のすすめ』『文明論之概略』などを著し、慶應義塾の創設にも力を尽くした近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉。 その自伝のエッセンスが詰まった箇所を選出し現代語訳。 激動の時代を痛快に、さわやかに生きた著者の破天荒なエピソードが収められた本書は、近代日本が生み出した最良の読み物のひとつであり、現代日本人が生きる上で最高のヒントを与えてくれるだろう。 [ 目次 ] 幼少時代 長崎遊学 大阪修業 緒方の塾風 大阪から江戸へ 初めてアメリカに渡る ヨーロッパ各国に行く 明治維新のころ 暗殺の心配と様々な試み 金銭について 品行と家庭、そして老後 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted byブクログ

2013/09/21

面白い。斉藤孝の現代語訳もリズムがあり、引き込まれるように読める。思わず笑ってしまうようなエピソードにも溢れ、最後まで飽きがこない。時代の先駆者であった福澤諭吉とはどのような人だったのか。これを読めばよくわかる。

Posted byブクログ

2013/08/26

文句なしに面白い。福沢諭吉の印象ががらりと変わった。こんなにも破天荒で,大酒のみで,悪戯好きだとは考えても見なかった。それでいて,勉強に対しての打ち込みようには脱帽した。

Posted byブクログ

2013/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

福沢諭吉の人柄が、思った以上にファンキーで親近感が湧いた。 歴史に残る偉人も、「普通の人」であった時期があることを改めて知る。というか酒飲み過ぎw 今の時代は明治維新に似ているといわれるが、同世代からこんな気概のある男子がボコボコ出てきたらいいなー。 てか自分がなればいいのか。 齋藤孝さんの絶妙な現代語訳がさすが。

Posted byブクログ

2013/05/12

エピソード ・稲荷神社の石を取り替える →神様ありがたいことはない ・上士、下士の区別を軽蔑 →空威張りは見苦しい ・人を騙して河豚を食わせる ・遊女のニセ手紙を書く ・子供の頃から大酒飲み ・枕がない→昼夜問わず机で勉強 ・目的なしの苦学 ・政府には仕えない ・日本で初めて授業...

エピソード ・稲荷神社の石を取り替える →神様ありがたいことはない ・上士、下士の区別を軽蔑 →空威張りは見苦しい ・人を騙して河豚を食わせる ・遊女のニセ手紙を書く ・子供の頃から大酒飲み ・枕がない→昼夜問わず机で勉強 ・目的なしの苦学 ・政府には仕えない ・日本で初めて授業料をとる ・暗殺されかけた スタイル ・怒らない、議論しない ・借金はしない ・自分は政治の下戸 ・卑怯な真似は絶対できない ・血を見るのは大嫌い ・血に交わって赤くならない ・教育の方針は数理と独立 ・あえて新しいことをする アメリカ ・女尊男卑の風俗に驚く ・科学はわかるが、社会がわからない ・ワシントンの子孫が無名⇄徳川世襲制と違い ・英辞書を初輸入

Posted byブクログ

2013/05/01

人間味溢れる描写で、福沢諭吉という人を身近な存在に感じることができた。日本人の考え方を書物で方向付けただけではなく、その背景までも自ら書物で残していることに、「完遂した人」だと感じた。咸臨丸以降は一気に読んでしまった。

Posted byブクログ

2013/04/21

斎藤孝先生の訳による福翁自伝。 内容はまさに自伝の現代語訳。 これまでに福沢諭吉氏関連の本を読んだが、順序が違ったのかおもしろさは薄かった。 ただ、表現はおもしろく、福沢氏の言動には彼の軸があり、弱さも認めている点が尊敬できるところ。 もっと福沢諭吉について学びたいと決意した...

斎藤孝先生の訳による福翁自伝。 内容はまさに自伝の現代語訳。 これまでに福沢諭吉氏関連の本を読んだが、順序が違ったのかおもしろさは薄かった。 ただ、表現はおもしろく、福沢氏の言動には彼の軸があり、弱さも認めている点が尊敬できるところ。 もっと福沢諭吉について学びたいと決意した。

Posted byブクログ

2013/03/17

福沢諭吉の自伝です. 現代語訳されているので読みやすく,また,その訳もすごく上手で,すらすらと読めます. 内容はとても面白く,一気に読めてしまいました. 福沢諭吉のイメージがガラッと変わりました.

Posted byブクログ